180 / 1,519
痛い
しおりを挟む腰の背骨の横、広背筋の付け根をナイフで刺された。貴重な地球産のジャンパーに穴が空いてしまった。
「そんな成りのくせに、まさか、こんなだとはね…」
ナイフは服を貫き、皮膚で止められた。傷一つ無いけど尖った物で突かれたら誰だって痛い。《強化》のスキルで服も強化されてた筈なんだがなー。
「流石プロの業物だな。まさか服に穴が空くなんて」
「レッサーとは言えドラゴンを殺った男だ。これくらい避けると思ったが傷すら付かないとはたまげたね。まあ、これからあたしが刺されるんだ。意趣返しの先払いって奴さね」
「怖いか?」
「ああ、怖いよ。あたしは生娘じゃないが…、あンたを初めて見た時から、あンたの股の膨らみが怖くて仕方無かったさ」
放り投げられたナイフは放物線を描き机の上にトンと刺さる。武器を捨て、抵抗する意思を捨てたタマリーが腕を回して背中への圧を高める。少し震えてるな。
正面に抱き直し、ぽってりした唇を舌先で舐めた。
ぺろぺろちゅぱちゅぱ唇を味わうと、タマリーも舌を出し、互いに互いを味わいだす。次第に息が荒くなるタマリーを確認したら二人の服を《収納》で剥ぎ取り、股間のアイツをタマリーの股に挟んだ。
「あ、何時の間に」
尻肉を拡げてちんぽをより密着させるとタマリーの股はしっとり濡れていた。
「期待してたのか?」
「初めはそんなに。けどね、あたしのナイフで傷一つ付かないあンたになら…惚れても良いって思ってる」
どう言う基準なのやら?張りがあるのに柔らかい真ん丸おっぱいを愛撫しながら話を聞くと、自分より強い男、自分より先に死なない男が好きらしい。すっかり忘れてたが、命が軽いシルケでは標準的な好みだったな。
「こんな良いおっぱい、死んで逃すとか有り得んな」
「死ぬ奴は…そう言う。カケルは、死ぬなよ?あたしが死ぬまで、気持ち、良く、しておくれよ?」
「ああ、取り敢えず朝までは気持ち良くしてやる」
濡れ濡れの股間にぬるぬるのソイツを突き刺した。
腟内は勿論の事、尻や胸、口に脇、そして足の裏から髪に至るまで、全身隈無く犯し、射精して朝を迎えた。乳首を吸われ腟内を掻き回されているタマリーは既に声も無く、荒い息だけを吐き出していた。俺も最後の一回を奥の奥に流し込み、繋がったまま覆い被さって寝た。
股間への刺激で気付いたら床で寝てたタマリーが腰を震わせ快楽に浸っていた。すかさず此方も腰を振り、目覚めの挨拶を交わす。
「あっあああ…、これだよこれっ!起き抜けの濃いのを!早く!」
しっかりイかせてから朝の濃いのをぶちまけた。さっきまでしてたから濃いのかどうか判らんが、気持ち良さそうにビクビクしてるから問題ないだろう。
「タマリー、俺の子、欲しいか?」
「はっ、はっ、だ、ダメだよ…。あンた嫁、居るじゃないか…」
タマリーはカロと同じく、偶に愛してくれれば良いみたいだ。但し死ぬなと釘を刺して。カロとの事も知ってるみたいで、二人は仲が良いそうだ。
二人と部屋を《洗浄》してキレイにしてから着替えを済ませ、軽い朝食を食べて別れた。タマリーはこれから仕事だそうな。俺は眠い!
寝るだけの理由で寝具店に帰る事は出来ない。多分手伝いさせられる。家主の居ないカロ邸に行くのも気が引ける。そんな訳でフラフラと辿り着いた先は防具屋、エメラルダスの店だった。
「いらっしゃいちんぽの人」
名前を呼べタンク。
「眠いから寝かせてくれ。あと、服に穴が空いちゃったので直して欲しいんだが」
「ちょっと待ってて」
店の外に出たと思ったら直ぐに戻って鍵を閉めた。何故閉店するのか?
「へへ、二階に来て」
二階の寝室で服を脱いで夕方まで寝た。股間への刺激が心地良く、目覚めたら腰の上でエメラルダスが昂っていた。
0
お気に入りに追加
135
あなたにおすすめの小説
テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
*****************************
***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。***
*****************************
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
世の中は意外と魔術で何とかなる
ものまねの実
ファンタジー
新しい人生が唐突に始まった男が一人。目覚めた場所は人のいない森の中の廃村。生きるのに精一杯で、大層な目標もない。しかしある日の出会いから物語は動き出す。
神様の土下座・謝罪もない、スキル特典もレベル制もない、転生トラックもそれほど走ってない。突然の転生に戸惑うも、前世での経験があるおかげで図太く生きられる。生きるのに『隠してたけど実は最強』も『パーティから追放されたから復讐する』とかの設定も必要ない。人はただ明日を目指して歩くだけで十分なんだ。
『王道とは歩むものではなく、その隣にある少しずれた道を歩くためのガイドにするくらいが丁度いい』
平凡な生き方をしているつもりが、結局騒ぎを起こしてしまう男の冒険譚。困ったときの魔術頼み!大丈夫、俺上手に魔術使えますから。※主人公は結構ズルをします。正々堂々がお好きな方はご注意ください。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる