71 / 152
訓練
しおりを挟む
ネキュレーを訪れた翌日。
その日の出から、カイトの特訓が始まった。
イキシュ邸の中庭。庭と呼ぶにはあまりにも広大な敷地は、よく手入れされた芝生で覆われている。元々クディカが訓練の為に作ったものであり、当面カイトにあてがわれることになった。
「いいかカイト。戦に出るなら、剣に頼る心は捨てるんだ。間合いが短く威力もない。そんなものを一振り持っていったところで、まともに戦うことなんかできないからな」
カイトは簡素な軽鎧を装備し、息を乱しながら剣を振るう。打ち合う相手は平服姿のデュールだ。
「剣はあくまで護身用。例えば混戦になった時、身軽にならざるを得ない時、あるいは武器を失った時。そうなってようやく抜くものと思え」
カイトの拙い剣筋はいとも容易く見切られ、受け止められる。断続する鈍い金属音。両手に伝わってくる重い衝撃が、体力と集中力を奪っていく。
立ち合いはもう一時間以上も続いている。剣の持ち方、振り方を簡単に教わっただけで技術的な指導は一切ない。剣を持った時の動き方は、まず体で覚えろということらしい。
スタミナの限界を感じたカイトは、一旦後退して大きく深呼吸を行った。
「つまり剣は、予備の武器ってことですか?」
「ああ、その認識で構わない」
握った剣をまじまじと見てみる。ブロードソードと呼ばれる幅広の刀身を持つ剣。刃渡りはカイトの片腕くらい。それほど長くはない。重量は三キロもないだろうが、何度も振るっているとその重みがじわじわと腕の筋肉を責めてくる。
「もちろん例外はあるがな」
漫画やアニメでは剣をメインウェポンに据えて活躍する主人公が多かった。混沌に満ちた戦場において、一振りの剣がどれほどの力を持つものか。言われてみれば、確かに頼りなく思えてきた。
デュールが距離を詰める。彼にとっては遊びのような斬撃が、カイトの余裕を奪い去る。必死の思いで防御に徹して、やっと凌げる剣筋だ。恐れず前に出て受けるよう教えられたが、思わず後退してしまう。想像以上に精神をすり減らす訓練だった。
「軍の兵士ならスピアやメイスを持つことが多いだろう。突くだけ、殴るだけのような単純な武器は使い勝手がいいし、訓練にも時間がかからない」
「でもっ――俺は、剣を……習うんですよねっ?」
「そうだ。何故だかわかるか?」
わざわざ定石から外れた装備をする理由は何か。カイトが剣を持つメリットは何か。
デュールの連撃を辛くも捌き、カイトは反撃の隙を見出す。
「剣の方が、かっこいいからぁッ!」
口をついて出た本音と共に、半歩を踏みしめ渾身の切り上げを放つ。
「いい踏み込みだな」
デュールは危なげなくカイトの側面に回り込み、剣の腹でがら空きの腹部を打った。
剣を振り上げた直後のカイトは、無様にもバランスを崩し尻もちをついてしまう。
「痛って……」
額に汗を滲ませ座り込むカイト。呼吸は絶え絶え、肩を上下させて酸素を取り込む。
肩に剣を担いだデュールが、涼しい顔で見下ろしてきた。
「これで二十本。どうした、一本くらいは取ってみろ」
「わかってますよ……」
白将軍の副官であり歴戦の将であるデュールは、言わずもがな個の武勇にも優れている。平時は兵を鍛える立場であり、戦場ではクディカと肩を並べて奮闘する。兵に対しては、時にトップであるクディカより厳しく接しなければならない。
そもそも、ずぶの素人が渡り合える相手ではないのだ。
「剣の方が格好いいか。なかなかいいところをついているぞ」
節張った手で顎をさするデュール。
カイトには疑問だった。自分で言っておいてなんだが、そんな個人的な感想が正解だとは思えない。もっと他に、剣を使うことの利点があると思うのだが。
「歴代のめざめの騎士達は、誰もが剣で戦っていた。ある意味で、剣は騎士の象徴なんだ。国王陛下がお認めになった以上、君の存在はめざめの騎士として国中に喧伝される。下がり切った国内の士気をもう一度高めるためにな」
「つまり……政治的な理由ってやつですか」
デュールは首肯する。
「剣を持った騎士という記号的要素が必要なんだ。民衆は分かりやすいイメージに迎合しやすい。だから、剣の方が格好いいという君の意見は概ね正しいといえる」
なんとも複雑な気分だった。仕方ないとはいえ、めざめの騎士を騙ったことでプロパガンダに利用される羽目になろうとは。
「そもそも君が戦場に出ること自体、想定していないしな」
「へ?」
じゃあ何の為に訓練をしているのか。
「言うなれば君は暗殺者だ。対魔王の最終兵器。このあたりは、フューディメイム卿から改めて説明を受けるだろう」
つまりカイトに求められているのは、正面切っての戦いではない。魔王に肉薄し致命の一撃をいれる。それだけに特化した力があればいいということ。確かにそれなら剣一振りで事足りるかもしれない。
「さぁ立つんだ。旗印とはいえ、君は決してお飾りじゃない。めざめの騎士に相応しい剣技を身につけなければ、全ては水の泡と消える」
「よっしゃ!」
魔王を倒すための最短距離。それを行く為の訓練を施されているのだ。一番頑張らなければならないのは自分だろうと、カイトは気合を入れ直す。
跳び起きて、再び剣を構える。両腕にずっしりとのしかかる剣の重みが、心地良いとさえ感じる。
「残り八十本だ。それまでに僕から一本取ってみろ」
「りょーかい!」
カイトは腹に息を吸い込み、歯を食いしばって踏み込んだ。
「終わったら走り込みだぞ。三時間は休まず走ってもらうからな」
「……はいよッ!」
後のことを考えて滅入りそうになる心を強く叱咤する。
愚痴も文句もない。
今はただ、強くなるために。
その日の出から、カイトの特訓が始まった。
イキシュ邸の中庭。庭と呼ぶにはあまりにも広大な敷地は、よく手入れされた芝生で覆われている。元々クディカが訓練の為に作ったものであり、当面カイトにあてがわれることになった。
「いいかカイト。戦に出るなら、剣に頼る心は捨てるんだ。間合いが短く威力もない。そんなものを一振り持っていったところで、まともに戦うことなんかできないからな」
カイトは簡素な軽鎧を装備し、息を乱しながら剣を振るう。打ち合う相手は平服姿のデュールだ。
「剣はあくまで護身用。例えば混戦になった時、身軽にならざるを得ない時、あるいは武器を失った時。そうなってようやく抜くものと思え」
カイトの拙い剣筋はいとも容易く見切られ、受け止められる。断続する鈍い金属音。両手に伝わってくる重い衝撃が、体力と集中力を奪っていく。
立ち合いはもう一時間以上も続いている。剣の持ち方、振り方を簡単に教わっただけで技術的な指導は一切ない。剣を持った時の動き方は、まず体で覚えろということらしい。
スタミナの限界を感じたカイトは、一旦後退して大きく深呼吸を行った。
「つまり剣は、予備の武器ってことですか?」
「ああ、その認識で構わない」
握った剣をまじまじと見てみる。ブロードソードと呼ばれる幅広の刀身を持つ剣。刃渡りはカイトの片腕くらい。それほど長くはない。重量は三キロもないだろうが、何度も振るっているとその重みがじわじわと腕の筋肉を責めてくる。
「もちろん例外はあるがな」
漫画やアニメでは剣をメインウェポンに据えて活躍する主人公が多かった。混沌に満ちた戦場において、一振りの剣がどれほどの力を持つものか。言われてみれば、確かに頼りなく思えてきた。
デュールが距離を詰める。彼にとっては遊びのような斬撃が、カイトの余裕を奪い去る。必死の思いで防御に徹して、やっと凌げる剣筋だ。恐れず前に出て受けるよう教えられたが、思わず後退してしまう。想像以上に精神をすり減らす訓練だった。
「軍の兵士ならスピアやメイスを持つことが多いだろう。突くだけ、殴るだけのような単純な武器は使い勝手がいいし、訓練にも時間がかからない」
「でもっ――俺は、剣を……習うんですよねっ?」
「そうだ。何故だかわかるか?」
わざわざ定石から外れた装備をする理由は何か。カイトが剣を持つメリットは何か。
デュールの連撃を辛くも捌き、カイトは反撃の隙を見出す。
「剣の方が、かっこいいからぁッ!」
口をついて出た本音と共に、半歩を踏みしめ渾身の切り上げを放つ。
「いい踏み込みだな」
デュールは危なげなくカイトの側面に回り込み、剣の腹でがら空きの腹部を打った。
剣を振り上げた直後のカイトは、無様にもバランスを崩し尻もちをついてしまう。
「痛って……」
額に汗を滲ませ座り込むカイト。呼吸は絶え絶え、肩を上下させて酸素を取り込む。
肩に剣を担いだデュールが、涼しい顔で見下ろしてきた。
「これで二十本。どうした、一本くらいは取ってみろ」
「わかってますよ……」
白将軍の副官であり歴戦の将であるデュールは、言わずもがな個の武勇にも優れている。平時は兵を鍛える立場であり、戦場ではクディカと肩を並べて奮闘する。兵に対しては、時にトップであるクディカより厳しく接しなければならない。
そもそも、ずぶの素人が渡り合える相手ではないのだ。
「剣の方が格好いいか。なかなかいいところをついているぞ」
節張った手で顎をさするデュール。
カイトには疑問だった。自分で言っておいてなんだが、そんな個人的な感想が正解だとは思えない。もっと他に、剣を使うことの利点があると思うのだが。
「歴代のめざめの騎士達は、誰もが剣で戦っていた。ある意味で、剣は騎士の象徴なんだ。国王陛下がお認めになった以上、君の存在はめざめの騎士として国中に喧伝される。下がり切った国内の士気をもう一度高めるためにな」
「つまり……政治的な理由ってやつですか」
デュールは首肯する。
「剣を持った騎士という記号的要素が必要なんだ。民衆は分かりやすいイメージに迎合しやすい。だから、剣の方が格好いいという君の意見は概ね正しいといえる」
なんとも複雑な気分だった。仕方ないとはいえ、めざめの騎士を騙ったことでプロパガンダに利用される羽目になろうとは。
「そもそも君が戦場に出ること自体、想定していないしな」
「へ?」
じゃあ何の為に訓練をしているのか。
「言うなれば君は暗殺者だ。対魔王の最終兵器。このあたりは、フューディメイム卿から改めて説明を受けるだろう」
つまりカイトに求められているのは、正面切っての戦いではない。魔王に肉薄し致命の一撃をいれる。それだけに特化した力があればいいということ。確かにそれなら剣一振りで事足りるかもしれない。
「さぁ立つんだ。旗印とはいえ、君は決してお飾りじゃない。めざめの騎士に相応しい剣技を身につけなければ、全ては水の泡と消える」
「よっしゃ!」
魔王を倒すための最短距離。それを行く為の訓練を施されているのだ。一番頑張らなければならないのは自分だろうと、カイトは気合を入れ直す。
跳び起きて、再び剣を構える。両腕にずっしりとのしかかる剣の重みが、心地良いとさえ感じる。
「残り八十本だ。それまでに僕から一本取ってみろ」
「りょーかい!」
カイトは腹に息を吸い込み、歯を食いしばって踏み込んだ。
「終わったら走り込みだぞ。三時間は休まず走ってもらうからな」
「……はいよッ!」
後のことを考えて滅入りそうになる心を強く叱咤する。
愚痴も文句もない。
今はただ、強くなるために。
0
お気に入りに追加
91
あなたにおすすめの小説
悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
ギルドから追放された実は究極の治癒魔法使い。それに気付いたギルドが崩壊仕掛かってるが、もう知らん。僕は美少女エルフと旅することにしたから。
yonechanish
ファンタジー
僕は治癒魔法使い。
子供の頃、僕は奴隷として売られていた。
そんな僕をギルドマスターが拾ってくれた。
だから、僕は自分に誓ったんだ。
ギルドのメンバーのために、生きるんだって。
でも、僕は皆の役に立てなかったみたい。
「クビ」
その言葉で、僕はギルドから追放された。
一人。
その日からギルドの崩壊が始まった。
僕の治癒魔法は地味だから、皆、僕がどれだけ役に立ったか知らなかったみたい。
だけど、もう遅いよ。
僕は僕なりの旅を始めたから。
神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。
そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは?
そこで彼は思った――もっと欲しい!
欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果――
※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる