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新商品
しおりを挟む昨日採って来たミズゲルの核を加工して、何時もの魔道具の材料を作る。砂粒大にして魔力を込めて小分けにし、水はノーノ、火はリア、光はイゼッタに加工してもらう。浄化はネーヴェだが、まだ手持ちがあるので其方を使い、ミズゲルの本体で包み、クリスタルモドキにして行った。
新商品、浄化の属性魔石を使った空気清浄機。その名も『清浄クリスタル』である。
空気所か光に手を翳せば滅菌洗浄出来るし、携帯用トイレに入れれば屎尿を消し去るハイパワーだ。サミイにシャリー、ママ上殿による合議にて、一つ五千ヤンと決められた。
理由は、冒険者なら普通に買える値段である事。部屋に十リット程置いておけばキレイになり、一家に一つで充分足りる為、数が売れない事。オマルで用を足す家は金持ちだし、多少減ってしまうが浄水機能もあり、公共利用としても売れる為安くする必要が無い事。こんな感じでこの値段となったそうな。
キネイアッセンのトイレにバカスカ入れてたヤツが五千ヤンにもなるのか…。一粒五ヤンが千倍になったよ。出世したモンだな。
「此方も、鉄板に取り付けるだけとなりました」
「おわた。つか終わってひまー」
雑木はともかく、鉄があまり無い。あるにはあるが鉄板にするには足りなそうなのだ。またどっか行って集めて来なきゃなあ。
「鉄が足りないから先に棒だけ用意するよ」
「組み立てはアタシ達にお任せ下さい」
テイカが清浄クリスタルをマジックボックスに仕舞いながら口を開く。ラビアン達の夜なべ仕事にするようだが、子供のお世話しながらやれるのか?聞いてみると、多少効率は落ちるが問題は無いと言う。納期が無いから問題無い訳だな。
夕飯時、明日は鉄材を取りに行くと言うとカラクレナイが来たいとごねた。取る場所も決まって無いし、取れるかどうかも分からない上に、親の同伴も無いので今回は遠慮願いたいのだが、
連れてってくんなきゃ口聞いてやんないのっ
って顔されたら連れてくしか無いじゃないか人間だもの。ぷくーしてる頬っぺたを指で押したいのをグッと堪えて同行を許した。本当にヤバい時は本当に頼むよリュネ?本当にな?
そんな訳で翌日。かなり草臥れて来た荷車に乗って空に上がる。
「カケル、どこ行くの?どこ行くの!?」
二人きりで出掛けるのは初めてなのでテンション上昇中のカラクレナイにハグされながら、《逃げる》を使ってその場所を探す。
(人が近くに住んでなくて、鉄が大量にある陸地へ逃げる)
ググッと荷車が動き出し、当面の方向は決まった。この星半周以内には到着するらしい。荷車の鼻を進行方向へ向けて限界速度で飛んでった。
荷車の速度はノーズコーンやUFOに比べて格段に遅い。そして暫くは海である。荷車の凹みに雑木マットを敷いて、カラクレナイを抱っこして横になるのは自然の理であった。
「ちゅっ。んちゅ。初めて二人っきりなの」
「ん、そうだね。カラクレナイを独り占め出来て嬉しいよ」
「ちゅむっ、…んぷ。カララもなの…。カケル、乗って?」
乗ってとは、後ろからしたいと言う龍ならではの言い回しで、主にリームが使う。カラクレナイが俺の腹の上で仰向けになると、俺の両手を取って夢と希望の詰まった二つの丘の上に重ね合わせた。服の上から柔らかさが掌に伝わると、もっともっとと捏ねてしまう。捲れたスカートから生える脚の付け根を包む薄布は、既にペニスケを《収納》し剥き出しになったアイツが押し付けられて擦られる。
「カラクレナイのお股、温かいね」
「ん、ん。カケルのおちんちんも、あっついの…はふ、はぅぅ」
パンツを防御を掻い潜り、隙間からアイツの先端を滑り込ませると、先っぽに掛かる抵抗が増す。湿ったパンツが裏筋を刺激して、スベスベの肌にはぷりぷりの亀頭が密着する。このままではパンツを孕ませてしまう事になる。抜け道は一つしか無かった。
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