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商談

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「緑の皮を、持っててくれてるっ、とっ聞いてな。お前が帰るのを待ってったんっだっ。んっんっ」

「よっ呼べ、呼べば、とっ飛んでっ、いっイクっ行くのにっいっ」

 衆目に晒されて喘ぐリームがアソコをキュッキュと締め込み子種を強請る。背中から覆い被さり抱き締めながらヘコヘコと腰を振り、ビュルッと濃いのを流し込む。

「色々働いてくれてありがとな」

「んん、主様の、喜ぶ顔が、見たいのだ…あんっ」

「私も働いているのだがな」

「ミーネのお陰で島や此処の規律が守られてるんだ。何時も感謝してるよ」

キュウッと締まり、子種を吸い尽くそうとするリームからアイツを引き抜くと椅子に座りミーネを呼ぶ。下履きを《収納》し、上着を肌けさせたミーネがアイツを咥え、俺の頭を抱き締める。乳輪全体に吸い付いて、ミーネの気の済むようにした。興が乗って尻尾の出し入れを見た女達は驚いていたようだ。

 汚した床を掃除して、リームから緑皮を受け取ると島には帰らず、エメラルダスの防具屋へ向かう。品不足で皮屋からも責っ付かれているのだ。

「エーメーちゃ~ん、皮持って来たよ~」

「あ?あっ、待ってたよ~カケルさーん」

平民スタイルの男と話をしてたエメラルダスが、眉間に皺寄せ入口向かってメンチを切るが、俺だと分かると声色が変わる。

「商談か?終わる迄待つよ」

「商品無いと話になんないから先に皮見せてよ」

相手も見たいと言ってるし、そう言う事ならお先に失礼。エメラルダスは一旦店を閉めると、奥の作業スペースに俺達を呼んだ。作業デスクの上の物をササッと避けて、此処に乗せろって事らしい。ドバッと積み重ねると雪崩が起きそうなのでとりま一枚。

「こんだけ?」

「全部乗せると崩れちゃうだろ?」

「丸々一匹が、切れ目無しで…。こりゃあ凄い。それに腹側も緑なんですね。へぇ~」

「カケルさん、リザルトの服着てくれる?」

「ああ、ちと待ってくれ」

マネキンの仕事もせにゃならんか。シュババッと着替えてカナブン色の俺になると、オジサン二つの皮を見比べて、触り比べて唸ってる。机に乗せない分は部屋の隅に積んでおこう。

「三六九十。三、六九…二十一枚だね?」

「あまり獲ると数が減っちゃうから、定期でもこのくらいしか出せないんだ。悪いな」

「ダンジョン産じゃ無いのですか?」

「野生だよ」

「ど、何処で」

オジサンが聞くので答えてやるが、まあその質問になるよな。飯の種なので本来なら教えんが、行ける場所でも無いので答えてやろう。

「聞いても行けないし、行っても獲れないぞ?Aランクが束になって行けば狩れるかも知れんが、値段に上乗せしたら買い手が付かんよな」

「た、確かに…」

「ビスケスさん、そう言うのは冒険者の飯の種なんだから、聞くのは野暮だよ?カケルさんの言ってる事は多分本当なんだろうけど」

「そ、それは失礼を」

「構わんよ。其方の店を使うような事があったら忖度してくれたら嬉しい」

「気前良いね。取り敢えず、厚いヤツ十一枚はコッチで、残り十枚は其方に卸すって事で良いかしら」

「厚さで価値が変わるのか?」

「命の厚みよ」

「成程ね」

エメラルダスは、今日から暫く店仕舞いして、皮の処理をすると言う。個人商店は大変だな。

「加工は委託しちゃえば良いのに」

「それじゃ勝手に作り放題じゃん」

「素材獲って来るの俺だけだろ?」

「私の技術だも~ん」

「エメラルダスに卸した生皮を技術提供した店に全て買い取らせて、加工した物を契約した数、元値で買い戻す…とかな」

「手間を惜しんで良い物は作れないのっ」

命を守る物であれば尚更なのだそうだ。分業には分業の良さがあるのだが、エメラルダスはマイスターなのだな。お詫びにお昼をご馳走してやろう。店を出て、皮屋のオジサンと別れて着いたのは何時もの仕事場だ。

「まだ空いてない時間よね?」

「飯はあるから問題無いさ。好きなモン食って良いぞ」

ちゃんと金を払って飯を食った。







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