上 下
1,363 / 1,519

爆発

しおりを挟む


 ドアを開けるとテイカが待ってる。浮かせて抱き締めチュッチュしながら部屋を出て、UFOを出して飛び乗った。

「んちゅ、お出掛けですか?」

「此処で作業するんだ」

「作業的に犯すんですね?」

「作業を、するんだ」

耐火煉瓦を箱型に組み、内側に火の属性魔石を並べて行く。

「お菓子作りにしては魔石が多いですよね?」

「単純に効率化の為だな」

蓋をして窯は完成。次に釉薬を作る。と言っても今回は草木灰と魔法で出せる土と水しか無い。バケツサイズの容器を作り、灰と土を入れて混ぜ、更に水を入れて混ぜる。分量は分からないので失敗も病む無し。
浮いて来た炭等を排除したら《散開》を使い粒子を細かくする。コレも何処迄細かくしたら良いのか分からんが、ドロドロになればワンチャンあるかも?
灰汁取りも《収納》を使う。バケツの中の混合液から粉だけを《収納》すると色水が残る。勿論何度やれば良いかなんて分からないので三回同じ事を繰り返した。最後に水を添加しドロドロの状態にして多分きっと完成だと思う。

「泥ですね」

「灰の入った泥だからな」

煉瓦の薄板、お椀と皿。それとお玉を用意して、それぞれに釉薬を掛けてやる。トロっとして見た目良さそうだが、果たして。《洗浄》で乾かすと釉薬が取れてしまうので、窯の予熱がてら乾燥させた。

「暖かくなって来ましたね」

「本焼き前に気付けて良かった。少し耐熱を増そう」

窯の周りを耐火煉瓦で囲うだけだが室温の上昇は抑えられた気がする。

「テイカ、おっぱい」

「やっとですか。どうぞ」

膝枕に誘われて、仄かに塩気のあるテイカのおっぱいに吸い付いた。何れ産まれる我が子に貸すのが惜しい。テイカは腕を伸ばしてペニスケを外すとアイツを扱く。テイカの口許迄アイツを伸ばすと、何も言わずにしゃぶり付いてくれた。

「テイカ、尻で…、ああ、ちょっと待って」

「んっ、んぷっ、んっんっ」

先に作業をやらないと、テイカに集中出来無いからな。釜の中で熱された数枚の煉瓦は釉薬が乾いたと思うので、魔力を込めて熱を上げる。

「良し。挿れてくれ」

「んっちゅ。…お好きなだけしてください」

ズボンとパンツを脱いだテイカが跨って、俺にアソコを開いて見せる。俺だってそっちに挿れたいんだぜ?まだダメな方の穴にアイツの先をクチュクチュさせて粘液を纏わせると、アイツの上に座り込み、全身の力を抜いた。慌てて滑りを纏わせて、ブチュッと尻が落ちて来る。

「んっあ!お腹が、押されてっ良いですっ」

「俺もだ」

入口前迄抜いたアイツを一気に奥へと押し込むと、前の穴からピュッと愛液が飛び出した。おっぱいを揉み舐り、テイカの子袋を粘膜越しに刺激して、二人の快楽は床をネチョネチョにするのだった。

 UFO内のネトネトを《洗浄》すると、爆発…迄はしないにしても、罅が入ったりしてまた作り直しになるやも知れん。なので濡らした雑木タオルで室内とお互いを拭いたら釜の火を止め下に降りた。

「外が涼しく感じます。寒いくらいですね」

「汗かいたし風呂入ろっか」

「はい」「カーケルー…」

イゼッタに見付かった。まあUFO出しっ放しだし、気付くよな。

「あの中で焼き物の試作してたんだ」「してました」

イゼッタも誘ってお風呂でヌプヌプしたら許してくれたよ。

 翌日になり、釜から試作を取り出すと、キレイに塗布した釉薬は、焼けて黒い色に変わり、素地が見える程の深い罅が出来てしまっていた。失敗である。

「…焦げた?」「炭になりましたね」

「黒いガラスになったんだよ」

煉瓦板に残った黒ガラスを《収納》で薄切りにして見せてやる。

「透けてる」「ですね」

「気泡もあるな。完全に失敗か」

「コレはコレで何かに使えるのでは?」

「脆いからダメだな」

「ガラスは、割れるもの」

「割って怒られた口か?」

「シャリーが」

きっと人身御供にしたのだろうな。逸らした目がそう言っていた。




しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる

フルーツパフェ
大衆娯楽
 転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。  一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。  そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!  寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。 ――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです  そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。  大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。  相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。      

幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話

妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』 『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』 『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』  大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

旦那様、どうやら御子がお出来になられたようですのね ~アラフォー妻はヤンデレ夫から逃げられない⁉

Hinaki
ファンタジー
「初めまして、私あなたの旦那様の子供を身籠りました」  華奢で可憐な若い女性が共もつけずに一人で訪れた。  彼女の名はサブリーナ。  エアルドレッド帝国四公の一角でもある由緒正しいプレイステッド公爵夫人ヴィヴィアンは余りの事に瞠目してしまうのと同時に彼女の心の奥底で何時かは……と覚悟をしていたのだ。  そうヴィヴィアンの愛する夫は艶やかな漆黒の髪に皇族だけが持つ緋色の瞳をした帝国内でも上位に入るイケメンである。  然もである。  公爵は28歳で青年と大人の色香を併せ持つ何とも微妙なお年頃。    一方妻のヴィヴィアンは取り立てて美人でもなく寧ろ家庭的でぽっちゃりさんな12歳年上の姉さん女房。  趣味は社交ではなく高位貴族にはあるまじき的なお料理だったりする。  そして十人が十人共に声を大にして言うだろう。 「まだまだ若き公爵に相応しいのは結婚をして早五年ともなるのに子も授からぬ年増な妻よりも、若くて可憐で華奢な、何より公爵の子を身籠っているサブリーナこそが相応しい」と。  ある夜遅くに帰ってきた夫の――――と言うよりも最近の夫婦だからこそわかる彼を纏う空気の変化と首筋にある赤の刻印に気づいた妻は、暫くして決意の上行動を起こすのだった。  拗らせ妻と+ヤンデレストーカー気質の夫とのあるお話です。    

魔境に捨てられたけどめげずに生きていきます

ツバキ
ファンタジー
貴族の子供として産まれた主人公、五歳の時の魔力属性検査で魔力属性が無属性だと判明したそれを知った父親は主人公を魔境へ捨ててしまう どんどん更新していきます。 ちょっと、恨み描写などがあるので、R15にしました。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です! 小説家になろうでも10位獲得しました! そして、カクヨムでもランクイン中です! ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。 いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。 欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・ ●●●●●●●●●●●●●●● 小説家になろうで執筆中の作品です。 アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。 現在見直し作業中です。 変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。

転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】

ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった 【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。 累計400万ポイント突破しました。 応援ありがとうございます。】 ツイッター始めました→ゼクト  @VEUu26CiB0OpjtL

処理中です...