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静かな所で
しおりを挟む「カケル様、私は構いません。良いわね?」
「奥様ぁ…」
主人の答えを聞き、頷くアルネス。アイツが喜びに震えると、アルネスも喜びの声を上げた。
「後でカロもするからな」
「はいっ、お風呂でしましょう」
此処ではシンクレイアが起きてしまう。離れの風呂でするのが良いだろう。アルネスを股間に挿したまま、廊下を通って浴室へ向かう。
アルネスの息は上がり、火照った顔が艶めかしい。服と装備を《収納》し、全裸になった二人の密着度が増す。
「良い女だな」
「んくっ、そんなっ」
言葉を掛けるとキュンキュンと締め付けて来るアルマンに、俺もアイツも喜びを隠せない。両手で太腿を支え上げ、V字開脚した股の付け根へ喜びを打ち付けた。
「ああ、カケルさまぁ。私も欲しいですう」
背中に当たる膨らみは、上着を脱いだカロだろう。だが待つのだ。先に本懐を遂げてから、たっぷり可愛がってやる。先日イチャイチャしてからお預けだったカロも、欲しくて堪らないのだな。
浴室へ入り、マットを敷くとアルネスを四つん這いにして腰を振る。盛りの付いた犬、なんてレベルじゃ無い。《性豪》に因って賢者モードにならない俺は、体位を変えて何度も何度も子種を吐く。湯に浸かるカロが、湯から上がって自慰に耽る程の時間でアルネスは虫の息となっていた。
「孕めよ?」
「ひ…はい……。うみましゅ…」
腰を振り、射精感を高めて、スキルを込めた子種が飛び出して行く。
「孕めっ、孕めっ」
「んひぃいっ!いいいいーっ!!」
嬉声を上げて孕み汁を受け止めたアルネスが力尽きる。
「孕んだのですね…」
「多分な。避妊魔法は受けて無いよな?」
「…多分」
聞いておけば良かったな。目覚めたら聞いてみよう。
「姫様の所は全員と言って良い程受けますが、当家の家格ではメイドに避妊魔法を施す事はありません」
…だそうだ。リアの家には本職のメイドの他にも貴族の娘が行儀見習いとしてメイドをするそうで、事故防止に施されていると言う。そう言えばトリントンもそうだったな。ミネストパレスで寝泊まりしてるみたいだが、最近顔を見てないな。
そのまま二人を可愛がって寝た翌朝。素早く準備を済ませると、カロと一緒にギルドへと向かう。
「ホルスト車使えば良いのに」
「あれは護衛のある時に借りているだけですし、歩かないと体が鈍りますよ?それに、カケル様と少しでも長く居たいのですっ」
そう言って腕におっぱいを押し付けて歩くカロ。人気は少ないが天下の往来、ギリギリ溶けてない表情でギルドへ向かう。反対側の腕には雑木タオルに包まれたシンクが未だ夢の中。もしかして、カロは毎日シンクを抱っこして、歩いて通勤してるのか?流石にコレには頭が下がる。ゆっくり静かに移動した。
ギルマスが居なくても、朝のギルドは冒険者がごった返し受付に列を成す。
「ん……パパ?」
起きたようだ。
「おはようシンク。ギルドに着いたよ」
「え?」
目だけキョロキョロ動かして辺りを見回すシンク。そして娘の発する意味のある言葉を耳にして母の顔を見せるカロ。
「カケル様、今パパって…」
「もっと静かな所で聞きたかったな。取り敢えず上に行こうか」
「そ、そうですね。シンクも連れて行きましょう」
シンクファンの妬みの視線を浴びながら、カロを先頭に階段を上がった。
「シンク、ママよ?マーマ」
「あま~ま~」
「ママって!今ママって!」
すっかりカロはママの顔。ギルドでそれが出来るのは此処だけだろうし、少しだけな?
『んもー、恥ずかしくてちゃんと言えない~』
実は喋れるシンクレイア。だが年相応に生きる為、色々苦労してるようだ。
「呼んでもらえて良かったな、ママ」
「はい、…アナ…タ?うふふふふ」
これはいかん、カロが壊れる前に仕事モードに戻さねば。化粧してるみたいなのでカロの股間を《洗浄》し、此方の世界に戻らせた。
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