上 下
447 / 1,519

婦人会の集まり

しおりを挟む


 ダンジョンで遊んだ翌日。久しぶりに夢を見て目覚めた。ダンジョンの中で抜き差しした二人のアラクネの夢だ。頗る夢見が悪い。
敵として相対するなら容赦はしない。が、エッチの最中に煙になって消えた二人に未練があるのだろう。ビリヤードの玉程の魔石を二つ取り出してじっと見詰めていると、隣で寝ていたネーヴェが目を覚ました。

「カケル、食べてい?」

「おはようネーヴェ。これはダメ。俺が死ぬ時迄持ってるつもりだよ」

「だいじなもの?」

「俺とエッチしたせいで、ダンジョンに殺されたんだ」

「いい子、だった?」

「そうだな」

抱き着いて顔を埋めるのは、慰めてくれているのだろうか。なでなで。もう少し寝ようかと思った矢先、ドアをノックする音がした。

「カケル様、ネーヴェ様、起きてる?朝ご飯食べるでしょ?」

「たべる!」

パパっと起き出しドアを開けるネーヴェ。飯に釣られて騙されたりしないか心配になるぜ…。

「後さ、カケル様、今日暇?」

「土産物でも買おうかと思ってたくらいだが」

「あー、やっぱり帰っちゃうのね」

「家があるからなー。で、何の用だ?」

「お母さん、婦人会の集まりがあるんだって。だからお昼の営業は無しなんだけど、一緒に来ないか?って」

「構わないが、ネーヴェの昼飯どうしよう」

「だったらネーヴェ様は私と一緒に遊びましょ?商家のテッチーとラッテの家で遊ぶ約束してんの」

「まずはごはん。話はそれから」

朝食を食べながらティータの話を聞いて、一緒に遊びに行くと決めたようだ。お昼はお小遣いあげるので足りるだけ買って食べなさい。おやつ分とお友達分含めてジャラジャラあげといた。

「カケル様って、過保護?」

「よく言われる。が、ネーヴェが腹を減らしてそこいらの人を食べたら困るからたっぷり渡すだけだよ」

「人なんて食べないでしょ?」

「人は食べない」

人そのもの食べないって事だな?魔力も食うなよ?ご飯をたっぷり食べたネーヴェは、食休みも早々にティータと二人出掛けてしまった。初めて一人にさせるのか…。心配だ。しかし俺にも用があるので出掛けなきゃならん。食休みして女将が出掛けるのを感じたら、少し時間を開けて外に繰り出した。

 少しして、女将の尻を見付けたので《威圧》の玉でアソコをクリクリしてやるとほんの少し振り向いて、周りに気付かぬ程度の笑顔をくれた。色っぽさにアイツが硬さを増すのが分かる。
距離を保って歩いて行くと、通りから路地に入り、曲がって曲がって着いた先は集合住宅だ。玄関前で女将が立ってる。

「カケル様、いきなりでびっくりしたよぉ」

「済まない。女将の尻が色っぽくてな」

「上に行くよ?入ったらドアを閉めて鍵掛けとくれ?」

此処は素直に従おう。玄関を潜って踵を返し、ドアを閉めて鍵を掛ける。振り向くと、女将がスカートをたくし上げて尻を向け、パンツを横にずらしていた。

「お願い、出来るかい?」

「とんでも無い。待ってたんだ」

ペニスケから解放されたアイツが女将の中に入り込む。女将の穴は既にぬるぬる、スムーズに奥まで侵入した。

「はぁぁぁ~…」

長い吐息が艶っぽい。女将を浮かせ、服の上からおっぱいを揉みながら、階段をゆっくり上がって行く。ギシギシズブズブ。声を抑えて居ても少しずつ荒くなる吐息が気持ち良い事を伝えてくれる。

「い、一番、上だよ…」

「部屋に着くまで耐えたら注いでやる」

「ん、あ、お願い…。耐え、させておくれよっはん!」

直ぐにでも高速ピストンをお見舞いしたくなった。我慢我慢…。
長い階段を登り切り、部屋をノックし中に入ると女達が驚きと興味で迎えてくれた。

「メイヤ、あンたはしたないよ!?」

「もしかして一階から…ずっとかい?」

「それにしても美味そうに咥えちまって…、宿の客かい?」

「冒険者のカケルだ。約束なんで一度出させてもらうよ」

「ああ、来て!中に熱いの出しておくれぇぇ」

女達の見てる前でスカートを《収納》し、顕になった接合部を見せ付けながらお待ちかねの一発を流し込んだ。
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。

狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。 街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。 彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)

転生した体のスペックがチート

モカ・ナト
ファンタジー
とある高校生が不注意でトラックに轢かれ死んでしまう。 目覚めたら自称神様がいてどうやら異世界に転生させてくれるらしい このサイトでは10話まで投稿しています。 続きは小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していますので、是非見に来てください!

病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない

月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。 人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。 2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事) 。 誰も俺に気付いてはくれない。そう。 2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。 もう、全部どうでもよく感じた。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します

潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる! トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。 領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。 アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。 だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう 完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。 果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!? これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~

いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。 他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。 「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。 しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。 1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化! 自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働! 「転移者が世界を良くする?」 「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」 追放された少年の第2の人生が、始まる――! ※本作品は他サイト様でも掲載中です。

貞操逆転世界に無職20歳男で転生したので自由に生きます!

やまいし
ファンタジー
自分が書きたいことを詰めこみました。掲示板あり 目覚めると20歳無職だった主人公。 転生したのは男女の貞操観念が逆転&男女比が1:100の可笑しな世界だった。 ”好きなことをしよう”と思ったは良いものの無一文。 これではまともな生活ができない。 ――そうだ!えちえち自撮りでお金を稼ごう! こうして彼の転生生活が幕を開けた。

処理中です...