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値段なんて付けられない

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「んっ、んっ、起きた、ようだね…。はんんっ」

「気持ち良いよ…、マダム」

「お寝坊だね。早く、出しちまいな。みんなは、もう、炊き出しに出ちっ、まってるよっ」

「二人きりなのか」

俺は体を持ち上げてマダムのおっぱいにめり込むと、一心不乱に舐り吸う。アイツはイボイボとなって畝り、粘膜を擦る。

「あはっ、急にい!良いっゴリゴリが、良いわっ!!」

マダムを押し倒して腰を振る。周りに人が居ないからか、マダムの声も大きめだ。色っぽくてエロい鳴き声を聞きながら、どろどろの子種を噴き出す程吐き出した。
マダムも気分が乗って来て、朝飯は酒場で食う事になってしまったが、とても気持ち良かったです。

「全部で幾らだ?」

 飯を終え、椅子に座る俺に跨るマダムにそう言うと、少しだけ寂しそうな顔をした。

「旦那のナニに、値段なんて付けられないだろう?」

「皆の給料もあるだろ?飯には困らんだろうけど」

「あンた…、良い子だね。ならワタシの分は無しで良いから、みんなの分色付けておくれ」

「余るようなら貰ってくれ。維持管理費だ」

デッドサーチャーの魔石を五つばかり、床にゴロッと転がした。ギルドに出せば一つ三百万程にはなる筈だ。

「十年は通えるねぇ。先払いって事にしとくよ。だから…、また来なよ?」

食後のデザートを頂いた礼に特農ミルクをご馳走し、娼館を、そして街を出た。


 帰りたいけどまだ日も高いし、午後迄に後一ヶ所くらいは回りたいな、って感じで街道の上空を飛んでいると、下からの視線に気付く。誰だ?
よく見るとホルストっぽい動物に曳かれた荷車が立ち往生してる。そして見てるのは執事服を着てる。また眷属かな?降りてみた。

「お困りかな?」

「もしや、其方様はカケル様でございますか?」

「如何にも。で、どうしたの?君眷属でしょ?」

「はい。私、エンメロイ様の眷属が一人、魔族のダイナと申します。客車の車軸が折れてしまい、難儀しておりました」

見れば確かにシャフトが折れてて、更に軸受けも捥げちゃってる。直そうと試みて木が切り倒されては居るが、一人でやるのは面倒だろうな。

「微力ながらお手伝いしましょう」

「ありがとうございます。では…」

傾いた客車を浮かせて車体からシャフトを外し、車輪とも取り外すと、雑木をギュッと固めて作ったシャフトを通した。捥げた軸受けは壊れてないのも含めて全部新造したよ。軸受けの上に鉄製の板バネをくっ付けたスグレモノだ。少しの間空転させたら一度《洗浄》してダイナが持ってた食用油を塗布すると良い回転になったぜ。

「微力と言う意味が分からなくなりました」

油持つダイナが引いていた。そもそもの力が膨大ならば、微力も大きくなるのだよ。

「所で、カケル様は何方へ?」

「近場の集落に行って色々するつもりだよ」

「集落でしたらこの先に二つありますが、私が見回った所ですと、特にはありませんでした」

先回りされちゃったか。傷病者も居ないと言う。色々出来無くはなったがエロエロな事はしたいので名目上は危険な魔物を狩ると言う事で、ダイナとはお別れした。因みにダイナの方は俺がさっきまで居た街に向かうのだと。折角乗り心地良くしたのに馭者席に座ってガタゴトと行ってしまったよ。
別れてから程なくして二つの集落を回ったけど、危険な魔物は狩れなかった。ああ残念だなぁ。
集落の女達の手伝い等をして暇を作る。洗濯と搬送は特に喜ばれた。荷物を浮かせたり、子供を浮かせたり。その後は暇が出来た女達をヤリ部屋に連れてってセックスだ。母子二本挿しでしてみたり、女児を纏めてしてみたり。集落を出る頃には遊び盛りの子供等がアイツから離れなくなってたよ。ずっとぺろぺろするもんだからその場でまたヤッてしまった。
おかげで島に戻って来たのは夜になり、テイカのジト目が心地良い。一人で遅い夕飯を摂って風呂に入ってテイカを犯してそのまま寝た。







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