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石臼作り
しおりを挟む食事中は静かに食べる。ヌプヌプしてたらバジャイが食べられないからな。上下のお口で肉や肉棒をハムハムし、お腹一杯になると体を預けて寝てしまう。とてもワイルドだ。食事を終えて、風呂から上がり、ベッドの中でも挿したまま、ゆっくりゆっくり前後して、スローセックスで朝になった。
「カケル…さまぁ…」
切なそうな顔で目覚めたバジャイが色っぽい。バジャイは淡白なのでは無く、スローセックス派だったようだ。モゾモゾと腰をくねらせ軽イキを繰り返す締め付けが、俺の射精感を高めて行く。
「おはようバジャイ。出しても良いか?」
「んに、いっぱい、出して…」
昨晩から貯めに貯めた白濁を出し切る為に、腰の動きが早くなる。俺の体にしがみ付き、腰を浮かせて受け入れてくれるバジャイが何度も達し、その度に締め付けを強くする。溜め込んだ白濁がバジャイの中に注がれると、バジャイはビクビクしながら意識を手放した。
スッキリとした良い朝だ。
朝食食べ終え、片付け終わり、厨房に人は疎らとなって作業を開始する。
「リュネ、俺達が言ってたナマコってのはこれなんだ」
「よくこんなモノを食べる気になりましたね…」
「龍でも食わんのか」
「人の子も食べないと思いますよ?」
海鼠腸を抜いて木通の皮のようになったナマコを見せると眉間に皺を寄せていた。イゼッタやリアはお代わりしてた程には美味かったのだが、タコを食べない外国人…的な、食わず嫌いなのだろうか。
鍋にお湯を沸かしたら、小さく切ったナマコを塩茹でにし、後は天日で干すだけだ。雑木で作った笊に上げて、日当たりの良い入口付近にでも置いておこう。天気が良いので夕方には煮て食える程度には干し上がるだろう。
「茹でたても食えるが今回はあくまで薬だからな」
「刻まれて、茹でられても食べる気には、ちょっと…」
それでもリュネは食べ物と認識したくないらしい。龍にも好き嫌いはあるんだな。
さて、ナマコが干し上がるまで暇なのでやり残した仕事でも片付けるとしようか。
「夕方まで街で作り物でもして来るよ」
「子作りですね?」
「石臼だよ。バジャーイ、街に戻るぞー」
「…あ~い」
食堂の屋根でゴロゴロしてるバジャイを連れて街に戻る。今日も女達が風呂を使ってるようで、食堂には湯上り達が話に花を咲かせていた。
「あ、カケルさまだ」「カケルさまー」
子供達も風呂に入りに来たようで、誰かの母親に連れられてゾロゾロとエントランスに入って来る。
「カケルさまもお風呂入るの?」
「俺は今から街に行くんだ」
「えー!一緒に入ろーよ?」「ねー?」
ねー?と言われてもなあ。両手とペニスケ掴まれて引っ張られると断る事も出来ず、仕方無く、嗚呼仕方無く階段を降りて行く俺であった。
掛け湯して、湯に浸けて、洗いながらぺろぺろちゅぱちゅぱ。子供達が蕩けた顔で湯に浮かぶと、今度は大人達がやって来る。マットを敷いて寝そべると、色んな所に股がる女達。全ての穴にアイツを納め、たっぷりと福利厚生を施した。
石臼作りに来たのにスッキリ、基、すっかり昼飯時。街の広場へ昼飯を食べに行くとネーヴェとリームが居た。
「おたのしみ」
「石臼作りに来たのだがな」
「アマグキを搾る道具なら先程作ったぞ」
「マジか!」
「マジ。がんばった」
食事の後で見せてもらう事にしてネーヴェを撫でる。よーしよしよし。
「ぬへぇ」
「……」
リームも撫でる。
「ふふ…」
我も我もと女児が来て、なでなで行脚する事になった。全く、仕方ないなぁ…なでなで。
昼食後、ネーヴェ達が作った施設を見て驚いた。
「デカイな」
製塩工場の奥の岩壁をくり抜いて作られた施設は奥行三十ハーン程だろうか。その空間の中にデンと置かれたその器具は、俺の中の石臼の概念を覆す代物であった。
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