636 / 1,519
人が産まれる
しおりを挟む「ママ上殿、これから頑張ってもらうからコレで精を付けてくれ」
ペニスケを外し、顕になったアイツを躊躇い無く口に含むママ上殿。
「ネーヴェ、これ内緒な」
「カケル、ママ上の事心配なの、わかる」
「んちゅ、ありがと、ネーヴェちゃん」
ママ上殿のお口のサイズに細めたアイツが、口の中で舌で絡まれ擦られ吸われ、龍の血と先走りを嚥下して行く…。ネーヴェも涎を擦り付けてママ上殿を気遣うようだ。
「赤ちゃんが産まれて落ち着いたら、二人でしよう」
「あんむ…」
動きを止めて吸引力の増したママ上殿の喉に、シャバシャバとした子種を流し込む。零さず全て飲んだので、頭を撫でてキスしてやった。
「ちょっとまつ」
最後にネーヴェがアイツを頬張りクチュクチュ涎を塗り付けて証拠隠滅。浄化の魔石の効果で匂いも無いな、良し良し。派遣家政婦が戻って来たのでネーヴェを抱いて居間に戻った。
「またママの色香に惑わされましたねー!?」
「…リュネ?」
「さあ?」
何故バレるのか?ホント解らない。
「すまんサミイ、ママ上殿としたい」
「赤ちゃん作らないなら仕方ないです。けどパパが悲しむので程々に!ですよ!?」
「そうだな。肝に銘じるよ。所で皆は産まれるまで此処に居るつもりかな?」
「その事で御座いますが、一旦セカンドハウスへと戻ろうかと話しておりました」
リアが言う。客間じゃ椅子が足りないので斥候を出して後は撤退する事にしたそうだ。フラーラとノーノが残り、俺達は帰る。
「あ、旦那さま。ドアはわたしの部屋に置いてください!ここだと他の人も使うので」
そんな訳で、サミイの部屋に設置し直しセカンドハウスへ帰宅した。
「夕飯を作ります」「お世話できません」
「「悪しからず」」
ブチ姉妹は忙しくなるな。シャリーとリームが手伝いに行き、リュネとミーネはカラクレナイのご飯があるので島へと帰った。産まれる時は必ず呼ぶように、と約束を残して。
さて、残された俺達は暇だ。身重の三人は働きたくても働かせられない。テイカは三人の世話役でお茶を淹れてる。心を落ち着ける時間には丁度良いだろう。俺もお茶をもらい、ゆっくりと啜った。
少年隊と友恋、ワーリンが帰宅し、夕飯を食べて風呂に入る。リュネとミーネが合流して静かにその時を待った。
「お前さん、なんか、ドキドキするね」
「人が産まれるんだねー。弟が産まれる時はあたいも小さかったから分かんなかったけど」
「卵可愛いですよ」
「愛着が湧くな」
「人は卵では産まれませんので…申し訳御座いません」
「知ってるか?人も卵を産むんだぞ」
「「「「え?」」」」
保健の授業で聞き齧った内容を話してやると皆一様に感心していた。そんな折…。
「皆様!始まります!」
声を大にしてノーノが帰って来た。皆直様転移門を潜り、サミイの部屋を抜けて客間に集まる。俺は皆の分の椅子を用意し、座して待つ。男に出来る事はこれだけだ。
「お、おお、カケル様。それに皆様お揃いで」
「リュネ、解毒。ネーヴェは浄化」
客間に来た親父殿に《洗浄》を掛ける。
「ひっ!ああっふぁぁ~…」
「いきなりごめんよ。けど赤ちゃんの前で酔った姿は見せられないもんな」
「これは…、ありがとうございます。スッキリ致しました」
「パパ、お酒飲んでたの!?」
「サミイ、許してやれ。男には待つ事しか出来ないんだ」
「旦那さまはパパみたいにならないてくださいね!」
「俺普段からそんなに飲まないしー」
「カケル様にはあたしが付いております」
「じゃあオレもー」「あたいもー」
「貴女達はお手伝いするのよ?」
「いや無理だろ?オレなにすんのさ」
「あたいじゃ足手纏いだよー」
「皆様、お静かに」
フラーラに窘められ、ノーノのお茶を飲んで静かにその時を待つ。親父殿がキョロキョロソワソワするのを見て、俺は逆に冷静になれた。
「んあーーー!んぎゃあーーー!」
それは一オコン程後の事であった。
0
お気に入りに追加
135
あなたにおすすめの小説
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
転生した体のスペックがチート
モカ・ナト
ファンタジー
とある高校生が不注意でトラックに轢かれ死んでしまう。
目覚めたら自称神様がいてどうやら異世界に転生させてくれるらしい
このサイトでは10話まで投稿しています。
続きは小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していますので、是非見に来てください!
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
貞操逆転世界に無職20歳男で転生したので自由に生きます!
やまいし
ファンタジー
自分が書きたいことを詰めこみました。掲示板あり
目覚めると20歳無職だった主人公。
転生したのは男女の貞操観念が逆転&男女比が1:100の可笑しな世界だった。
”好きなことをしよう”と思ったは良いものの無一文。
これではまともな生活ができない。
――そうだ!えちえち自撮りでお金を稼ごう!
こうして彼の転生生活が幕を開けた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる