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そっち

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「此処がカケル様の定宿ね」

この手のセリフは様式美としてスルーする。女将や看板娘とズブズブして無いので後ろめたくも無いしな。

「三本槍の宿、初めて来ます」

聞くと、普段は個室の宿で二人きりでヨロシクヤッていたのだと。それはそれで良いと思う。パーティー用の、一番広い部屋にチェックイン。四階にある部屋に着くと、五つしか無いベッドを《収納》して雑木マットを敷いた。

「カケル様、寝ますか?しますか?」

エージャがベッドの上で股を広げると、皆もソワソワしだしたよ。

「飯の時間まで風呂にでもしようや」

部屋の真ん中にお風呂セットを作り出し、水を張って鉄板をドボン。

「それ、魔道具だよね?売ってる物なのかい?」

「エディアルタと旧ナーバーグにしか無いし、冒険者には売らない事になってるんだ。数が揃わなくてね」

「ミルカの実家はナーバーグだったよね」

「実家、無くなっちゃいましたけどね」

「そりゃあ悪い事したな。ナーバーグを更地にしたの、俺なんだ」

「「「「え!?」」」」

「ナーバーグを乗っ取った貴族を一掃する為だと聞いております」

「それ、知ってます。領主様を襲ってすげ替わったんですよね。家は商家だったので直ぐに引越ししたんです」

「そこの三女が妻の一人だ」

「…イゼッタちゃん、生きてたんだね…結婚までして…」

世間は狭いな。こんな所に…って、実家の近くなら居ない事も無いのか。

「うう…、歳下のくせにぃ~」

生きてた事より嫁になってた事に思う事があるようだ。侯爵令嬢をちゃん付けする程度には仲良しで、シャリーの事も知ってたよ。

「うう…、ちっちゃいくせにぃ~」

女の子がしてはいけない顔になってるので、ひん剥いてなでなで揉み揉みチュッチュして、ちょっと温目の浴槽に、抱っこしたまま浸かった。

「はぁぁ~、きもちいぃ~」

ぬるま湯に嫉妬心を溶かし出し、ミルカはくねくね腰を揺らす。浮力があるので丁度良い挿れ具合なのだろう。身も心も蕩けてる。その内左右に二人が付いて、俺の手をお股に挟んで擦りだした。左右の耳を食おうとするので交互に舌を絡め合う。

「続きは飯の後な?」

皆には風呂を楽しんでもらい、俺はミルカと繋がったままベッドに飛んで、ミルカの穴を楽しんだ。皆羨ましそうな目で見ているが、夜は長い。楽しみにしておけ?
夕飯の後は有言実行。一人ずつしっかり福利厚生を施して寝かし付けた。


 ヤーンの柔らかまんこの中で目覚めた朝。酒場で食事をしながら三人娘と元ハーレムがパーティーを合併する旨を聞く。
何方も二十二階を稼ぎ場に出来る上、三人娘はその下でも充分余裕を持って戦えるので人数を増やしても儲けが出ると考えたのだろう。
ヒーラー、バッファー、アタッカーを兼務していたカリータにはヒーラー専門であるヤーンの加入は有難いと思うし、遊撃のコーネリアと盾持ちのミニッツの加入は、カリータが戦闘に参加出来るようになり、手数が増やせて良い事尽くめだろう。

「これだけ集まりゃナンパもされないね」

あ、そっち?
ともあれ、今日はフォーメーションの確認や装備の調整、そしてより交流を深めると言うので町に繰り出すそうだ。

「エージャ、俺達はどうしようか?」

「しますか?」

「それしか無いのかよ」

「では、もう少し鍛えたいです」

「ならまたダンジョン行くか。十日分は部屋を借りとくので皆は自由に寝泊まりしてくれ」

「良いのかい?」「流石太ちん」「長ちん」「十本槍」「ね、パーティー名それにしない?」

「「「「いーねー」」」」

女達が姦しくなると、暫く動かなくなるのは島ではよくある事だ。此処でもきっとそうだろう。女達のパーティー名が決まった所で皆と別れ、俺とエージャは延長金を払って宿を出た。今回は転移罠の下に潜ってみようかな。



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