58 / 177
第十一章 金木館へ その三
しおりを挟む
(やはり……!)
矢の雨を盾で防ぎながら、新三郎は歯噛みした。
こちらは圧倒的な寡兵になってしまった。金木より北に潜んでいて、この予定戦場にやってくるはずだった味方の伏兵は、一向に現れなかった。いまだに戦況をうかがっているか、さもなくば、味方に知られぬようにこの辺りを迂回して、浪岡へと引き上げてしまったに違いない。
さほどでもない数の孤軍が大浦の派遣軍に正面から激突し、粉砕されかけていた。
(中書は、おそらく御所に入ったな?)
それが浪岡北畠氏の藩屏たるべき「小御所さま」の狙いだったのだ。大御所にとって代わり、浪岡御所の事実上のあるじになる。大浦からの内通の工作があったのかどうかはまだわからないが、大御所を討ち死にさせる気であるのはたしかだった。
(ふん、今になって、あの薬が欲しくなってきたわ。)
自分が危惧したとおりに戦が進むのが、腹立たしくてならない。もはや合戦の敗けは決まった。
大御所の直隷の備までが潰走を始めた。
(やはり、薬なぞで死を忘れるわけにはいかぬのですよ、左衛門尉さま!)
やや捨て鉢になりかけている新三郎は、この若者らしくもない皮肉な笑みを浮かべた。あの様子では、本営も崩れただろう。大御所の命も定かではない。
だが、こちらも死ぬわけにはいかぬ。新三郎は、普段の様子に戻って、背筋を張った。生き残った五人の配下とともに、敵の囲みを切りやぶらねば、戦場を離脱できない。しかし、
(すでに退路は塞がれた。まっすぐ浪岡を目指せば、討ち取られるわ。)
林の中に逃げこんだ。いずれこの中にも敵兵が追ってくるが、まずは息をつかねばならない。逃げる手筈を考えるのだ。
(中書が裏切った以上、南は凶じゃな。)
もし包囲を破れても、味方の筈の北畠中書の軍勢が浪岡のそばで網を張って待ち受けているだろう。裏切り者が、敗残兵をどう迎えるつもりかわからない。有象無象の雑兵ならいざ知らず、将ならば口封じにその場で殺されかねない。組頭程度でも御所さまの備である以上、あるいは、先代さまのご猶子であった以上、新三郎もその対象になるだろう。
鉄砲の音がした。反射的に新三郎と蠣崎の兵たちは茂みの中に身を躍らせた。林のなかに駆け込んできたのは、どうやら味方だ。だが、救いにはならないようだ。
(大御所さまではないか?)
幕僚ふたりと近習たちを従えた大御所は、荒い息をつくと、床机を準備させた。
(腹を切るおつもりか?)
茂みの中で立ち上がった新三郎は、なりませぬぞ、と叫んだ。
「大御所さま、まだお早い。」
「おお、新三郎か。」
大御所さまは、眩しそうに眼を細めた。ややうれしげな表情がふと浮かんだのは、先日若者に投げつけた自分の言葉がいくらか気になっていたからかもしれない。
「よいところに来た。お前が介錯せよ。」
浪岡城内は騒然となっていた。
「大御所さま、お討ち死に。」
城に戻りついたばかりの鎧姿のまま、北畠中書さまが沈痛な表情とともに幼い御所さまと大み台さま―もとのみ台所、先のご後室さまに告げた。本軍の到着前に急襲された金木館包囲軍は散り散りになって敗走し、大御所は敵の手に落ちるのを潔しとせずに腹を召されたと言う。
「西舘の軍勢、御所さまのお備(直属部隊)もろとも、揃って討ち死に。」
「ありえませぬ。」
さ栄は蒼白な顔で、しかし力を込めて断言した。
打ちのめされた蠣崎家の人びとがそれを告げに来たとき、姫さまは奇妙に落ち着いておられると不思議がった。お倒れになられぬかとも心配していたが、顔色こそ変わっても、動じた様子がない。
「新三郎が、死ぬはずはない。」
「たしかに、はっきりと新三郎が討たれたを見た者はございませぬ。」
じいじどのが無理やりに声を絞りだして頷いてみせると、さ栄姫は笑みすら浮かべた。
「で、あろう? いかにひどい戦であっても、皆殺しにされるわけではあるまいて。」
「大御所さまがお腹を召されたと聞きます。お供したのでは……?」
小一郎が泣きながら、言わずもがなを口走ったが、姫さまはそれを聞いても平然としている様子だった。
「小一郎。新三郎どのは忠義者じゃが、賢い。筋を通す。お仕えするお相手を違えはせぬ。御所さまをお守りするのがお役目なのじゃから、大御所さまのお供は、まずはご遠慮なさるよ。」
「……さよう、……さようでございますな。間違いを申しました。斯様な御所の大事、兄上は駆け戻って参られましょう。」
それを聞いたさ栄は明るく微笑んで、頷いた。
蠣崎家の二人が下がった後、さ栄は座ったまま、床に片手をついた。ふくが駆け寄るようにして支えると、大事ない、とまた姿勢を戻す。
「ふく、さ栄は偽りを言ってはおらぬ。まことに信じておる。新三郎はきっと戻る。死んではおらぬ。」
ふくはまた両目に涙を溢れさせたが、何度も頷いてみせた。
「新三郎は、約定を破らぬ。無事に戻ると誓ってくれた。兄上の後を追ったりはせぬ。大浦ばらの手にかかるなども、ありえぬ。」
「まことに、……違いございませぬ。お戻りになったら、ふくが叱って進ぜましょう。姫さまにご心配をおかけして、天才丸どの……!」
「心配しておらぬと、言うた。」
さ栄はまた苦しい笑いを浮かべると、ふくの手を振り切るように、ふらふらと縁に出た。夜が近く、空はすでに昏い。春の宵の匂いが立ち上っていた。
(新三郎! 死なせはせぬ! さ栄が必ず生かしてやる。この命と換えても、殺させはせぬ。)
さ栄は膝をついた。悪寒がして、息が詰まった。
(……来た!)
何か月かぶり、いや、一年振りだろうか。さ栄の躰に、発作が襲っていた。赤い疼痛が躰中に広がり、模様のような赤い腫れが広がっていく。気の違いそうな痛痒に身を揉みながら、しかし、さ栄は初めて、このようになったことに奇妙な喜びを感じていた。
(これでわたくしが魚になれば、ひと一人の命の分、あのひとが助かるとでも言うのか? ……神さま、仏さまか、どなたでもよろしうございます。もしもさであれば、どうか今、さ栄の命を奪って、魚に変えてやってくださいませ。それであのひとが無事に戻ってこられるなら、構わぬ。いや、うれしい! あのひとが生き残ってくれるのなら、さ栄はいかになろうと構わぬ。うれしいのじゃ。……南無、あのひとをお助けくださいませ。さ栄はなんでもいたします。どうか……!)
さ栄は手を強くあわせ、疼痛に苦悶しながら祈った。目の前が暗くなり、躰を横たえる。ふくが慌てて駆け寄ってきた。
(新三郎……! いまどこにおる? このさ栄が助ける!)
矢の雨を盾で防ぎながら、新三郎は歯噛みした。
こちらは圧倒的な寡兵になってしまった。金木より北に潜んでいて、この予定戦場にやってくるはずだった味方の伏兵は、一向に現れなかった。いまだに戦況をうかがっているか、さもなくば、味方に知られぬようにこの辺りを迂回して、浪岡へと引き上げてしまったに違いない。
さほどでもない数の孤軍が大浦の派遣軍に正面から激突し、粉砕されかけていた。
(中書は、おそらく御所に入ったな?)
それが浪岡北畠氏の藩屏たるべき「小御所さま」の狙いだったのだ。大御所にとって代わり、浪岡御所の事実上のあるじになる。大浦からの内通の工作があったのかどうかはまだわからないが、大御所を討ち死にさせる気であるのはたしかだった。
(ふん、今になって、あの薬が欲しくなってきたわ。)
自分が危惧したとおりに戦が進むのが、腹立たしくてならない。もはや合戦の敗けは決まった。
大御所の直隷の備までが潰走を始めた。
(やはり、薬なぞで死を忘れるわけにはいかぬのですよ、左衛門尉さま!)
やや捨て鉢になりかけている新三郎は、この若者らしくもない皮肉な笑みを浮かべた。あの様子では、本営も崩れただろう。大御所の命も定かではない。
だが、こちらも死ぬわけにはいかぬ。新三郎は、普段の様子に戻って、背筋を張った。生き残った五人の配下とともに、敵の囲みを切りやぶらねば、戦場を離脱できない。しかし、
(すでに退路は塞がれた。まっすぐ浪岡を目指せば、討ち取られるわ。)
林の中に逃げこんだ。いずれこの中にも敵兵が追ってくるが、まずは息をつかねばならない。逃げる手筈を考えるのだ。
(中書が裏切った以上、南は凶じゃな。)
もし包囲を破れても、味方の筈の北畠中書の軍勢が浪岡のそばで網を張って待ち受けているだろう。裏切り者が、敗残兵をどう迎えるつもりかわからない。有象無象の雑兵ならいざ知らず、将ならば口封じにその場で殺されかねない。組頭程度でも御所さまの備である以上、あるいは、先代さまのご猶子であった以上、新三郎もその対象になるだろう。
鉄砲の音がした。反射的に新三郎と蠣崎の兵たちは茂みの中に身を躍らせた。林のなかに駆け込んできたのは、どうやら味方だ。だが、救いにはならないようだ。
(大御所さまではないか?)
幕僚ふたりと近習たちを従えた大御所は、荒い息をつくと、床机を準備させた。
(腹を切るおつもりか?)
茂みの中で立ち上がった新三郎は、なりませぬぞ、と叫んだ。
「大御所さま、まだお早い。」
「おお、新三郎か。」
大御所さまは、眩しそうに眼を細めた。ややうれしげな表情がふと浮かんだのは、先日若者に投げつけた自分の言葉がいくらか気になっていたからかもしれない。
「よいところに来た。お前が介錯せよ。」
浪岡城内は騒然となっていた。
「大御所さま、お討ち死に。」
城に戻りついたばかりの鎧姿のまま、北畠中書さまが沈痛な表情とともに幼い御所さまと大み台さま―もとのみ台所、先のご後室さまに告げた。本軍の到着前に急襲された金木館包囲軍は散り散りになって敗走し、大御所は敵の手に落ちるのを潔しとせずに腹を召されたと言う。
「西舘の軍勢、御所さまのお備(直属部隊)もろとも、揃って討ち死に。」
「ありえませぬ。」
さ栄は蒼白な顔で、しかし力を込めて断言した。
打ちのめされた蠣崎家の人びとがそれを告げに来たとき、姫さまは奇妙に落ち着いておられると不思議がった。お倒れになられぬかとも心配していたが、顔色こそ変わっても、動じた様子がない。
「新三郎が、死ぬはずはない。」
「たしかに、はっきりと新三郎が討たれたを見た者はございませぬ。」
じいじどのが無理やりに声を絞りだして頷いてみせると、さ栄姫は笑みすら浮かべた。
「で、あろう? いかにひどい戦であっても、皆殺しにされるわけではあるまいて。」
「大御所さまがお腹を召されたと聞きます。お供したのでは……?」
小一郎が泣きながら、言わずもがなを口走ったが、姫さまはそれを聞いても平然としている様子だった。
「小一郎。新三郎どのは忠義者じゃが、賢い。筋を通す。お仕えするお相手を違えはせぬ。御所さまをお守りするのがお役目なのじゃから、大御所さまのお供は、まずはご遠慮なさるよ。」
「……さよう、……さようでございますな。間違いを申しました。斯様な御所の大事、兄上は駆け戻って参られましょう。」
それを聞いたさ栄は明るく微笑んで、頷いた。
蠣崎家の二人が下がった後、さ栄は座ったまま、床に片手をついた。ふくが駆け寄るようにして支えると、大事ない、とまた姿勢を戻す。
「ふく、さ栄は偽りを言ってはおらぬ。まことに信じておる。新三郎はきっと戻る。死んではおらぬ。」
ふくはまた両目に涙を溢れさせたが、何度も頷いてみせた。
「新三郎は、約定を破らぬ。無事に戻ると誓ってくれた。兄上の後を追ったりはせぬ。大浦ばらの手にかかるなども、ありえぬ。」
「まことに、……違いございませぬ。お戻りになったら、ふくが叱って進ぜましょう。姫さまにご心配をおかけして、天才丸どの……!」
「心配しておらぬと、言うた。」
さ栄はまた苦しい笑いを浮かべると、ふくの手を振り切るように、ふらふらと縁に出た。夜が近く、空はすでに昏い。春の宵の匂いが立ち上っていた。
(新三郎! 死なせはせぬ! さ栄が必ず生かしてやる。この命と換えても、殺させはせぬ。)
さ栄は膝をついた。悪寒がして、息が詰まった。
(……来た!)
何か月かぶり、いや、一年振りだろうか。さ栄の躰に、発作が襲っていた。赤い疼痛が躰中に広がり、模様のような赤い腫れが広がっていく。気の違いそうな痛痒に身を揉みながら、しかし、さ栄は初めて、このようになったことに奇妙な喜びを感じていた。
(これでわたくしが魚になれば、ひと一人の命の分、あのひとが助かるとでも言うのか? ……神さま、仏さまか、どなたでもよろしうございます。もしもさであれば、どうか今、さ栄の命を奪って、魚に変えてやってくださいませ。それであのひとが無事に戻ってこられるなら、構わぬ。いや、うれしい! あのひとが生き残ってくれるのなら、さ栄はいかになろうと構わぬ。うれしいのじゃ。……南無、あのひとをお助けくださいませ。さ栄はなんでもいたします。どうか……!)
さ栄は手を強くあわせ、疼痛に苦悶しながら祈った。目の前が暗くなり、躰を横たえる。ふくが慌てて駆け寄ってきた。
(新三郎……! いまどこにおる? このさ栄が助ける!)
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
梅すだれ
木花薫
歴史・時代
江戸時代の女の子、お千代の一生の物語。恋に仕事に頑張るお千代は悲しいことも多いけど充実した女の人生を生き抜きます。が、現在お千代の物語から逸れて、九州の隠れキリシタンの話になっています。島原の乱の前後、農民たちがどのように生きていたのか、仏教やキリスト教の世界観も組み込んで書いています。
登場人物の繋がりで主人公がバトンタッチして物語が次々と移っていきます隠れキリシタンの次は戦国時代の姉妹のストーリーとなっていきます。
時代背景は戦国時代から江戸時代初期の歴史とリンクさせてあります。長編時代小説。長々と続きます。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
四代目 豊臣秀勝
克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。
読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。
史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。
秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。
小牧長久手で秀吉は勝てるのか?
朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか?
朝鮮征伐は行われるのか?
秀頼は生まれるのか。
秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?

小沢機動部隊
ypaaaaaaa
歴史・時代
1941年4月10日に世界初の本格的な機動部隊である第1航空艦隊の司令長官が任命された。
名は小沢治三郎。
年功序列で任命予定だった南雲忠一中将は”自分には不適任”として望んで第2艦隊司令長官に就いた。
ただ時局は引き返すことが出来ないほど悪化しており、小沢は戦いに身を投じていくことになる。
毎度同じようにこんなことがあったらなという願望を書き綴ったものです。
楽しんで頂ければ幸いです!
大東亜戦争を有利に
ゆみすけ
歴史・時代
日本は大東亜戦争に負けた、完敗であった。 そこから架空戦記なるものが増殖する。 しかしおもしろくない、つまらない。 であるから自分なりに無双日本軍を架空戦記に参戦させました。 主観満載のラノベ戦記ですから、ご感弁を
【完結】女神は推考する
仲 奈華 (nakanaka)
歴史・時代
父や夫、兄弟を相次いで失った太后は途方にくれた。
直系の男子が相次いて死亡し、残っているのは幼い皇子か血筋が遠いものしかいない。
強欲な叔父から持ち掛けられたのは、女である私が即位するというものだった。
まだ幼い息子を想い決心する。子孫の為、夫の為、家の為私の役目を果たさなければならない。
今までは子供を産む事が役割だった。だけど、これからは亡き夫に変わり、残された私が守る必要がある。
これは、大王となる私の守る為の物語。
額田部姫(ヌカタベヒメ)
主人公。母が蘇我一族。皇女。
穴穂部皇子(アナホベノミコ)
主人公の従弟。
他田皇子(オサダノオオジ)
皇太子。主人公より16歳年上。後の大王。
広姫(ヒロヒメ)
他田皇子の正妻。他田皇子との間に3人の子供がいる。
彦人皇子(ヒコヒトノミコ)
他田大王と広姫の嫡子。
大兄皇子(オオエノミコ)
主人公の同母兄。
厩戸皇子(ウマヤドノミコ)
大兄皇子の嫡子。主人公の甥。
※飛鳥時代、推古天皇が主人公の小説です。
※歴史的に年齢が分かっていない人物については、推定年齢を記載しています。※異母兄弟についての明記をさけ、母方の親類表記にしています。
※名前については、できるだけ本名を記載するようにしています。(馴染みが無い呼び方かもしれません。)
※史実や事実と異なる表現があります。
※主人公が大王になった後の話を、第2部として追加する可能性があります。その時は完結→連載へ設定変更いたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる