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お姉さん

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 その宿は他の建物より少し派手な見た目をした酒場の様で、中に入るとウェイトレスの女が席に案内してくれた。

「注文はどうします?」

「マダムにカケルが来たと伝えてくれ」

「俺は果実酒を割った物を。金はカケルからもらえ」

「はーい」

俺はエールにし、金を払って待つ。暫くすると酒が来て、ハーラデーがツマミが欲しいと言うので焼いた魚を出してもらう。

「カケル!?カケルだね!?」

階段から降りて来た女が、収まりきれないたわわを揺らして一直線に駆けて来た。この娼館の女主人だ。

「久しぶりだねマダム。今日は連れが居るんだ。宜しくしてやってくれ」

「そうかい。ようこそ。この手の店は初めてかい?」

「酒は美味いな。だが此処は宿なのか?俺はハーラデー…、ハーラデーだ」

「カケル、あンた何も言わずに連れて来たのかい?ハーラデー様、此処は娼館。女と気持ち良くなる店さ」

「そうか。明日迄寝られればそれで構わん」

「そうかい、気持ち良く寝ておくれよ」

マダムがウェイトレスを呼び寄せて、外にいる女達を集めるよう指示を出すが、俺は止める。

「今夜はマダムだけな。其奴には二人も居れば良いだろう」

「カケルよ、寝かし付けねばならん程俺は子供じゃないぞ?」

「ふふっ、此処はそう言う店さ。一度試してご覧よ」

「朝に起こしてくれればそれで構わん」

マダムも卓に加わって、ハーラデーに宛てがう女が来る迄少し飲んだ。

「カケルゥ、お前は赤子かあ?マダムの乳に吸い付いたりしおってぇ~」

「ハーラデー様、女はね、嬉しいモノなの。好いた相手なら尚の事…ね」

「乳母からは聞いた事も無い話だな」

「ハーラデー様も、赤子になったつもりでやってみる事さね。ん、ああ、来たみたいだ」

「マダム…サービスし過ぎでは…」

「良いんだよこのお人は。あンた等は此方のハーラデー様だよ。初心な子だからよろしくしてやんな」

「はーい。あたしリタ、よろしくね」

「私はシーンよ。ハーラデー様、隣座って良い?お姉さんと仲良くしましょうね?」

「…ハーラデーだ。お前達も乳を吸われるのは嬉しいのか?」

「あは、初っ端からエッチなんだぁ」

「ハーラデー様なら、良いわよ?ハーラデー様も気持ち良くして、あ・げ・る」

女が集まり姦しくなり、五人が酒を空けた所で階段を上がる。ハーラデーは少し飲み過ぎたか?フラフラした足取りに両腕を取られて歩いてる。軽く解毒をしといてやろう。

「ハーラデー様、その部屋ですよー」

「朝迄ゆ~っくり、寝ましょうね~」

「うむ…。カケルよ、ではな」

ワタシ等はこっちと連れられたのは前回も来た大部屋だ。ドデカいベッドに腰掛けて、いきなりキスを迫られた。

「んっ、んん、ちゅ…んふ。来てくれなくて寂しかったわ」

「嫌ってないの、分かるだろ?」

「ええ…。硬いわ、凄く」

皮の腰蓑から起き上がったアイツが、跨るマダムの股間からそそり立ち、短いスカートの中に突き刺さる。マダムは尻に感じる熱と硬さに、尻を突き出し刺激する。

「壊れるくらいしてちょうだい。貴方になら、全部あげるわ」

「大事に使わせてくれ。壊すには勿体無い良い女だからな」

「ん、嬉し…んちゅ」

朝迄しちゃった。

「カケルよ。此処は、そう言う店…だったのだな」

 マダムと腕を搦めて酒場に降りると、先に席に着いていたハーラデーは疲れた顔で口を開いた。

「お楽しみ、出来たか?」

「…出来た」

「ハーラデーくんっ。お姉さんと、また、しましょうね~」

「…う、うむ」

「リタともしよ?今度はもーっと気持ち良くしてあげるっ」

「…うむ、何れ、な」

「お前の働き口はこの国だ。通えるぞ?良かったな」

「うっ、…うむ」

女二人に挟まれて口数少ないハーラデーだが、心は満更でもなさそうだ。仲良くなったようで何よりだぜ。

おっぱい揉み揉み食事をし、レロレロと気持ち良くなった二人は女達と別れて城へと《転移》する。

「あんな店だと知っていれば、もう少し身形を整えたと言うのに…」

素のお前を受け入れてもらえて良かったじゃないか。




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