おがさんのノート

おがさん

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「良い保育現場」ってどんなのかを一部まとめる話

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連日のように保育園での虐待のニュースが流れていますね

許されないことです(´・ω・`)

「何が原因か」

ニュース、SNS、様々なところで議論になっています

・保育士の労働環境の劣悪さ

・労働対価の見合わなさ

・保育士の負担増によるストレス

・その保育士の人間性、素質の問題

・子どもを大人が動かすという支配構造

ゆっくり考えてもそれは複雑に絡み合い、根本の原因は答えは出ませんし、水掛け論になってしまいますね

私は保育士の資格はありません。しかし、社会福祉士、精神保健福祉の資格から「児童指導員」という形でお子さんと関わっていました

以前の労働環境が、保育園、児童発達支援のお子さん、両方と関われる場所でした

そこでの子どもとの関わりは今考えても「理想」ではありました

今回は、今回の虐待の原因ではなく、私が経験した、「目指すべき理想の保育園像」はどういうものだったのか を一部まとめていきたいと思います


・職場の人間関係の良好さ、お互いの共有が良好で風通しが良い


人間関係が良い ということはどこの職場でも理想だと思います

もう少し掘り下げると、

まず、職員同士がお互いの考えを尊重し話し合いができる関係でした

仲良しこよしだけでなく、お互いの考えを会議などでしっかり伝えられる関係性というのでしょうか

これは、個人の人間性の部分もあるとも思います

しかし、職員がお子さんと関わる上で、「何が大切か」、「どんな知識が必要か」を定期的に話し合ったり、研修を一緒に学んでお互いにその姿を見ていたのが要因として大きかったと思います

そこでの日々の意見交換、疑問点をぶつけあうことが、結果として「あの日々を一緒に過ごした人」という「信頼」になります

そのことはが人間関係はもちろん、技術や知識を高め、意識を更によりよい方向に進めていたのだと感じています


・保護者さんとの関係性の構築


私が「いいな」と感じたのは、ご家族と関わりです

お迎えの際に、直接お話する時間を職員が意欲的に設けていました。というか、話したくてしょうがないというような意識でした

お子さんの「エピソード」をその日にご家族と共有する

そういう日々の積み重ねが私はとても素敵に見えましたし、実際ご家族と一緒に笑い合う姿は「保育士冥利」なんだと感じました

こういうことができたのはシステム面的な部分もあり、後述で書いていきます

また、基本的にはおこさんの見学なども変装しながら行ってもらってましたし、相談があれば常に受けれる体制ではありました(体制というか園長が意欲的ですごかった)

保育園のお子さんの「発達相談機関」として役割ではありますが、上述のような日頃から関係性があればこその「相談しよう」という気持ちなのだと思っていました


・お子さんを全員が知っている環境づくり


年齢ごとのクラスづくりではなく、年長、年中、年少児が入り交じるようなクラスづくりでしたが、何だったらそれも垣根のないものでした

別のクラスで楽しそうな散歩や、絵の具などがあれば、そこに参加できるシステムなのです

それは、お子さんの気持ちに添えたり、自分がいて心地よい場所を選択できるものでした

半面、担当スタッフがお子さんの状況を把握できない危ういシステムのようで、それが意外にもしっかり機能していました

それは職員がお子さんの名前と顔、特性や性格、どんな行動をするのか日々の生活の中で関わりながら把握し、職員同士で声を掛け合っていたからです

担当は決めつつ、全員が「お子さん」を知っている

これは職員の動きやすさにもつながり、話したいご家族がいる時に職員同士でのスイッチが心おきなくできているようでした



今回はこの辺で(´・ω・`)

子どもに関わるスタッフは感情がぐちゃぐちゃでしょう

何が正しいのかは私も分かりません

怒りに任せていろんな言葉を吐き出したく、なにかにぶつけたくなるでしょう

私もです



ただ、Xでもつぶやいたのですが、

保育園は職員の日々の研鑽の元成り立っています。そして、虐待をした保育士だけピックアップするのではなく、そういった努力にもスポットライトを当ててほしい 報われてほしいと切に願っています
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