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押し倒されてから、何も言葉を発するこ暇なく口付けをされる。いつもなら何だかふわふわしたりゾクゾクしたりという感情が体中に走るのに、今はそんな気持ちになる時間や楽しささえ与えられない。ただ部屋に、唇が離れる間に二人の吐息や喘ぎが漏れて、そしてひたすらに何も考えられなくなるほど私達は夢中になって唇を重ね続けていた。
「っは、はーっ…、」
何回口付けをされたか分からなくなった頃、ようやく唇が離れる。その時やっとまともに息ができた気がして、
私は荒くなった呼吸を整える。だが私に休む暇は与えないというように、レシュノルティアは私の首筋に何度もキスをしてくる。それも優しくではなく、明らかに痕がつくように。本当なら、痕は付けないでと抵抗したいのに、限界まで火照った身体と上がった心拍数のせいで頭がぼーっとして動かない。だからレシュノルティアが何を言っているのかも、今何をされているのかもよく分からないで、私はされるがままだった。
「ジェン?」
「……。」
「もう聞こえてないのか、残念だな。」
「…え?ぁ、ひっ!?」
呆けた顔をしていると肩に少し強く噛みつかれて、意識を無理矢理引き戻される。じんじんと痛み出す肩に、目に少しだけ涙が溜まる。何が起きたか半分分からず目をぱちくりしていると、目から溢れかけている涙を舐められた。
「ぼーっとするとはいい度胸だな、まだ終わっていないのに。」
「レイ、痛い…。」
痛みを訴えると、それにレシュノルティアは何だか面白いというように笑った。そして先程嚙みついた箇所を優しく、愛おしいものに触れる様に触れて、なぞる。その少しの優しさに、痛みは少しだけ消えた気がした。
「…しっかり痕がついたな。」
「だ、だめ!痕はもつけないで下さい、やだ…。」
「ひどいことをされてもいいから、と言っていたのは君だろう。」
「そ、れは…、」
「それに、よっぽど疑われているようだから付けられた痕を見るたび、愛されるってことを思い出してもらわないとな。」
「や、ぁんっ…!だめ、もう許して…。」
いつもなら首筋や耳までにしか触れたりしないのに、レシュノルティアは私の胸についていたスカーフを引きちぎるように取って、胸元のボタンを外してくる。彼が超えてはならない一線を越えるつもりなのかのかもしれないのに、「やめて」とは強く言えなかった。レシュノルティアを傷つけてしまった罪悪感のせいで、抵抗しようとした手は引っ込んでしまう。
「…はは、良い子だ。そのまま、僕の事が好きなら抵抗しないで欲しいな。」
「…っ、」
何てずるい事を言うのだろうか。先程の発言を反省しているなら、何をされても動くなと言われているのと同じだ。もちろん反省している、傷つけたとも思う、彼のことを愛している。だからそう言われたら、動けないし抵抗もできない。レシュノルティアに触れられていることは、罰だとか嫌だとは思わない。そんなことよりも、泣きそうな顔をして笑っているレシュノルティアを抱きしめてあげられない事の方が、よっぽど私への罰だ。
そして抵抗をする手を降ろした私は、簡単に着ていたブラウスを脱がされた。露わになった肌を隠したくなっても、先程彼に言われた言葉のせいで何も動けない。ただ羞恥心に耐えて、体をレシュノルティアに預けるしかなかった。
「その顔…そそられるな。」
「ん、ふあっ…!?あぁっ…、」
敏感な部分には触れず、レシュノルティアは私の胸や腹に、また痕を残していく。触れられたことがない場所だからなのか、どんな所に触れられるよりも身体はそれに反応して、快楽を感じさせされた。
だがしばらく経った頃、彼は私に触れる手を止めて、肌が露わになった私にベッドスカートを軽く投げかけてくる。かけられたベッドスカートから顔を出して、心配そうに彼の方を見つめると、レシュノルティアは私から背を向けていた。
「わぷっ!?な、何を…?」
「っは、はーっ…、」
何回口付けをされたか分からなくなった頃、ようやく唇が離れる。その時やっとまともに息ができた気がして、
私は荒くなった呼吸を整える。だが私に休む暇は与えないというように、レシュノルティアは私の首筋に何度もキスをしてくる。それも優しくではなく、明らかに痕がつくように。本当なら、痕は付けないでと抵抗したいのに、限界まで火照った身体と上がった心拍数のせいで頭がぼーっとして動かない。だからレシュノルティアが何を言っているのかも、今何をされているのかもよく分からないで、私はされるがままだった。
「ジェン?」
「……。」
「もう聞こえてないのか、残念だな。」
「…え?ぁ、ひっ!?」
呆けた顔をしていると肩に少し強く噛みつかれて、意識を無理矢理引き戻される。じんじんと痛み出す肩に、目に少しだけ涙が溜まる。何が起きたか半分分からず目をぱちくりしていると、目から溢れかけている涙を舐められた。
「ぼーっとするとはいい度胸だな、まだ終わっていないのに。」
「レイ、痛い…。」
痛みを訴えると、それにレシュノルティアは何だか面白いというように笑った。そして先程嚙みついた箇所を優しく、愛おしいものに触れる様に触れて、なぞる。その少しの優しさに、痛みは少しだけ消えた気がした。
「…しっかり痕がついたな。」
「だ、だめ!痕はもつけないで下さい、やだ…。」
「ひどいことをされてもいいから、と言っていたのは君だろう。」
「そ、れは…、」
「それに、よっぽど疑われているようだから付けられた痕を見るたび、愛されるってことを思い出してもらわないとな。」
「や、ぁんっ…!だめ、もう許して…。」
いつもなら首筋や耳までにしか触れたりしないのに、レシュノルティアは私の胸についていたスカーフを引きちぎるように取って、胸元のボタンを外してくる。彼が超えてはならない一線を越えるつもりなのかのかもしれないのに、「やめて」とは強く言えなかった。レシュノルティアを傷つけてしまった罪悪感のせいで、抵抗しようとした手は引っ込んでしまう。
「…はは、良い子だ。そのまま、僕の事が好きなら抵抗しないで欲しいな。」
「…っ、」
何てずるい事を言うのだろうか。先程の発言を反省しているなら、何をされても動くなと言われているのと同じだ。もちろん反省している、傷つけたとも思う、彼のことを愛している。だからそう言われたら、動けないし抵抗もできない。レシュノルティアに触れられていることは、罰だとか嫌だとは思わない。そんなことよりも、泣きそうな顔をして笑っているレシュノルティアを抱きしめてあげられない事の方が、よっぽど私への罰だ。
そして抵抗をする手を降ろした私は、簡単に着ていたブラウスを脱がされた。露わになった肌を隠したくなっても、先程彼に言われた言葉のせいで何も動けない。ただ羞恥心に耐えて、体をレシュノルティアに預けるしかなかった。
「その顔…そそられるな。」
「ん、ふあっ…!?あぁっ…、」
敏感な部分には触れず、レシュノルティアは私の胸や腹に、また痕を残していく。触れられたことがない場所だからなのか、どんな所に触れられるよりも身体はそれに反応して、快楽を感じさせされた。
だがしばらく経った頃、彼は私に触れる手を止めて、肌が露わになった私にベッドスカートを軽く投げかけてくる。かけられたベッドスカートから顔を出して、心配そうに彼の方を見つめると、レシュノルティアは私から背を向けていた。
「わぷっ!?な、何を…?」
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