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うふふ

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 目が覚めて、夜だった。周りには誰も居ないし、部屋の外ではガヤガヤしてるので飯にありつけるかも知れない。疲れた体を起こし、居間に降りて食堂に向かうと、皆食後のお茶してた。ギリギリセーフで残り物を食べてほっと一息。
生干し肉の炙り美味しいです。

「カケル、お疲れ」

「疲れた。労って」

よちよち言って撫でられた。

「カケルさん、なかなかの魔力量でしたよ。誇っても良いです」

「誇れても使えないとなー。リュネの方はどうだ?魔力足りたか?」

「自己回復出来る程度には魔力が戻りましたが欠損を治すにはもう少し掛かりますね」

そう言って微笑むリュネは、見るからに艶のある肌に変化している。おっぱいも大きくなった気がする。それにしても、もう少し掛かるのか…。あの大放出を何回もやると思うと腰が引ける。気持ち良すぎて死んでしまう。

「何度もやれば慣れますよ、うふふ」

回復する度おっぱいが大きくなるならばやらない訳には行かないな。俺は死を覚悟した。


 風呂に入ってしっかり寝た翌日は、建築作業の再開である。
渡り廊下を×高さハーンで切り抜き、板はテイカに引き戸に加工してもらう。
渡り廊下の屋根も壁との境まで切り取る。
床と壁を貼り付けて癒着させ、テイカがサクッと作り上げた引き戸を壁に合わせる。

「このまま引き戸にすると摩耗するんだよな」

「油でも塗りましょうか」

地球の田舎では蝋燭を擦り付けてたな。都会だとプラスチックのシールだが。何もしないよりは良さそうなので車軸用のラードを塗るように指示し、引き戸の組み立てもテイカに任せた。

そして此方は引き続き壁。内周、外周、テイカの作業してる壁を五十ドン高くする。角材を当てて垂直だけ出して直ぐ癒着で止めてしまう。五×十ハーンの部屋となった。
引き戸の分だけ短くした厚くて長い板を廊下の幅で積み重ねて癒着すると部屋と廊下に分けられた。天井を斜めに切って、屋根となる板を張ったら癒着させ、部屋と廊下の完成だ。部屋の入口を切り取って、テイカにドアにしてもらおう。

反対側もシンメトリーに作るだけなのでやる事は変わらない。
渡り廊下の壁と屋根を切り、部屋の床と壁を渡り廊下とくっ付け、開き戸の施行を任せ、壁を縦に伸ばし、廊下を作り部屋の入口を切り取り、壁を切って屋根を張り、部屋にドアをくっ付ける。
窓や家具等細かい物はテイカやラビアンに任せよう。
俺、力仕事と指示出ししかしてないや。工具をテイカに借りパクされて、枝払いと穴掘る事しか出来ないんだけどな。

子供小屋からお引越しと言う事で、リア達と遊んでる子供等に伝えてやると大喜びで部屋に駆け込んで行く。テイカが作業中だから邪魔しないようにな。
昼飯を挟んでテイカと畑チームは家具作り、他のラビアンは倉庫からもふもふマットを搬入したり、お茶を淹れたり。少しだけ慌ただしい午後となった。
使われなくなった子供小屋は倉庫にでもしておこう。


「カーケールさーん」

「なーあーにー?」

昨日より溌剌としたリュネがぽてぽてと駆け寄って来る。足は遅いようだ。

「ちょっとご相談があるのですが、聞いてもらえます?」

「嫁の許可が出れば」

「許可が降りる事を祈りますね。居間に行きましょう」

取り敢えず皆を呼んで居間でお茶にした。

「で、相談って何だ?」

「大した事でも無いのでお茶を飲みながら聞いて下さい」

リュネの相談とは、自己再生がそれなりに出来るようにはなったが、龍としての《すぐ》は人としてはかなり長い時間のようで、人としての《すぐ》に回復したいので協力して欲しい。更に、回復を助けるアイテムがあるので、出来れば使いたい。使えば魔力譲渡の回数が減る。との事。

「龍の約束は守られねばならないのです」

「もしかして、魔法を教えてくれるってヤツ?」

「そうですね。それに、龍のおっぱいも揉んでもらわないといけませんしね、うふふ」

そっちがメインかな?で、何が必要かと言うと、魔石だそうな。勿論龍が使う?のだ。ある程度の大きさでないと効率が良くないらしい。


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