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幸せの代償

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 お茶を頂き一息着いて居ると、サミイが街に残ると言いだした。商品を売るのに人手が要るからだそうだ。売り出しから落ち着くまで手伝ってから移動しても良いのだが、とっととエディアルタに持って行けって事らしい。

「サミイ、お別れなの?」

「ママ達のお手伝いしなきゃだから残るだけですよ?エディアルタからの帰りに拾ってください」

カラクレナイの不安を完全否定して笑顔を見せる。

「カララちゃんも家でお手伝いする?」

「ママうえ!する!カララお手伝いするの!」

「まあ嬉しい。ミーネ様、リュネ様。こう言ってくれましたが、よろしいですか?」

「私は構わん。とは言え一人にはさせられんので私も残ろうと思う」

「では私も残りますね」

リュネとミーネも寝具店の居候になるようだ。

「カケル様」

リアも残るそうだ。リアが残るならばメイド二人も残る。そうなると人数が多いのでカロ邸に泊まりたい。との事で、後でアルネスに相談しなきゃならんな。身重に長距離の移動は負担になるし、カラクレナイの教師として残ってもらうのは吝かでは無い。…が、エディアルタに行くの俺一人か…。

「エージャ、カケル様に同行して身の回りの世話をなさい」

「承りました奥様」

突然の、ママ上殿の発言にちょっと驚いた。

「え?人手が足りないんでしょ?」

「これだけ居れば充分ですよ。それに、一人では寂しいでしょう?」

「行きましょう!さあ行きましょう!」

「せめて装備を着て来い」

装備を着込んだエージャを連れて、先ずはカロ邸へ向かい、アルネスに捩じ込みながら龍とリア達を泊めてもらうよう頼んだ。

「折角二人になれたのに目の前で見せられる私は女神様に試練を課せられているのでしょうか。怨みます。羨ましいですカケル様ぁ」

「馬鹿め。俺とアルネスのセックスを見て自分ならどうするか思案しろ。アルネスは自分より主の身を立てる立派なメイドだぞ」

「身にっ!余る言葉っですぅぅぅ!んはっ!中にどうっぞおおお!!」

たっぷり注いで回復し、生活費を渡してカロ邸を後にした。肉はともかく野菜は沢山買うだろうからな。

「所でエージャよ。ギルド証は持ってるか?」

「持っていましたが奴隷となる際失効しました」

「だったらまたギルド証作んなきゃダメか」

「再発行の料金はそれなりに掛かりますよ?入街料を払った方が安いかと」

「入る時のチェックに時間を取られたくないんだ。それに体が鈍るだろ」

「確かに。だいぶ鈍っていると思います。幸せの代償ですね」

「家族を守れる程度には鍛えとけよ?」

ギルドに向かい、エージャのギルド証を再発行してもらう。受付嬢が睨んで来るので《威圧》玉でブルブルし、棒を捩じ込んでやるとプルプルして大人しくなった。

「仕事をしないと抜いてやらん」

「あ、貴方のせいで…んっ、大変、なんですから…」

「喧嘩を振って来るのはギルドの方だ」

「羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい…」

再発行して二人の事務処理を済ませたらギルドを出る。棒は抜いたが玉はそのままにした。夜には消えるだろうしな。

 街を出て、新型ノーズコーンを取り出した。大型化したので二人の移動ならこれでも良いだろう。

「エージャ、おいで」

「待ってました!」

手を広げると抱き着いて来るので抱き返し、ノーズコーンをすっぽり被せて空に上がる。もう門兵も何も言わなくなったな。上空からは横になり、水平移動でメルタル大陸へと飛んだ。かっ飛ばせば一オコン掛からず着くと思うが、エージャがペニスケを外してスリスリしてるので収めながら行こう。抜かず出さずで二オコン掛けて、メルタル大陸に到着した。

「ごだね…。ごだれはやぐ…」

「したがりの癖にスタミナ無いよなぁ」

ノーズコーンはとにかく狭く、服を汚したくも無かったので、濡れ少な目の粘度増し増し、摩擦力強目でゆっくり大きく中の感覚を味わって居たのだが、エージャには良過ぎてしまったようだ。
回復を掛けて休ませながらエディアルタに向かった。

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