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よく分からん理屈
しおりを挟むバルジャンとはギルド前で別れ、俺達は樵に帰る。ティータはお昼の手伝いで食堂へ、俺とネーヴェは時間になるまで部屋に籠る事にする。
「ラッテ、治るかな?」
「テッチー達の家でも言ったけど、血塊の取り出しは問題無く出来る。ただ、泣き声以外出した事無いとなると、声の出し方を覚えなきゃならんよな」
「そこをなんとか」
「施術後はリハビリに付き合ってやると良いよ」
「カケルも」
「勿論俺も付き合うよ。一緒に応援しような」
「うん!カケル大好き!」
「俺も、人の子に優しくできるネーヴェが大好きだぞ」
昼飯の時間になり、ティータが呼びに来るまでイチャイチャした。
午後を過ぎ、仕込みが終わったと言って女将とティータが遊びに来た。
「旦那放ったらかしで良いのか?」
「あの人は昼寝中さね。今寝るのも仕事なんだよ。それにしても、ターナー達と言い、ラッテちゃんと言い、カケル様は神様みたいだね」
「俺は神じゃ無いしラッテはまだ治してない。女好きの冒険者さ」
「んく、ラッテや、テッチーにも…あん!手ぇだす!んんっ、でしょ!?」
「二人がしたいならな。出来れば奥さんともしたいし、メイドも良さそうな尻してたなー」
「この!すけべぇぇ!あぁぁん!」
「カケル様、実はまだ何人か孕ませて欲しいって女が居るのさ。お願い出来ないかねぇ?」
「口を滑らせちゃったのか」
「済まないねぇ」
「孕みたくないけどしたいって女は居ないのか?」
「そりゃあ履いて捨てる程居るさ。そこでくたばってるのも含めてね。早くおどきよ」
「わたひらって孕みたいよ…。けろ、カケル様と約束したしー…」
「結婚したら孕ませてやるって、約束したんだ」
「悪い男だねぇ、けど好きだよ…あん…はぁぁ、気持ち良いぃ…」
明日はラッテの施術があるので、明後日以降で主婦達の希望の時間に合わせる事になった。
前回ヤリ捲った部屋は女将の実家で、親が亡くなってそのままにしてある部屋だそうで、そこを使わせてもらう事にした。
「飯は、宿で食べてっ、あっ!あっちで寝泊まりして!良いぃぃよぉぉぉ!あっあっあはぁぁ~!!」
「そんなのダメー、私が出来なくなるじゃない!」
「そうだな。ネーヴェにはこっちでお留守番してもらいたいし、この部屋は出ないよ。女将のまんこも使いたいからな」
「あ…、ありがたいねぇ」
そんな訳で、女将に鍵を借りてヤリ部屋に向かった。ソファーしか無いからエッチし辛いんだよな。雑木紙のマットを厚く敷いてベッドや敷物にして、テーブルに水瓶、柄杓にコップと休憩出来るスペースも作ったよ。
「ネーヴェ、遮音結界頼めるか?」
「わかった。けどリュネとは違うかんじになる」
「どゆこと?」
「リュネの結界は要らないものだけを弾く。私のは音の出る時間を変える」
「時間かー。部屋の中の時間を短くしたりも出来るのか?」
「そっちのが得意。外と中の時間が変わると音が出なくなる」
よく分からん理屈だが、ネーヴェが言うならそうなのだろう。魔法は科学とは違うからな。外の一オコンを中の十オコン程にしてもらい、ネーヴェとエッチした。ネーヴェがぐったりするまで致したけど夕飯には間に合ったよ。これなら時間に追われた主婦達にも安心だ。長居し過ぎると歳取っちゃうけどな。
翌朝、朝食を終えてテッチーの家へと向かうと、家の前には何人もの男女を引き連れたバルジャンの姿があった。
「おはようございますカケルさん」
「どうしても見たいのか」
「貴方を詐欺師にしない為です」
「物は言いようだな。ラッテが緊張するからダメだ」
騒ぎ出す馬鹿共を《威圧》して黙らせる。
「俺はともかく、ネーヴェは怒らせるなよ?」
「その子がドラゴンだなんて信じられません」
「ジョンの言葉を信じられないならサブマス失格だな」
「ジョン様は騙されているのです」
「とりあえずそこに立ってろ」
バルジャンにも《威圧》を掛けて、身動き出来なくしてやった。
「ネーヴェ、そんな顔で友達に会いに行くつもりか?」
「ギュッてして」
抱き締めて撫で回し、限界まで抑えた殺意を散らす。我慢できるようになったんだな、よしよし…。
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