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難あり
しおりを挟む「旦那、家のとシて来たよ」
昨日の女が今日も来た。旦那の子種の確認もしたかったから無料で来てもらったのだ。
「吐き出したりしてないな?」
「布で止めてるけど、昨日の今日だから零れちまってるかもね」
全裸になった女がマットの上で股を開く。俺も全裸なので対等だ。《感知》で中に入ったモノを診る。
「大丈夫だ。昨日ので孕んだりはして無いが、旦那の子種も元気だよ」
「そうかい…そうかい…」
「苦しかったな。十日程したら体が孕む準備に入る。そしたらたっぷり中出ししてもらえ」
「うんっ、うんっ」
「その代わり、今日は俺が貰うぞ?」
涙が零れる女を抱き締め、アイツをアソコに宛てがうと、女の中を《洗浄》しながら奥へ奥へと埋め込んだ。
「あっ、良いっ。やっぱりソレ、良いいっ!ひいーっ!」
お祝いの一発を流し込み、そこからは待ってる女達も合流して楽しんだ。初めてだと言う冒険者には細い状態で回復を掛けながら、何時も来てくれる常連さんにはイボイボブルブルの極太を飲み込ませ、溢れる程の子種を注ぎ込んだ。
今日の居残りは昨日の女。前後の穴に捩じ込まれ、俺の形を覚えさせられている女は、舌を伸ばして俺の唾液を啜り飲む。
「こらねっ、こらねくらひゃいっ!ひいいっ!!」
「今日から毎日通えっ、旦那より先に孕ませてやるっんっ!んっ!」
「んかっ、かよいまふーっ!かよいまひゅからあっ、はりゃまへてえええっ!!」
十日分の処方箋…と言う名の金を渡し、毎日通わせる事にした。普通の庶民は二日や三日に一度しか湯に入らないからな。
昨夜、飯前に火を入れた窯は寝る前に火を落とし、朝食後、窯出しとなる。窯から取り出し鉄の型を外すと、中からキレイに焼けた容器が取り出される。
「ど?」「でけた?」
左右から覗き込むステレオペアにバリを落とした容器をくれてやる。二人して窓際に持ってって、覗いて見たりコンコン叩いたりして居られる。
「二人共、強度チェックしといてくれ」
「なんぞ?」「チェック?」
「落としたり擦り付けたりして傷や割れ易さの確認をしたいんだ。食べ物入れる容器だし、簡単に割れたら困るからな」
「「うぇ~い」」
どっちがやってるか見てないが、ゾリゾリと床に擦り付けてる音がする。取り出しとバリ取りを進めてしまおう…。
「カケル、きずだらけ」「まっちろ」
強度に難ありか?
「中に粘土なりを入れて、床に落っことしてみてくれ」
「土魔法、したことない」「私がやる」
「おお、さすがりゅ~」「崇めれ~」
ガチュッ
「割れた」
「割れちった」
「割れちゃったかー」
振り向くと、中の粘土がベチャッとなって、割れた容器から溢れ出ていた。成程な、小さい窓にしかならなかった訳だ。バリを落とした容器を《集結》で固め、再び二人に試してもらう。
「さっきより削れないかも?」
ガツッ
「カケル、ちょっと欠けた」
「確認するからさっきのと一緒に持って来ておくれ」
「「うぇ~い」」
密度を高めれば強度が増すのか。二つの容器を《洗浄》し、火の鉄板で加熱する。
「お鍋にするの?」「食べるの?」
「食べないが、鍋になるなら面白いな。今のままでは使い物にならんが」
熱されて、割れてる破片が垂れて来る。《集結》した方も少し歪んだ。
「こりゃあ、板から型押しして作るのが良いかもな」
「板?」「かたおし?」
「昼飯食ったら買い物に行こうか。それ迄自由にしてておくれ」
「「うぇ~~い」」
建屋に残った俺は窯の中の型を取り出し、型から取り出されたゴミを見詰める。見た目は充分キレイに出来た。が、横にして踏むとバリンと簡単に割れた。底面はある程度押されてるのでそれなりの強度はあるが、側面がダメダメだ。容器と蓋を《伸縮》して柔らかくすると、キレイな面を作った煉瓦を乗せて伸す。二種類の丸板が出来たので、それより一回り大きい丸で鉄型を作る。切る手間より焼く手間を取る形だ。
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