289 / 1,519
武力とコネ
しおりを挟むテイカの湯上りを待つ俺と男児達だが…。
「お前等も一丁前に勃起するようになったんだな」
「やめろよ恥ずかしい」
「そんな事言ったら俺なんて勃ちっ放しだぞ?街行くとすげー見られるんだぞ?触られたりするんだそ?嬉しいけど」
「嬉しいのかよ」「もっとでかくしたい!」
「デカすぎると入らなくなったりするからそこそこが一番だよ。それに持続力と子種の量が重要だ」
子種の量を増やすと言えば亜鉛だが、シルケに牡蠣は居るのだろうか?摂れるかわからん栄養素より、持続力を高める方が良いのだろうな。知る限りの持続力増加法を教えてやった。
「子供に何を教えているのですか」
湯上りのテイカと偶々通りがかったノーノに怒られてしまった。ノーノは子供勃起ちんちんの膨らみを見てニヤニヤしてるだけだったが。
「テイカ、さっき言った通り、冒険者のなり方と、あると有用な技術と技能について教えてくれ」
「冒険者だけではありませんが、身を守る術は必要ですね。それと、薬草等採集物の知識、料理を含めて外での寝方は必要でしょう」
「ラビアンは男も性欲旺盛なんだろ?娼館に務めたら金に困る事無さそうだよな」
「カケルさまぁ、俺達まだ子供だぜ?」「冒険したいんだぜ」「ぜ?」
「子供勃起ちんちんをニヤニヤしながら見てる王女付き賢者メイドも居る。需要はあるんだろうがそれはまたの話にしよう。先ずは力だな」
「コネは置いといて武力はあるだけ良いですね。リュネ様とミーネ様に鍛えてもらいましょう」
「龍が師匠なら心強いな。コネとしても」
子供達はリュネの名を出されて直立不動になってるが、死なない為には必要な事だ。
「そう言えば、冒険者には年齢制限あるんだろ?街の子供は冒険者になれなくて袋拾いしてるみたいだし」
「はい。十二歳から登録は出来ます。討伐依頼は受けられませんが」
「俺十二!」「十一…」「俺もー…」
「一年龍に鍛えて貰って、お墨付きが貰えたら登録だな」
「俺、がんばる!」「生き残る!」「俺も」
「うふ、お墨付きですか?」
女児にはお姉ちゃん扱いされ、男児には畏怖の対象の厄災が起きて来た。子供勃起ちんちんも下を向く程怖いのか…。二階で寝てたようなので聞こえていたのかも知れないな。
「冒険者になりたいそうだ。死なないように、死なない程度に鍛えてやって欲しい」
「人の姿での戦闘は苦手ですので、教えるのは魔法が主になりますよ?」
「確かに。龍と戦い慣れたって、実戦では命がいくらあっても足りないしな。命乞いの仕方を覚えた方が有用だ」
「スキル無しなら俺より強そうだし、頼んでみてくれ」
色んな戦闘スタイルを学んだ方が良いと思うので引き続きラビアンのアーチャーとナイフのテイカにも指導してもらおう。フラーラも、仕事の合間になら良いらしい。賢者ノーノ、お前も頼むよ?
「カケルさんも、一緒に魔法のお勉強しましょうね」
今一使い熟せてないからなー。俺も講義に参加しよう。
「カケーカララァー」
全裸の天使も起きて来たようだ。余所行きだし、島の中くらいは良いだろう。それよりも。
「カラクレナイ、自分の名前が完璧じゃないか。凄い凄いぞ!?」
「カララちゃんも魔法を習いたいのね?」
「キャイーキエクァ」
キャイーはサミイ、だったかな?魔法を覚えて見せびらかしたいのだろうか?
「カラクレナイ、サミイに見せるなら危なくない奴が良いな」
「クェ」
魔法の勉強は女児等も合同で、時間のある時に集まって勉強会をする事になった。
0
お気に入りに追加
133
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
旦那様、どうやら御子がお出来になられたようですのね ~アラフォー妻はヤンデレ夫から逃げられない⁉
Hinaki
ファンタジー
「初めまして、私あなたの旦那様の子供を身籠りました」
華奢で可憐な若い女性が共もつけずに一人で訪れた。
彼女の名はサブリーナ。
エアルドレッド帝国四公の一角でもある由緒正しいプレイステッド公爵夫人ヴィヴィアンは余りの事に瞠目してしまうのと同時に彼女の心の奥底で何時かは……と覚悟をしていたのだ。
そうヴィヴィアンの愛する夫は艶やかな漆黒の髪に皇族だけが持つ緋色の瞳をした帝国内でも上位に入るイケメンである。
然もである。
公爵は28歳で青年と大人の色香を併せ持つ何とも微妙なお年頃。
一方妻のヴィヴィアンは取り立てて美人でもなく寧ろ家庭的でぽっちゃりさんな12歳年上の姉さん女房。
趣味は社交ではなく高位貴族にはあるまじき的なお料理だったりする。
そして十人が十人共に声を大にして言うだろう。
「まだまだ若き公爵に相応しいのは結婚をして早五年ともなるのに子も授からぬ年増な妻よりも、若くて可憐で華奢な、何より公爵の子を身籠っているサブリーナこそが相応しい」と。
ある夜遅くに帰ってきた夫の――――と言うよりも最近の夫婦だからこそわかる彼を纏う空気の変化と首筋にある赤の刻印に気づいた妻は、暫くして決意の上行動を起こすのだった。
拗らせ妻と+ヤンデレストーカー気質の夫とのあるお話です。
魔境に捨てられたけどめげずに生きていきます
ツバキ
ファンタジー
貴族の子供として産まれた主人公、五歳の時の魔力属性検査で魔力属性が無属性だと判明したそれを知った父親は主人公を魔境へ捨ててしまう
どんどん更新していきます。
ちょっと、恨み描写などがあるので、R15にしました。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる