425 / 1,519
ぶ〜らぶら〜
しおりを挟むもじもじしながら俺の腕に絡み付くカロと食堂へ向かうと、既に料理が出揃っていた。
「お楽しみでしたね」
テイカの笑顔が刺さる。
「カロの疲れを癒してたんだ」
「お楽しみだったな」「お楽しみだったのですか」「お疲れ様です」
メイド四人もそれぞれにこやかに俺の心を抉って来る。アルネスはカロを可愛がってくれた事に純粋に労ってくれてそうだ…よね?
「カケルさま!地下にダンジョンあった!」「お湯のダンジョン!」「しゅわしゅわ~」
少年隊が天使に見えるぜ。後で一緒に入ろうな!昼飯食べたらダンジョン探索に行く事に決まった。
「私もはいる」
ネーヴェが割って入って来たが、どうしよう…。
「ネーヴェさまは俺達に裸見せても平気なの?」「俺達男だぜ?」「ぶ~らぶら~」
「カケル、へいき?」
「ヤダ。ネーヴェとは、後でゆっくり入りたい」
「わかった。後ではいる。さっさと出ろ」
「大丈夫だよ。此奴等の風呂は短いから」
「お湯に長く入れねーし」「体洗わねーし」「浴びるだけだし」
ちゃんと洗うまで出さん!そんな訳で飯を食って食休みしたら少年隊を引き連れて風呂に来た。忘れていた訳では無いが脱衣場が無い。煉瓦を捏ねて桶と衣類籠を作ったよ。ちゃんとしたのはテイカにお願いしよう。
「掛け湯しないと殺されるぞ」
「わ、わーってるって」「ん、ぬるい!」「これなら入れる」
子供達には島やカロ邸の風呂は熱過ぎたのだな。掛け湯して軽く体を擦ったら下流の方に流れて行った。俺は適温の湯溜りに入る。
「ふぅ~。やっぱ熱めが良いぜぇ~」
「ぬるい水の方が良いよー」「水でも良いー」「水がいー」
「水なら多分あれが水風呂だと思うぞ」
昨日見てない水溜まりに、水の属性魔石からちょろちょろと水が来ている。まだ溜まり切ってないのであれが水風呂で間違いない。水と聞いてぴょんぴょんびちゃびちゃぶらぶらと移動してた。ノーノが見たら発情してしまうな。
「うひゃーつめてぇー」「ちんちん縮む~」「玉がなくなる~」
だが、それが良いと奴等は言う。サウナの後の水風呂は気持ち良いし、長湯目的でもあるので良いのだが、水風呂オンリーは大丈夫なのだろうか?
「体が冷えたらまた湯に入れよ?」
「「「はーーーい」」」
言った傍から出て行こうとしたので浮かせてお湯に漬け込んだ。まだ体もちゃんと洗ってねーだろーが。ゴシゴシわしゃわしゃ三人を洗い、最後に《洗浄》して乾かした。完璧だ。
「スキルで洗ったらお風呂に入った意味なくね?」「水風呂は気持ちよかった」「また水浴びするー」
「ビタビタで外に出て欲しくないんだ。掃除する人が困るだろ?」
「わかった。ちゃんと拭くよ」「「俺もー」」
乾いてふわふわになった兎達は服を着て出て行った。またボートで遊ぶらしい。
「カーケールさぁ~ん」
「な~あ~に~?」
「お風呂はいる」
「もう良いぞー」
パパっと服を消して飛び込んで来たネーヴェを抱き止めて掛け湯する。龍は常時洗浄状態なんだっけ。湯温に慣らす効果もあるし、まあ良いか。脇を抱えてお風呂に浸した。
「私も~」
龍は常時洗浄状態なんだよな?掛け湯しなくても…オーラを出すな!しゃがませて、髪を上げたら背中から掛けてやったよ。背中と脰から背中を通って尻へと続くラインが実にエロい。
「しないのですか?」
「今したい。直ぐしたい。けど一緒に入りたい」
「うふふ、後でい~っぱいしましょうねー」
浴槽に、浮かぶたわわも魅力的。
「あたしにもたっぷりお願いします」
人種達が列を生してた。テイカもエロい体してるなー。サミイはぷり尻食べちゃいたい。カロはさっきしたけどまたしたい。アルネスの括れも良いな。フラーラは締まった肉してやがる。ノーノは逆に柔らかそう。シトンは薄ら脂肪が乗って、アズはプルンプルン。思わずおっぱい揉んでしまった。
0
お気に入りに追加
135
あなたにおすすめの小説
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています
実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。
けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。
日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。
あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの?
ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。
感想などお待ちしております。
女性の少ない異世界に生まれ変わったら
Azuki
恋愛
高校に登校している途中、道路に飛び出した子供を助ける形でトラックに轢かれてそのまま意識を失った私。
目を覚ますと、私はベッドに寝ていて、目の前にも周りにもイケメン、イケメン、イケメンだらけーーー!?
なんと私は幼女に生まれ変わっており、しかもお嬢様だった!!
ーーやった〜!勝ち組人生来た〜〜〜!!!
そう、心の中で思いっきり歓喜していた私だけど、この世界はとんでもない世界で・・・!?
これは、女性が圧倒的に少ない異世界に転生した私が、家族や周りから溺愛されながら様々な問題を解決して、更に溺愛されていく物語。
おばさん、異世界転生して無双する(꜆꜄꜆˙꒳˙)꜆꜄꜆オラオラオラオラ
Crosis
ファンタジー
新たな世界で新たな人生を_(:3 」∠)_
【残酷な描写タグ等は一応保険の為です】
後悔ばかりの人生だった高柳美里(40歳)は、ある日突然唯一の趣味と言って良いVRMMOのゲームデータを引き継いだ状態で異世界へと転移する。
目の前には心血とお金と時間を捧げて作り育てたCPUキャラクター達。
そして若返った自分の身体。
美男美女、様々な種族の|子供達《CPUキャラクター》とアイテムに天空城。
これでワクワクしない方が嘘である。
そして転移した世界が異世界であると気付いた高柳美里は今度こそ後悔しない人生を謳歌すると決意するのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる