上 下
1,070 / 1,519

定休日

しおりを挟む


 幼児達の交流の為、エリエッテにカロ、タマリーは島に残ると言う。俺と兎達にシャリーは午後の部なので仕事に向かう。

「シャリーよ、夜の部は何時から始めたら良いかな」

「料理に関しては問題ありませんが、従業員が慣れてからの方が良いかと思いますよ?」

「なら十日後くらいでどうだ?」

「随分余裕を設けましたね」

「明日は出掛けようと思ってな」

「仕事の時間に居てくだされば、まぁ」

午前午後は居ないと不味いか。だがそれだと出掛けられない。

「ならさ、三日に一日休みにするのはどうかな」

「?遠くへお出掛けなのですか?」

「少し野暮用でな。それと、髪を切って来る」

「散髪なら島の者に言えば良いのに」

「髪を切るのは序だからさ」

「…分かりました。ですがテッチー達への連絡もありますので明日は営業してください」

「島に居る時に話せば良かったな。では四日に一日で定休日を設けよう」

「分かりました。そのように通知します」

打ち合わせを終えて外の様子を見に行くと、殆どが知らない顔だった。この街にはまだこんなに女が居たのか。

「こんにちは。組合の順番の日だね?」

「えっ、ええ、ああ。あンたがカケルさんかい?」

買物籠を提げて先頭に立つ主婦に声を掛けると、女は少し驚いて、ペニスケを見る。

「そうだよ。ゆっくり楽しんでってくれ」

「…そうだね。楽しませてもらうよ」

女の顔だ。楽しみだな。

「順番の日は今日迄だよね?」

「ああそうさ。それがどうかしたのかい?」

「順番に参加して無い人ってどれくらい居るのかなって」

「詳しく何人、とは言えないがさ。半分も来ちゃあいないと思うよ?」

「そりゃまたどうして」

「そりゃあねぇ…」「ふふっ、旦那が怖いのさ」

直ぐ後ろの主婦が言う。他にも、新婚でラブラブだったり、高齢だったり、男を信用して無かったりと理由は様々なようだ。

「新婚の人は仕方無いとして、男を信用して無いってのは何でなんだろ?」

「まあ、色々あるのさ」

色々あるなら聞くのも野暮だな。開店時間迄お喋りして過ごした。

「カケル様」「来ました」「死ぬかと思いました」

列を成して入場する女達を眺めて居ると、お前に貴様、それに其方。更に三人の暗部が主婦に扮してやって来た。

「よく生きて来られたな」

「平伏しましたとも」「手土産が無ければ即死でした」

「カロ邸から来たのか」

「ええ。料金を払わねば処されてしまいます故」

「そうか…。立ち話もなんだ、せめて長湯を楽しんでくれ」

「「「御意」」」

暗部達を見送り、最後の客の尻を撫でながら俺もドアを潜った。

 三日目ともなると全裸の俺が浴室に入って来ても落ち着いたモノで、誰とも無く掛け湯をされて、浴槽に連れ込まれ、湯からはみ出るアイツにしゃぶり付いて来る。

「こんな凄いの初めてだよ」「中に出しても孕まないんだろ?」「体が疼いちまうよ…」

今迄に来た客に話を聞いているのか、孕まないように出来る事も周知されているみたいだ。

「種が欲しけりゃ言ってくれ」

「あたしみたいなのでも、孕ませてくれんのかい?」

「何か問題でもあるのか?」

「こんなババアに種付けしてさ。それに、サミイちゃんに悪いよ」

「美味そうなおっぱいして、ババアなんて歳には見えないぞ?種付けして、良いんだな?」

「ああ、頼むよ。ウチは後家でね。金はあっても後が無いのさ」

最初の一人はこの女に決めた。体を充分に温めると、その場でマットを敷いて女を寝かせ、お股に顔を埋めた。年増だがキレイなアソコを舐め擦り、我慢汁の垂れるアイツをゆっくりと捩じ込んで行った。

「ひっ、久し…ぶりだよおおっ」

言葉を返さず、おっぱいにしゃぶり付く。周りの女達がくちゅくちゅと卑猥な音を奏でる中、俺と後家もパンパンと腰を打ち付けリズムを合わせた。

「皆も、見とけっ、これが必ず孕ませる、スキルだっ孕めっ、孕めーっ」

「あっ!あはっ!中にっくるぅううううっ!!」

子袋を満たし、溢れ、マットへと流れ出る子種は数リットの間止まらなかった。

しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。

狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。 街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。 彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)

【絶対幼女伝説】 〜『主人公は魔王なのに』を添えて〜

是呈 霊長(ぜてい たまなが)
ファンタジー
彼の昔、最強の吸血鬼であり最強の魔王『ゼティフォール』が世界を闇で支配していた。 時を経て、神の力を手に入れし勇者率いる英雄によって、100年の闇による統治は終わりを迎えたのだった。 それから400年後、魔王が目を覚ました! 闇と共に滅ぼされるかに思えたゼティフォールだったが、勇者と神の意思により長らえていたのだ。 『再び危機が迫った時、新しき勇者と"共に"世界を救う』ために。 目を覚ましたゼティフォールは危機の訪れを察し、敵を迎え撃つ! 最強の名を欲しいままに、魔王の名を知らしめるが如く、勇者など必要ないと言わんばかりに! 最強の名は伊達じゃない。 復活した魔王軍だけの力で世界を救ったのだった! …………という予定だったが、うまく行かず、敵こそ撃退したものの魔王たる力を無くし、圧倒的強さも奪われ、残ったのはプライドだけ。 しかも、見ず知らずの土地に飛ばされ、雑魚モンスターにいじめられる始末。 服もボロボロ、体もボロボロ、唯一残ったプライドすらもボロボロ。 そんな哀愁漂うゼティフォールを救ったのは、天使のような翼を持った"最強"の幼女『ステラ』だった! ステラというチートな仲間を手に入れたゼティフォールの快進撃? が始まる── 頑張れゼティフォール! 負けるなゼティフォール! 今は幼女にお守りされる身だが、いずれ最終的には、多分、きっと、いつの日か、ひとり立ちしてプライドに見合った実力を取り戻すのだ!! ※一応主人公は魔王です

転生した体のスペックがチート

モカ・ナト
ファンタジー
とある高校生が不注意でトラックに轢かれ死んでしまう。 目覚めたら自称神様がいてどうやら異世界に転生させてくれるらしい このサイトでは10話まで投稿しています。 続きは小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していますので、是非見に来てください!

病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない

月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。 人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。 2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事) 。 誰も俺に気付いてはくれない。そう。 2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。 もう、全部どうでもよく感じた。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します

潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる! トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。 領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。 アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。 だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう 完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。 果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!? これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~

いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。 他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。 「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。 しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。 1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化! 自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働! 「転移者が世界を良くする?」 「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」 追放された少年の第2の人生が、始まる――! ※本作品は他サイト様でも掲載中です。

処理中です...