118 / 1,519
フラーラとノーノ
しおりを挟む昨夜は迷惑を掛けたイゼッタとリアにたっぷり罪滅ぼしをして寝たので、目覚めるとたわわと慎ましやかなおっぱいに顔を挟まれていた。幸せな朝だ。
今日は兎達の個室作りをメインで行う。
順番は壁と屋根と入口と階段。出来れば中央の風呂とトイレと調理施設も柱組くらいはしておきたい。まあやれるだけやろう。
朝食等を済ませた俺達は、建築係、家事係、畑係、子供係に分かれ仕事に掛かる。
建築係は俺、イゼッタ、テイカの三人だ。
床の広さから渡り廊下分差し引いて長さを出し、角材で枠組みしたら木釘で板張りする。天井を内側が上がるように斜めに切ったら屋根を張り、癒着させたら入口を切り抜いてドアにして完成だ。
窓は買ってないので有り余る巨大魚の鱗を嵌め込んだ。
これを大人の分十八軒建てる。イゼッタが板と角材を、テイカが木釘を大量生産してくれるので無くなるまで休憩出来ない。使っても使っても減らないし無くならないのだが。窓とドアは二人の仕事なので、その時間だけ休める感じ。
屋根が柱の木に干渉するので多少手間取ったが、昼までに八軒出来た。
家事係はメイド二人と主婦兎三人の五人組。
掃除に洗濯、昼食の準備と主婦スキルを発揮してもらった。昨日の白たわと黒むちは此処。上手な訳だ。
畑係は兎達十二人で、収穫と水撒きが主な仕事だ。水汲みは重労働だから特に労ってやらないといけないな。ニトとニト母は此処。率先して働いてた。
子供係はリアと兎三人。女児はリアと楽しく遊び、男児は兎お姉さんに狩りの仕方を習っていたようだ。胸の慎ましい兎は此処。男が居なくなる前から狩りをメインに生活していたそうだ。
「大人になったらドラゴン食うんだ!」
とは男児談。逞しく育って欲しい。
「あたちもリアさまみたいにぼあーってしたい!」
とは女児談。リア…遊んでたんだよね?
俺と畑係が滝壺でサッと水浴びし、ねっとり労を労って家に戻ると既に昼食の時間だ。外のテーブルに炙られた燻製肉やスープの入った鍋がしずる感を出している。ああ、竈作り忘れてた…。
昼食を終えたら建築の仕事に戻る。家事係は夕方まで、畑係は丸々休憩。子供係はお昼寝だ。
休憩してる兎達に見守られて建築を再開する。先ずは八軒分の階段を作る。これはテイカに任せた。高さに合わせて斜めに切った板に足場板を付けて行き、最後に癒着させるだけだ。俺が一軒作る頃には十軒分の階段が出来上がっていた。
兎達が見てるので休憩出来ず、延々と建築をこなす。肉体的には何ともないが精神的にかなり消耗し、夕方過ぎに十軒完成させた。
「カケル、おっぱい吸う?」
「…吸う」
兎等の、ピンクの視線を浴びながら、イゼッタのおっぱいをチュウチュウした。
暗くなるので引越しは明日になるな。
夕飯食べて、風呂入って、寝る。
眠りにつくまでずっと誰かのおっぱい吸った揉んだしてた。
寝ながらも吸っていたようで、目覚めると静かなメイドの乳首を舐ってた。煩い方のも揉んどこう。
「おはようご主人様。私のは吸わないのか?」
煩いメイドが静かに話し掛けて来た。断る理由が無い。
「おはようフラーラ。挿れても良いか?」
「ふふっ、初めて名前を呼んでくれたな」
そっと俺の上に重なって鞘を収めてくれた。
他の子が起きないように静かに腰を揺らした。
耳元で囁かれゾクッとした。起きてたのね。
「おはようノーノ」
自然と絡む舌と舌。
フラーラとノーノとこっそり楽しんで居たのがバレるのにそう時間は掛からなかった。
「匂いでバレる」
0
お気に入りに追加
135
あなたにおすすめの小説
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
【絶対幼女伝説】 〜『主人公は魔王なのに』を添えて〜
是呈 霊長(ぜてい たまなが)
ファンタジー
彼の昔、最強の吸血鬼であり最強の魔王『ゼティフォール』が世界を闇で支配していた。
時を経て、神の力を手に入れし勇者率いる英雄によって、100年の闇による統治は終わりを迎えたのだった。
それから400年後、魔王が目を覚ました!
闇と共に滅ぼされるかに思えたゼティフォールだったが、勇者と神の意思により長らえていたのだ。
『再び危機が迫った時、新しき勇者と"共に"世界を救う』ために。
目を覚ましたゼティフォールは危機の訪れを察し、敵を迎え撃つ!
最強の名を欲しいままに、魔王の名を知らしめるが如く、勇者など必要ないと言わんばかりに!
最強の名は伊達じゃない。
復活した魔王軍だけの力で世界を救ったのだった!
…………という予定だったが、うまく行かず、敵こそ撃退したものの魔王たる力を無くし、圧倒的強さも奪われ、残ったのはプライドだけ。
しかも、見ず知らずの土地に飛ばされ、雑魚モンスターにいじめられる始末。
服もボロボロ、体もボロボロ、唯一残ったプライドすらもボロボロ。
そんな哀愁漂うゼティフォールを救ったのは、天使のような翼を持った"最強"の幼女『ステラ』だった!
ステラというチートな仲間を手に入れたゼティフォールの快進撃? が始まる──
頑張れゼティフォール!
負けるなゼティフォール!
今は幼女にお守りされる身だが、いずれ最終的には、多分、きっと、いつの日か、ひとり立ちしてプライドに見合った実力を取り戻すのだ!!
※一応主人公は魔王です
転生した体のスペックがチート
モカ・ナト
ファンタジー
とある高校生が不注意でトラックに轢かれ死んでしまう。
目覚めたら自称神様がいてどうやら異世界に転生させてくれるらしい
このサイトでは10話まで投稿しています。
続きは小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していますので、是非見に来てください!
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる