ポインセチア

凛子

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 今年のイヴもひとりだ。

 待てる自信はなかったけれど、気付けば三年の月日が流れていた。

 今年はまだ凌雅からのメールは届いていない。
 約束の期限はもう過ぎている。
 約束などしてはいないけれど……

 薄く切ったシュトーレンを皿に乗せたところで、インターホンが鳴った。

 まさかね……
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