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本編
7-2 健全な密会〜ラルフside
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気づかわしげに覗き込んでくるメルヴィーナ。
「なんでもないよ。」
俺が微笑めば、同じものを返してくれる。ふんわり細められる薔薇の瞳。
こちらが笑えば彼女も笑うし、信頼すれば信頼を返してくれる。
少し気が強そうに見えるだけで、心開いた相手に対してはきちんと愛情深い人間だ。
「良かった!ね、それなら私、もっと色々食べてみたい!」
少女のような無邪気な笑顔で自分の腕にその小さな手を添えてくる。
なんてことはないただのエスコート。
でも、いつもは壁となっている厚手のご立派なコートや手袋は、今日は無い。
簡素な装いは普段よりも素肌の感覚を鋭くさせた。
(…まずいな。)
なるべく意識を他に向けようとしても、腕を掴む彼女が「魚をそのまま串に刺して焼いてるんですって」「あれは飴かしら?」と目についたところへぐいぐいと引っ張るのだ。
手入れされた真っすぐの庭園をお上品に同じ速度で歩くエスコートとはわけが違う。
腹の底から息を絞り出しながら、思い出したのは去年の秋の乗馬中の感覚だった。
(これがお忍び…。趣深いな…。)
公爵夫人が含みのある笑顔で「楽しんできてネ~」と言っていた意味が少しずつ分かってきた。
◇
「メル、そろそろ疲れたんじゃない?ここ、入って少し座ろう?」
「そうね、ありがとう。」
雑貨店を見て回ったり、街の近くにある孤児院の子どもたちに差し入れのおやつを持って行ったりと普段の彼女の恐らく倍以上は歩いた。
入った喫茶店の椅子をひいて座るように促すと、少し足を気遣いながら深く腰かける。
「足、大丈夫?ごめんね、もっと早く休めばよかったね。」
「そんな、ラルフが謝ることじゃないわ…!私が貧弱なのよ。」
「屈強な侯爵夫人がいたらびっくりだよ。」
何それ、と眉毛を下げて笑う君。
綿地のブラウスにワンピースを重ねた地味な装いをしているのに、凛とした姿勢とカップを口に付ける優雅な動作で醸し出る気品。
目の前の女性はあの頃の無邪気な少女に見えても、やはり侯爵家に嫁いだ高貴な女性なんだと思い知らされる。
「…綺麗だね。」
「もう…。いつもそう言ってくれてありがとう。ラルフだけよ、そんな風に言ってくれるの。」
「逆にシルヴェスター様はなんであんなに頑ななんだろうね。政略的な結婚だとしても、どうしてここまでメルを突き放す?式のときはそんな風に見えなかった。」
テーブルをはさんで正面に座る彼女に、なるべく穏やかに問う。
白いままだとは聞いていたが、そうなった経緯までは流石に聞いていない。
メルもやはり言いにくいようで、眉を寄せて気まずそうに視線を下に落とす。
「あ、ごめん、下世話なことを聞きたいつもりじゃなくて…。」
「ううん、そういうことじゃないの。ただ…。」
唇に手をあて、少し考え込む。しばしそうした後、不安げに視線を上げて、目をじっと見つめてくる。
「あのね、ラルフ。何度も言ってるけど、私の背中の傷は、私が勝手につくったのものなの。」
何を話すかと思えば、傷のこと。
彼女が言うように、10歳のときから今までずっと、事あるごとに彼女はそう言う。
彼女の気遣いだとは分かっている。気にしないでほしい、と言いたいのだろう。でも、そういうわけにはいかない。
「そもそも私の家の管理が行き届いていなかったことが原因じゃない。領主邸に遊びに来ていた貴方に、老朽化した外灯が落ちてきて貴方が命を落としていたとなったらそれこそ大問題になっていたわ。」
「だってあの時は普段使っていない庭の奥まで探検しに行こうって俺が誘ったから…。」
「そんなの子どもならよくあることよ。とにかく、うちが管理を怠って、私が勝手にあなたを突き飛ばしただけだから、本当に気にしないで。」
「…その背中の傷が原因なの?」
その問いに、メルヴィーナは薄く笑うだけ。
感情ののっていない、こんな笑い方は誰を真似たんだろう。こんな顔、前まではしなかったのに。
「言ってあったのよ。傷があることは。」
目の前には簡素な服を上品に着こなす美しい女性。
でも、どうしても思い出してしまう。1年前、萎れた花のようになってしまった君を。
あんな風になってしまった原因が、あの傷だと。
「でも、実際に見て、触れるのでは違ったみたいね。仕方が無いわ。私も私で泣いてしまったし、そんな雰囲気でもなかったの。」
彼女の言葉に、心臓が絞られる感覚になった。
(見て、触って…。)
あの氷のような冷たい男が、彼女の背に触れた、と。
いや、夫婦なんだ。そんなことは当たり前だろう。
でも、彼女を笑わせることもできない男が、あの傷に触れるなんて。
触ることを許されているにも関わらず、夫という立場にいるにも関わらず、あまつさえ彼女を拒むなんて。
目の前の彼女に気づかれないように、片手で口元を覆って、隠れて呼吸を整える。
ああ、今、俺の感情は―――…
「だから、仕方がないの。あなたももう傷のことは忘れて。」
自分のせいで負ってしまった傷が原因で夫婦が上手くいかず、申し訳ない気持ちと。
自分が見ることも触ることもできない、自分がつけた傷を他の男が触れた憤りと。
今、どちらの方が優勢だ?
なんて醜い。なんて浅ましい。
目の前の大切な人が悲しんでいるというのに、自分の欲がにじみ出てしまうなんて。
彼女には知られてはいけない。こんなに欲深い人間だということを。
低俗な独占欲を隠すために、掌の中で長く息を吐き出す。
しかし。
そんな下劣な自分を覆い隠す随分都合のいい言葉が頭に浮かんだ。
言い訳を大義名分に挿げ替えた途端、体は自然に動き出した。
テーブルの先にある、彼女の柔らかく白い手を取り唇を落とす。
戸惑う彼女。でも、もう気にしない。あの男に任せておいても彼女は萎れていくだけだ。
「…忘れないよ、ずっと、一生ね。」
”自分の方が彼女を幸せにできる”
やましさを正当化する自己弁護は、17歳で止まっていた初恋を静かに動かしてしまった。
初恋の大切な幼馴染を泣かせる男が許せなくて。
メルヴィーナには幸せそうに笑っていてほしくて。
そんな清い感情だと思っていた―――…。
「なんでもないよ。」
俺が微笑めば、同じものを返してくれる。ふんわり細められる薔薇の瞳。
こちらが笑えば彼女も笑うし、信頼すれば信頼を返してくれる。
少し気が強そうに見えるだけで、心開いた相手に対してはきちんと愛情深い人間だ。
「良かった!ね、それなら私、もっと色々食べてみたい!」
少女のような無邪気な笑顔で自分の腕にその小さな手を添えてくる。
なんてことはないただのエスコート。
でも、いつもは壁となっている厚手のご立派なコートや手袋は、今日は無い。
簡素な装いは普段よりも素肌の感覚を鋭くさせた。
(…まずいな。)
なるべく意識を他に向けようとしても、腕を掴む彼女が「魚をそのまま串に刺して焼いてるんですって」「あれは飴かしら?」と目についたところへぐいぐいと引っ張るのだ。
手入れされた真っすぐの庭園をお上品に同じ速度で歩くエスコートとはわけが違う。
腹の底から息を絞り出しながら、思い出したのは去年の秋の乗馬中の感覚だった。
(これがお忍び…。趣深いな…。)
公爵夫人が含みのある笑顔で「楽しんできてネ~」と言っていた意味が少しずつ分かってきた。
◇
「メル、そろそろ疲れたんじゃない?ここ、入って少し座ろう?」
「そうね、ありがとう。」
雑貨店を見て回ったり、街の近くにある孤児院の子どもたちに差し入れのおやつを持って行ったりと普段の彼女の恐らく倍以上は歩いた。
入った喫茶店の椅子をひいて座るように促すと、少し足を気遣いながら深く腰かける。
「足、大丈夫?ごめんね、もっと早く休めばよかったね。」
「そんな、ラルフが謝ることじゃないわ…!私が貧弱なのよ。」
「屈強な侯爵夫人がいたらびっくりだよ。」
何それ、と眉毛を下げて笑う君。
綿地のブラウスにワンピースを重ねた地味な装いをしているのに、凛とした姿勢とカップを口に付ける優雅な動作で醸し出る気品。
目の前の女性はあの頃の無邪気な少女に見えても、やはり侯爵家に嫁いだ高貴な女性なんだと思い知らされる。
「…綺麗だね。」
「もう…。いつもそう言ってくれてありがとう。ラルフだけよ、そんな風に言ってくれるの。」
「逆にシルヴェスター様はなんであんなに頑ななんだろうね。政略的な結婚だとしても、どうしてここまでメルを突き放す?式のときはそんな風に見えなかった。」
テーブルをはさんで正面に座る彼女に、なるべく穏やかに問う。
白いままだとは聞いていたが、そうなった経緯までは流石に聞いていない。
メルもやはり言いにくいようで、眉を寄せて気まずそうに視線を下に落とす。
「あ、ごめん、下世話なことを聞きたいつもりじゃなくて…。」
「ううん、そういうことじゃないの。ただ…。」
唇に手をあて、少し考え込む。しばしそうした後、不安げに視線を上げて、目をじっと見つめてくる。
「あのね、ラルフ。何度も言ってるけど、私の背中の傷は、私が勝手につくったのものなの。」
何を話すかと思えば、傷のこと。
彼女が言うように、10歳のときから今までずっと、事あるごとに彼女はそう言う。
彼女の気遣いだとは分かっている。気にしないでほしい、と言いたいのだろう。でも、そういうわけにはいかない。
「そもそも私の家の管理が行き届いていなかったことが原因じゃない。領主邸に遊びに来ていた貴方に、老朽化した外灯が落ちてきて貴方が命を落としていたとなったらそれこそ大問題になっていたわ。」
「だってあの時は普段使っていない庭の奥まで探検しに行こうって俺が誘ったから…。」
「そんなの子どもならよくあることよ。とにかく、うちが管理を怠って、私が勝手にあなたを突き飛ばしただけだから、本当に気にしないで。」
「…その背中の傷が原因なの?」
その問いに、メルヴィーナは薄く笑うだけ。
感情ののっていない、こんな笑い方は誰を真似たんだろう。こんな顔、前まではしなかったのに。
「言ってあったのよ。傷があることは。」
目の前には簡素な服を上品に着こなす美しい女性。
でも、どうしても思い出してしまう。1年前、萎れた花のようになってしまった君を。
あんな風になってしまった原因が、あの傷だと。
「でも、実際に見て、触れるのでは違ったみたいね。仕方が無いわ。私も私で泣いてしまったし、そんな雰囲気でもなかったの。」
彼女の言葉に、心臓が絞られる感覚になった。
(見て、触って…。)
あの氷のような冷たい男が、彼女の背に触れた、と。
いや、夫婦なんだ。そんなことは当たり前だろう。
でも、彼女を笑わせることもできない男が、あの傷に触れるなんて。
触ることを許されているにも関わらず、夫という立場にいるにも関わらず、あまつさえ彼女を拒むなんて。
目の前の彼女に気づかれないように、片手で口元を覆って、隠れて呼吸を整える。
ああ、今、俺の感情は―――…
「だから、仕方がないの。あなたももう傷のことは忘れて。」
自分のせいで負ってしまった傷が原因で夫婦が上手くいかず、申し訳ない気持ちと。
自分が見ることも触ることもできない、自分がつけた傷を他の男が触れた憤りと。
今、どちらの方が優勢だ?
なんて醜い。なんて浅ましい。
目の前の大切な人が悲しんでいるというのに、自分の欲がにじみ出てしまうなんて。
彼女には知られてはいけない。こんなに欲深い人間だということを。
低俗な独占欲を隠すために、掌の中で長く息を吐き出す。
しかし。
そんな下劣な自分を覆い隠す随分都合のいい言葉が頭に浮かんだ。
言い訳を大義名分に挿げ替えた途端、体は自然に動き出した。
テーブルの先にある、彼女の柔らかく白い手を取り唇を落とす。
戸惑う彼女。でも、もう気にしない。あの男に任せておいても彼女は萎れていくだけだ。
「…忘れないよ、ずっと、一生ね。」
”自分の方が彼女を幸せにできる”
やましさを正当化する自己弁護は、17歳で止まっていた初恋を静かに動かしてしまった。
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メルヴィーナには幸せそうに笑っていてほしくて。
そんな清い感情だと思っていた―――…。
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