なんで夜だけ鬼畜ですか

うに

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好きだろ?

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幼なじみは既にケダモノへと変わり、ゆっくり体重を掛け直すと、目線を合わせたままに露出した胸をベロリと舐めた。

甘い息を漏らしたことが恥ずかしくて、段々と頬が熱くなる。
その様を見つめられながら、ゆっくりと舌先で色のついている場所をなぞられて、尖っていく先端を気紛れに刺激される。

「…っ、シュ…はぅ、ねぇっこっち、んんっ」

見ないで、と言う事も許されずに口を開く度刺激され、とうとう口を引き結んで顔を背けるミヤに、楽しそうな声が降って来る。

「恥ずかしい?」

指摘されるとさらに恥ずかしい。分かって言っているのだろうか。

「うるさ、っ…。み、見ないでよシューっもう嫌い!あっち向いてよ!それかずうっと目を瞑ってて!!」

「えぇ?好きだろ?」と訳の分からない事を言いながら、近くの引き出しを開けて白いもの取り出すと、馴れた手つきでミヤの目を覆い隠す。

「…え…これ、なに、包帯?」

「そうだね。」

当たり前のように答えながら、乱れた髪を優しく整えられる。

(私が目隠しするの??)

この男はやはりどこかズレている。

「あの、これは貴方が付けるべきじゃ…」

「えっ、俺は嫌だよ。ミヤってそんな趣味があるの?」

と完全に自分の所業を棚に上げて、蔑んだ様な声で言うので。「趣味があるのは貴方じゃないの?」と目一杯蔑み返す。

「…無くはないね。」

真面目な声で返されてしまう。

言葉を失っていると、つぅっと首筋を撫でられる。
見えない分だけ感覚に集中してしまい、ゾクリとする。
擽る様に胸やおへそを辿ると、二つの手がスカートの中に侵入してくる。

何をされるか分からない不安から、マシューが居るであろう場所へ伸ばした手はそっと掴まれて、
フニっとしたものが甲に当たる。そのまま下へと導かれる。

カチャ、と音がした後に指の先に当たるのは、小さくて薄い、金属の様なもの。
それが何か分からなくてうろうろと手で探ってみると、「ぅゎ…っ」と小さな声が漏れる。
指先を連れ戻され小さな金属にもう一度触らせると

「それ掴んで。そう、下に下ろして…」

と指示される。
ジー、という音とともに布擦れの音がして、自分に跨っていた男が身動ぐ気配がした。

自分が何をさせられたのか、今になって分かってしまう。

薄く開いた目で白い視界の向こう側、服を脱いでいるであろうシューの姿を想像してドキリとする。
サラリとした肌の、縦に割れた腹筋に繋がる、その下…

「なに、想像しちゃった?」

きっと意地の悪い顔をしているのだろう。
グイッと脚を持ち上げられると内腿をヌルっとしたものが這い、軽く歯を立てられながら腰を撫でたかと思うと、徐に下着を引き抜かれる。

「やっ…!やだ、返して、見ないで!」

「大丈夫、見てないよ。」

声に笑みを含んでいるのが気になるが、目を隠されたミヤに確認する術はない。
取り返そうと彷徨わせる手には見事に何も当たらない。
仕方なしにギュッとスカートを上から押さえ、内腿に力を込めても、マシューの片膝を挟み込んだだけで終わってしまう。

スカートを押さえた手をよしよしと撫でると、その片方を掴んで優しく引かれる。
掌に、熱い肌が触れた。

硬くそそり勃つそれに掌を沿わせ、形を分からせる様にゆっくりとなぞらせる。
逃げようとする手を掴む力が強まる。

もう一方の手はミヤの強張った内腿を擽りながら、無防備なその奥へと進んでいた。
上からスカートごと押さえ付けている手を掻い潜って、
まだ触れられた事のない場所に、ちょん、と指先を付ける。

「ーっ!!」

それだけでビクっと腰が跳ねてしまう。
触れた場所が濡れていることを思い知らせる様にぬるっと割れ目を撫でられ、指の腹が浅く割り入って来る。
腰が逃げているのも構わずに、長い指をゆるゆると上下に擦り付けてくる。

それを繰り返されるうちに何だかもどかしくなってきて、自然と腰が動いてしまう。
楽しんでいる気配がする。

そうしている間にも掴まれた手は勝手に上下に動かされて、彼は彼で甘い吐息を吐いていた。

(これって…私の手が気持ちいい、のよね…?)

いつも一方的に乱されているミヤは、ふと目隠しの向こう側、自分の手で息を乱す彼が、どんな顔をしているのかが気になって。
そっと、巻かれた包帯を解いてみる。

息を乱しながら色気を垂れ流している男の、淡い瞳と目が合った。

「…俺の感じてる顔が見たいの?」

囁く様に言うと、入り口を撫でていただけの指はその少し上の、敏感な場所へと狙いを定め、濡れた指先でクリクリと細かく刺激する。
その直接的すぎる刺激に、逃げ出したい様な、ずっと続けて欲しい様な妙な感覚が身体を駆け巡り、勝手に腰が跳ねる。

「っは、ココ気持ち良いなぁミヤ。分かるよ?こーゆー顔が見たくなる気持ち」

たかが指一本で与えられる快感に、身を捩りながら喘いでいる幼なじみを心ゆくまで堪能すると、その柔らかい肉を指で押し開き、
つぷ、っと中に指を滑り込ませる。

「……は…ッあ、あっ、や、…あッ」

異物感と、それが気持ち良いと感じている事にミヤは戸惑う。
いつも綺麗に整えられているはずの細く長い指が、今はとても太くて節のある物に感じる。

「あー…、ナカあったか…」なんて呟きながらゆっくりとその手を動かし、指の先で敏感な場所を一緒に擦られるものだから、もうミヤはたまらず喘ぎ続けるしかなかった。

掴まれた手で触らされている彼の下半身が、熱く脈打っていく。
先の方がぬるりと濡れて、包み込んだその手の動きと、自分の内側にある指の動きが重なり、お腹の中がキュウと疼く。

長い指を付け根まで咥え込み、奥で動かされながら指先で花芯を嬲るその器用な動きに、ミヤの頭の中は真っ白になり、
助けを求める様に名前を呼びながら背中を大きく反らした。


荒い息のままにすぐには戻らない思考でぼぅっとしていると、不穏な声が聞こえてくる。

「…絶対に寝かさねぇからな。」
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