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星のマークでお馴染みの

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 朝食を摂りながら、昨日からの思案を纏めてる。
箱を作るのは簡単だ。真っ直ぐな素材があれば良い。しかし船は曲線が入るので一筋縄にはいかん。どうやって曲げるか…、最初から曲げて切るか…。

「イゼッタ、板を曲げる事って出来るか?」

「丸太から切り出す事は出来る。けど勿体ない」

「そうだな」

「板を水でふやかして曲げる?乾くと戻りそう」

「大きく切って組み上げた後、削ると言うのはいかがでしょう?お茶が入りましたよ」

「ん…、テイカに同意」

「それしかないかー…、ん?」

「閃いた?」

「ああ、別に曲げる必要なくね?って思っただけだが」

「流石カケル様です」

「四角い箱に三角を付けるだけだよ」

船の胴体はこれで良いや。荷車は何度か見たが、車輪は木製でサス無しなんだよな。勿論ステアリングも無い。

「何考えてる?」

「車輪、車軸、車輪の舵取り、耐震装備」

「んー…」

「車輪をどうにかする何て発想自体ありませんね。ホルストの移動する方向に車輪を滑らせるだけですし。耐震装備?は言葉すら初めてです」

殆ど地球の知識だから仕方ないか。頭で考えるにも限界はあるし、模型でも作って多角的に考えてみるか。

「考えても始まらん。模型作るぞー」


 そんな訳で、三人で模型作りに取り掛かる。
荷車自体は四角い木っ端で良い。問題は足回りだから。
テイカにシャフト、イゼッタに車輪を作って貰う。
四つ合わせた車輪の真ん中にシャフトを通し、車輪を回しながら削って径合わせと真円出し。
車体の木っ端に穴を開けてもらい、シャフトを通したら、左右から車輪を差し込んで車の模型の完成だ。
フェルトを作った時の板を地面に敷いて斜面にし、転がして遊ぶ。

「子供向け玩具」

星のマークでお馴染みの模型だな。
差し込んであるだけなので走らせてるとタイヤ取れちゃうけど、タイヤ一本毎に稼働するのは曲がりやすいと思った。これは採用だな。

イゼッタの風魔法でシャフトの通る穴を垂直方向に少し伸ばしてもらい、テイカには鋸で斜めに切って貰う。因みに鋸は絶対に貸してくれない。
イゼッタの伸ばした穴の上にバネ代わりの布を巻いて押し込む。実車でどうするかはまだ決めてないが仮のサスが出来た。

板に砂等を撒いて走らせてみる。敢えて言おう、模型じゃ判らん。何度か斜面を走らせてると、二人が無加工のマシンを作り上げたので一緒に走らせてみる。うん、無加工の方がガタガタしてる。

走らせた時に浮上した不具合を修正し、作りを単純にする為に何度か作り直した結果、模型としては上出来な感じになった。
おかげで今は夕方。昼飯を食いそびれた。おもちゃ遊びで日が暮れるとか子供か!?

 テイカが夕飯を作ってくれてる間、俺は端切れ板に考えを纏め、イゼッタはマシンの後ろから器用に風を当て、走らせながら追いかけてる。すっかり四駆女子だ。

「かっとべー」

部屋でやるんじゃない。足元に転がって来たマシンを掴みあげる。

「カーケールー、カーケールゥー」

甘えて縋って躙り寄る。可愛いかよ。

「夕飯終わるまでダメ。テイカが踏んだら困るだろ?やるなら寝室でやんなさい」

優しく手渡し窘める姿はまるで父娘である。ヤダーと言って抱き着いて来る娘。そこに料理を持った妻が現れる。

「イゼッタ様、夕飯ですのでお片付けなさって下さいね。カケル様も手を休めてください」

そこはイゼッタちゃんとあなた、で頼む。
そんなこんなで飯風呂寝る。
テイカ、俺、マシン、イゼッタの並びで寝た。
マシンに寝盗られた感…。
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