144 / 152
力量 ②
しおりを挟む
だが。
「……は?」
青年は愕然とした。
かき消えた炎の中から、腕で顔を覆うカイリが現れた。体にも衣服にもかすり傷一つついていない。何事もなかったかのように佇んでいる。顔を守ったのは防御ではなく、まったく反射の行動でしかなかった。
「ウソ? 不発?」
「……いや」
カイリの足元から背後にかけて、爆炎の影響ははっきりと現れている。大地は抉れ、草花は燃え尽き、樹齢百年を超える大木が幾本もへし折れている。余波だけでこの威力。直撃を受けたカイリが原型を保っていることに、彼らは目を疑った。
「あの、ごめんなさい」
口をついて出たのは再三の謝罪。
「本当にわたし、戦いたくないんです。あなた達を傷つけたくないんです」
きっとそれは偽りない本心であったが、魔族の耳は挑発と聞く。
魔族古来の文化に、情けや手心といった概念はない。ひとたび戦いが始まれば、全身全霊をもって勝敗を決する。たとえ望んだ戦いでなくとも、それが挑んできた相手への敬意であるからだ。現代日本的なカイリの振る舞いは、彼らに対して無礼千万といえた。
「ほら、トトも謝って。失礼なこと言ったでしょ?」
「何言ってんだよ魔王様。謝る必要なんかねぇって。下っ端のザコなんだしさー」
「もう。この子ったら」
彼女はこれまでにも同じような場面を何度も経験している。郷を訪れる度に戦いを挑まれても、一貫して平和的な姿勢を崩さない。懲りずにそんなことを続けていると、終いには問答無用で襲いかかられる始末。
心を開いて語り合えば、きっとわかり合える。生まれた世界で培ったカイリの信条は、異世界という新天地において通用しなかった。あるいはこれが人間の住む地であるならば、また違ったのかもしれない。
ただ一人、ここにカイリの心境を理解できる者がいる。人間かぶれのソーニャ・コワール。彼女はカイリの人間的な思考を敏感に感じ取っていた。
「よし」
ソーニャは機を見て、さっと梢から飛び降りる。軽やかに着地する様は舞い落ちる羽毛のよう。対峙する青年とカイリの間に割って入ることで、困惑に満ちた場を途端に制してしまった。
「はいはい、もういいでしょ。おしまいおしまい」
ぱんぱんと手を叩いたソーニャに若者の視線が集中する。それに背を向けて、彼女は呆けるカイリの手を取った。
「はじめまして魔王様。あたしはソーニャ・コワール。郷主のフィリウスはただいま不在でして、よろしければ帰ってくるまであたしの家でおくつろぎください」
「へ? あ、えっと……あ、ありがとう?」
突然降ってきた見目麗しい少女に、カイリは困惑する。ソーニャの装いは他の魔族とは趣向を大きく異にしていた。フリルをふんだんにあしらったドレスは、いかにも人間文化的であるように見える。
「おいコワール! テメェまた邪魔する気かコラ!」
「あらぁまだいたの? ていうか、邪魔するも何もあなたの負けでしょー? 負けっていうか惨敗? 勝負にもなってなかったけどねぇ。だからほら、とっとと消えちゃっていいわよぉ」
眼中にないとばかりに、ソーニャは青年を一瞥しただけ。
「ほざけや!」
青年の両手が再び爆ぜた。先程と同じく二発の炎弾が飛来する。
「あっ」
カイリの声。
ソーニャは振り返ることもなく、迫る炎弾に向けて指先をぴんと弾く。そこから放たれた木の実ほどの黒い火が、赤紫の炎を貫いて消し飛ばした。黒い火はそのまま青年の胴体に着弾。分厚い爆音が轟き、黒煙が膨れ上がった。
「愚図が構わないでくれる? 力の差もわかんないくせに」
返事はない。青年は白目を剥き出して崩れ落ちていた。上衣は無残にも吹き飛び、たくましい肉体から皮膚がほとんど剥がれ落ちている。
「さ、行きましょう。魔王様」
「え? あの、でも……」
「いいからいいから」
カイリは倒れた青年を見て、その痛ましさに目を逸らしてしまう。
「あの人、大丈夫なの?」
「死んじゃいませんよ。消えない傷は残るでしょうけど」
心配そうに見つめるカイリと、その手を引いて郷に向かうソーニャ。それに付き従うトト。
周囲の若者達は、ただ呆気に取られ言葉を失っていた。
「……は?」
青年は愕然とした。
かき消えた炎の中から、腕で顔を覆うカイリが現れた。体にも衣服にもかすり傷一つついていない。何事もなかったかのように佇んでいる。顔を守ったのは防御ではなく、まったく反射の行動でしかなかった。
「ウソ? 不発?」
「……いや」
カイリの足元から背後にかけて、爆炎の影響ははっきりと現れている。大地は抉れ、草花は燃え尽き、樹齢百年を超える大木が幾本もへし折れている。余波だけでこの威力。直撃を受けたカイリが原型を保っていることに、彼らは目を疑った。
「あの、ごめんなさい」
口をついて出たのは再三の謝罪。
「本当にわたし、戦いたくないんです。あなた達を傷つけたくないんです」
きっとそれは偽りない本心であったが、魔族の耳は挑発と聞く。
魔族古来の文化に、情けや手心といった概念はない。ひとたび戦いが始まれば、全身全霊をもって勝敗を決する。たとえ望んだ戦いでなくとも、それが挑んできた相手への敬意であるからだ。現代日本的なカイリの振る舞いは、彼らに対して無礼千万といえた。
「ほら、トトも謝って。失礼なこと言ったでしょ?」
「何言ってんだよ魔王様。謝る必要なんかねぇって。下っ端のザコなんだしさー」
「もう。この子ったら」
彼女はこれまでにも同じような場面を何度も経験している。郷を訪れる度に戦いを挑まれても、一貫して平和的な姿勢を崩さない。懲りずにそんなことを続けていると、終いには問答無用で襲いかかられる始末。
心を開いて語り合えば、きっとわかり合える。生まれた世界で培ったカイリの信条は、異世界という新天地において通用しなかった。あるいはこれが人間の住む地であるならば、また違ったのかもしれない。
ただ一人、ここにカイリの心境を理解できる者がいる。人間かぶれのソーニャ・コワール。彼女はカイリの人間的な思考を敏感に感じ取っていた。
「よし」
ソーニャは機を見て、さっと梢から飛び降りる。軽やかに着地する様は舞い落ちる羽毛のよう。対峙する青年とカイリの間に割って入ることで、困惑に満ちた場を途端に制してしまった。
「はいはい、もういいでしょ。おしまいおしまい」
ぱんぱんと手を叩いたソーニャに若者の視線が集中する。それに背を向けて、彼女は呆けるカイリの手を取った。
「はじめまして魔王様。あたしはソーニャ・コワール。郷主のフィリウスはただいま不在でして、よろしければ帰ってくるまであたしの家でおくつろぎください」
「へ? あ、えっと……あ、ありがとう?」
突然降ってきた見目麗しい少女に、カイリは困惑する。ソーニャの装いは他の魔族とは趣向を大きく異にしていた。フリルをふんだんにあしらったドレスは、いかにも人間文化的であるように見える。
「おいコワール! テメェまた邪魔する気かコラ!」
「あらぁまだいたの? ていうか、邪魔するも何もあなたの負けでしょー? 負けっていうか惨敗? 勝負にもなってなかったけどねぇ。だからほら、とっとと消えちゃっていいわよぉ」
眼中にないとばかりに、ソーニャは青年を一瞥しただけ。
「ほざけや!」
青年の両手が再び爆ぜた。先程と同じく二発の炎弾が飛来する。
「あっ」
カイリの声。
ソーニャは振り返ることもなく、迫る炎弾に向けて指先をぴんと弾く。そこから放たれた木の実ほどの黒い火が、赤紫の炎を貫いて消し飛ばした。黒い火はそのまま青年の胴体に着弾。分厚い爆音が轟き、黒煙が膨れ上がった。
「愚図が構わないでくれる? 力の差もわかんないくせに」
返事はない。青年は白目を剥き出して崩れ落ちていた。上衣は無残にも吹き飛び、たくましい肉体から皮膚がほとんど剥がれ落ちている。
「さ、行きましょう。魔王様」
「え? あの、でも……」
「いいからいいから」
カイリは倒れた青年を見て、その痛ましさに目を逸らしてしまう。
「あの人、大丈夫なの?」
「死んじゃいませんよ。消えない傷は残るでしょうけど」
心配そうに見つめるカイリと、その手を引いて郷に向かうソーニャ。それに付き従うトト。
周囲の若者達は、ただ呆気に取られ言葉を失っていた。
0
お気に入りに追加
91
あなたにおすすめの小説
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。

暗殺者から始まる異世界満喫生活
暇人太一
ファンタジー
異世界に転生したが、欲に目がくらんだ伯爵により嬰児取り違え計画に巻き込まれることに。
流されるままに極貧幽閉生活を過ごし、気づけば暗殺者として優秀な功績を上げていた。
しかし、暗殺者生活は急な終りを迎える。
同僚たちの裏切りによって自分が殺されるはめに。
ところが捨てる神あれば拾う神ありと言うかのように、森で助けてくれた男性の家に迎えられた。
新たな生活は異世界を満喫したい。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

【コピペ】を授かった俺は異世界で最強。必要な物はコピペで好きなだけ増やし、敵の攻撃はカットで防ぐ。え?倒した相手のスキルももらえるんですか?
黄舞
ファンタジー
パソコンが出来ない上司のせいでコピーアンドペースト(コピペ)を教える毎日だった俺は、トラックに跳ねられて死んでしまった。
「いつになったらコピペ使えるようになるんだ―!!」
が俺の最後の言葉だった。
「あなたの願い叶えました。それでは次の人生を楽しんでください」
そういう女神が俺に与えたスキルは【コピペ(カット機能付き)】
思わぬ事態に最初は戸惑っていた俺だが、そのスキルの有用性に気付き、いつのまにやら異世界で最強の存在になっていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる