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ちっちゃくなっちゃった
しおりを挟むブリブリジョバジョバしたのを《洗浄》し、落ち着くまでお茶等出してやる。最初から戦意喪失な三人や俺に負けたクラウちゃんは当然として、俺に対してイキッてた姉さんも今や完全にブルっちまってしまった。
「お前等が殺ったトカゲと比べて、どうだった?」
「……無理です…」「戦うとか、そんなレベルじゃ無いですよ…」
「一生に一度見ないって、こう言う事…なのね」
「生きてるだけで幸せです…本当に…」
「怖…また、涙が…ううっ」
俺の問い掛けにそれぞれが返答を返して来る。威勢の良かった姉さんなんてベソまでかいちゃってるよ。
「上迄送ってやる。帰るな?」
「うん…」
素直になっちゃってまあ。皆が落ち着く迄待って上へと向かう。敵なんてボス部屋ですら出なくなっちゃったので何事も無く二十一階に着いた。
「リュネ。やはり龍の姿に戻るのはダメだったな」
「そんなぁ」
「見てみろアレを。ちっちゃくなっちゃったぞ」
途轍も無く巨大だったホテルオナホが、少し小さくなっていた。ほとぼりが冷めるまで此処には来ない方が良いかも知れない。
女達を浮かせて更に進み、地上へと戻った。
「お前等、宿は何処取ってんだ?」
外に出て、昼前。やはり時計が欲しい。延滞金を払って再び合流した俺が女達を送る為宿を聞くと、三本槍の宿であると言う。ギルドに寄るのは明日でも良いと言うので直接宿へと向かった。
「「カーケルー」」
「お帰りなさいませカケル様。戦利品はまた女ですか?」
フロントに挨拶しようとしていると、イゼッタ達が食堂から姿を現した。昼飯時だし丁度良かった。
「皆只今。これは違うぞ。偶々同じ宿だっただけだ」
「お久しぶりだねえ、色男」
「奥さんを置いてダンジョンに出会いを求めに行ってたんですか?」
「そんなの間違ってると思う~」
酒場みたいな食堂には十本槍の面々も居た。イゼッタ達と一緒に食べる感じで円卓を寄せてあるな。
「あら?貴女達って、私達が斡旋した…」
「はい、姐さん方。『風と刃』です」
いかにもなパーティー名だな。実に冒険者臭い。
「元気無いね?カケル様にエッチな事された?」
ミルカは手持ちに売り物が無いからか、俺に喧嘩を売っているようだ。
「「カケル?」」「カケル様、私が居ますよ?」
「私が居るんですからぁ、させませんよ。ふふふ」
「いえ、このお、カケル…様は、とても優しかったです。エロい事もしてません」
「此方のリュネ様に、ご指導ご鞭撻頂きまして…」
「恥ずかしながら帰って参りました」
十本槍の面々が凹み捲ってる風と刃を座らせて、更に円卓を集めて来る。そのおかげで俺達の周りだけとても密になった。まぁ、アフターケアは十本槍の面々に任せてしまおう。あんまり腹減ってないけど先に居たメンツの飯が届き出したので、ソーサーとスープを頼む。リュネは普通に食べるみたいだ。
凹んでた風と刃もエールを煽ると気を持ち直したようで少しずつ笑みが溢れ出す。そしてミルカがイゼッタに酒を飲ませたのでこの日も泊まる事になった。尻ペンせざるを得ない。
「此処が姐さん達の部屋ね?」「大きいですね」
「人数多いからね。カケル様、マットをお願い出来ますか?」
「あいよ」
ベッドを仕舞って雑木マットを敷いてやると、酔っ払い共が次々にダイブして行く。俺も寝たいし恥ずかしい部屋着に着替えよう…。
「なっ…」
「それ…本物…?」
「…無理ぃ。そんなの…」「私処女なのに…」
風と刃の面々が俺の恥ずかしい部屋着を見て勝手な事を言う。
「エージャ、疲れる迄突かれて良いぞ」
「喜んで!……構いませんか?奥様方…」
「ん」
「私達、孕んでるし。我慢」
「全部抜き取ってくださいねぇ~」
風と刃に手を出したら怖い目に遭う気がするのでエージャがぐったりする迄致してミルカに尻パンパンして寝た。これはお仕置だからノーカンな?それと十本槍のおっぱいはセーフって事でよろしく。
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