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発情期
しおりを挟む夕飯は擦り下ろし野菜のソースを乗せた焼肉に、謎野菜たっぷりのスープ。薄切り燻製を散りばめたサラダ、そして初お目見えの四角いソーサーが並んだ。
「この形は初めて見るな。大きく焼いて、切ったのか」
「千切って丸めて伸ばすより、一気に伸ばして焼いてから切った方が楽なのです」
ニト曰く、余った鉄板を見てリームが良い調理道具を作ってくれたのだと。今はカラクレナイの傍から離れたくないので後で見せてもらお。
カラクレナイのテーブルの前には肉と野菜が山になってる。
「カララもお手伝い、したかった」
「子供の内はたっぷり甘えとけ」
大きいと手伝えないカラクレナイだが、一度姿を変えると暫く元には戻せないみたい。リュネ達大人は自在に変えられるので要練習って事なのだろう。
「くるるる~」
頬擦りされて涎でべちゃべちゃ。高級品を湯水の如く垂れ流すカラクレナイの口を雑木タオルで拭って俺毎《洗浄》する事三回、漸く料理が行き渡り、皆揃っていただきます。
カラクレナイは大きくなったおかげで肉も野菜も殆ど丸呑みになった。龍にして見りゃ焼肉なんて一口大にも満たないし、野菜なんて飲み物だからな。空から降って来る野菜の煮たのを宙に浮かせてカラクレナイの口に放り込む。
美味しく楽しく、そして騒がしい食事を終えて夜が更ける。風呂から上がって向かうはリームの巣だ。左右から女の香りを纏わせたミーネとリームに腕を引かれて巣に入る。
「カケル、久しぶりな気がするぞ」
「龍の時間感覚では一瞬だと思うけどな」
「いけずな事を。我は何時でもしたいのだ。背に乗せたいし股座を掻き回して欲しいのだ」
「私だってそうだぞ、旦那様よ。発情期でも無いのに今からすると考えるだけで発情してしまいそうだ」
「発情期、俺の生きてる内に来ると良いんだがな。俺のスキルでは龍への効果が薄いと見える」
「子は成したいがその分楽しめる」「我もだ」
ベッドに裸で寝転んで、イチャイチャチュッチュと絡み合う。そしてぺろぺろぬぷぬぷ始まった。最初は序列優位のミーネから。股間に跨り激しく上下に抽挿するので《耐性》増し増しで突き上げる。
「んーーーっ!あっ!あっ、イク。来い!くっ、くぅーーっ!」
イった後も腰を振り、潮を吹かせて子種を注ぐ。ねっとりした液体がたっぷりと詰め込まれ、アイツを引き抜くと勢い良く吹き出した。
リームは後ろから突かれるのがお望みのようで、腹這いで尻を突き出し広げてる。背中に覆い被さるように乗っかって股の間に割り込むと、にゅるりと何の抵抗も無く奥深くに飲み込まれた。そして二度と抜かせまいとして強まる圧に、股間のアイツは歓喜する。
「あああ!良いっ!お主の!主のがぁはあっ、主さまっ!んはっ主さまぁああっ!!」
ビクビクと仰け反るリームの乳首を摘み上げて背面座位に立たせると、アイツは更に奥へと入り込む。プシプシ噴き出す潮を飛ばすリームの中へシャバシャバの子種を補充してやった。
朝。倉庫一杯に充満する俺達の匂いに、起こしに来た兎が噎せた。
「けふっ、かっ、カケル様、スキルでもっ!えふっ!けふっ!耐えきれ、ません!発情しますっ」
子供達に弓の使い方を教えていた女が腹を押えて蹲ってしまった。腹と言うか下腹部と言うか…。直ぐにくちゅくちゅ音が鳴る。
「ミーネ、リーム、すまんが此処までだ」
「龍の匂いに当てられたか。羨ましいな兎の子は」
「我は寝る。おやすみ主様」
べちゃべちゃのマットで寝ようとするので部屋全体を《洗浄》して、母屋のベッドに兎を連れ込みセックスした。
そんな訳で朝食を食べ損ね、今は一足遅い昼食を食べている。
「もうひあへおはいはへんらひたぁ」
兎には罰として、俺の食事中テーブルの下に潜り込ませてアイツをしゃぶらせている。皆がご褒美だと思っているが、俺が罰と言えば罰なのだ。何度目かの口内射精を胃の中に流し込み、再び下のお口でむしゃぶり付く兎であった。
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