おがさんのノート

おがさん

文字の大きさ
上 下
51 / 52

「障害」は「個性」でも「強み」でも「長所」でもないと思っている話

しおりを挟む
よく議論されることではある「障害は個性である」という話

私は「個性ではない」「強みでもない」「長所でもない」と考えます

なぜなら、「障害」とは「それによって本人が困っている」と認められて「障害」となります

本人が困っているのに、「個性」とはどういうことだろう?と思ってしまいます

少なくとも上記のような「個性」「強み」というような「前向き」な要素は感じられません

深堀りするなら、「個性」には2つの意味があります

・自分らしさ

・その人個人の性質、性格、固有の特有のパーソナリティー、



発達障害、身体障害、知的障害、精神障害、の方の

脳の伝達物質の偏り

脳の記憶処理の問題

身体の機能の問題

感覚処理の問題

から起こる様々な「困り感」を一概に「性格」や「パーソナリティー」という枠に押し込めるのは違和感を覚えます

いくら周囲の人間が「障害」を「個性」「強み」「長所」といったところで、本人が「困ってる」のであれば

それは「見て見ぬふり」ではないでしょうか

また、その考えの基盤は「個性だから助けない」「誰でもあるから助けない」になっていないでしょうか

本来なら「個性でも、違くても助ける」「誰でもあるから助ける」という心持ちが必要なのです



ただ、「障害は個性」という言葉は、福祉の中で、「障害を持った人が、社会に自然に社会に受け入れられるよう」という

「願い」はこもっていると思っています

その願いはとても共感できます

福祉の歴史はある意味、

・闘争

・いかに受け入れてもらえるか

・知ってもらえるか

の歴史でもあります

今の社会でも「障害者」に対して排他的な雰囲気があるのも感じます

「障害」は「苦手さ」「本人の困り感」「難しさ」等様々な言葉で置き換えることができます

ある意味それらは、すべての人が持っているもので、強いか弱いかの違いだけなのではないでしょうか

「障害」を他人事のように扱わず、自分の「苦手さ」を知り、相手の「苦手さ」も理解することが、「健常」「障害」の枠組み自体をなくすことが

今後の社会に必要になってくるのではないか、とも思っています
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

足元からの変革:靴職人の挑戦と成功

O.K
エッセイ・ノンフィクション
靴職人の主人公は、海外からの安価な靴の輸入により売り上げが減少して困っていた。しかし、地元の素材会社が特殊な素材を開発したことを知り、その素材を使って世界で唯一無二の靴を作り上げる。その靴は世界的なブームとなり、地元経済の活性化や持続可能なファッションの先駆者として成功を収める。

独身男の一人旅 松山へ行ってみた

司条西
エッセイ・ノンフィクション
愛媛県松山市へ3泊4日で行った旅行記です。押絵に旅行写真を載せています。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

【Vtuberさん向け】1人用フリー台本置き場《ネタ系/5分以内》

小熊井つん
大衆娯楽
Vtuberさん向けフリー台本置き場です ◆使用報告等不要ですのでどなたでもご自由にどうぞ ◆コメントで利用報告していただけた場合は聞きに行きます! ◆クレジット表記は任意です ※クレジット表記しない場合はフリー台本であることを明記してください 【ご利用にあたっての注意事項】  ⭕️OK ・収益化済みのチャンネルまたは配信での使用 ※ファンボックスや有料会員限定配信等『金銭の支払いをしないと視聴できないコンテンツ』での使用は不可 ✖️禁止事項 ・二次配布 ・自作発言 ・大幅なセリフ改変 ・こちらの台本を使用したボイスデータの販売

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

メッセージノート(vol.1)

手玖野好子
エッセイ・ノンフィクション
私の若かりし頃に書いていたノートが発見された。 当時音楽活動もしていたので楽曲に乗せて歌うつもりの詩の下書きのようなものである。 好きな人がいたのでその人を思い浮かべながら書いていたものである。 1話ごとに完結します。 日付が記されているものはそれも明記していきます。 またHOTランキングジャンルでは「女性向け」を選択しておりますが 男性が読んでいただいても差し支えありませんのでよろしくお願いいたします。 そのノートの冒頭に書かれていた文書を原文そのまま載せます。 以下引用 ①言葉は自分の気持ちを伝えるために必要である。 ②言葉って、自己表現の道具であり、個性の発揮のために 必要不可欠な要素である。 ③言葉って、その人の感性も性格をも知りえる。 ④もっと言葉を大切に、慎重に使おう。

処理中です...