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八の段 大団円 東へ(三)
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最初の泊りの地は脇本舘とした。舘はすでに、東西から挟み撃ちにする形をとった十四郎の兵に無抵抗のままあけわたされている。南条家の係累が治めているから、大舘の南条老人の存在もあって、おとなしく帰順し、やがての本領回復を待つのであろう。(蠣崎家中の長女あやめによる長男次男毒殺にかかわったとされる、南条家一門の雪冤は、すぐに果たされることになる。南条老人の行動がこれに関係しなかったかどうかは、史料もなく、不明とすべきであろう。)
新三郎が短い眠りをとった部屋に、もちろんそうとは知らされもしなかったが、通される。潮の音が近い。
疲れた様子を見せながらも、あやめはここで蝦夷島に敷くべき善政の見取り図を熱心に十四郎に説いた。その様子を、一種神々しいものとして蝦夷地宰領は強い印象とともに記憶に留めた。
ひどく具体的に未だ来ぬ日の図を描き、算盤勘定で肉付けしていくのは、自分の腕の中で揺蕩っていた女とどうしてもぴったりとは重ならない。なにか手の届かぬ存在が、たまたまこの薄暗い灯火の下に声を降らしてくるかのように思えた。
「ご宰領様、お疲れですか?」
「……いや?」
「十四郎さま、あまりあやめの顔を見て笑われますな。」
あやめは少しふくれた顔になる。
「なるほど、お喋りしておりますのはあなたの妻で、それはおかしいこともございましょうが、語る内容は生直(真面目)に受けとってくださいませぬと。」
「きすぐに聞いている。あやめの考えは、素晴らしい。」
「たとえば、どこがでございます?」
「……」
「ほら、お答えになれない。」
「気分が晴れ晴れと広がる気がする。」
「おおきにありがたく存じます。ただ、いずれは細かい話にもなりますことよ。……それに、わたくしの心配事だけ、まずはお心にお留めくださいませ。」
「心配事とは、砂金であったな?」
「はい、左様でございます。……砂金は、これからも兵事のための最後の備えでございますし、砂金採集を勝手しほうだいのままにしておくと、天下の毒にもなります。ご政庁のご差配の下に置いてしまいませぬと、やはり危うい。それに、アイノの川の漁を妨げまする。砂金の取れるは、世に隠しておきたいくらいに存じます。」
「アイノの長はそうしてきたようだ。これからも、あやめのいうとおりだな。」
「隠し鉱山というわけにも、これよりは行きますまいが……」
「天下様の世が定まれば、隠し通せぬ。いまに、天下のあちこちの山から、金銀銅がなぜか……」十四郎は思わず笑った。「なぜか、いち時に湧いて出るかのようになろうよ。」
「その分、蝦夷島の砂金には天下様のお目が届かぬとよいのですが……」
「それより、毒というたか?」
十四郎はあやめの語ってくれる、蝦夷島の空のように広々と気分のよい話から少し逸れずにはいられない。まず直面させられるせせこましい現実は、お家騒動の後始末であった。
「ずっと先に話したが、我ら蠣崎家は毒を用いてきた。」
と話しかけて、十四郎は、またおれは、と後悔する。あやめはそれに気づいて、先回りしてやる。わざと大仰にいう。
「ええ、それはもう、大変よく存じておりましてよ。この身を以て、お教えいただいておりますとも!」
十四郎はしかし、沈んだ表情になる。
「……済まない。」
「十四郎さまの謝られるには及びませぬ。」
かえって、あやめが慌てた。自分のことで、十四郎に不愉快な思いをさせているのだ。
(この身、も、教えていただき、も余計であった。おやかたさまとの仲を変に思いださせたかもしれぬ。)
(なんとも、いいようが難しい。)
と思うと、悲しい。これからふたり、どうしても互いの傷に触れぬようになべて気をまわしていかねばならぬのか、と思うと、つらい気がしてくる。
「わたくしのことは、ようございますのよ?」
「腫れて、痛かっただろう? 怖かっただろう?」
「それは、それはもう!」
あやめはまたわざと大仰に頷くが、十四郎の悲しげな視線に、笑顔が消えてしまう。
「……そんな目で、ご覧にならないで。」
あやめは床を指で撫でながら、呟いた。その指に目を落としたままになる。
「あやめをお責めになるとしたら、ようございます。」
「責めてなど! いまさら! おれはもう、二度と……」
「では、もうわたくしのことはよろしいのでございますよ。」
「あやめ、……済まなかった。」
「それはよいと」いった、と顔をあげたあやめの唇は、十四郎がかぶりつくようにとらえた。
きつく抱きしめられて、痛い。あやめも手を伸ばし、温かい背中を撫でた。
しばらく、夢中で唇を貪りあった。抑えた呻きが、双方から漏れる。このまま柔らかく悶える躰を床に倒そうかとしたところで、何か誤魔化したようになってもと、ようやく十四郎は自制した。唇を離すと、ふたりの間でつながった唾液が光った。あやめは、息をついて目を伏せる。
「……もういわぬ。」
「はい。……あまり哀れんでいただくのも、つろうございますのよ。」
あやめは、愛撫を交わしたあとのやや曇りが入ったような目のままで、しかし、いい聞かせるようにいう。
十四郎の顔を近くで見ていると、あやめは心に明るさが充ちてくる気になった。
(ああ、つらくない。傷に触りあってしまっても、この愛おしいひととだから、耐えていける。赦しあっていける。)
「つらい? ……そうだろうな。」
「いえ? 十四郎さまがわたくしのことでお心を痛めるのが、一等につらく存じます。」
「わかった。」
「お話のつづきをいたしましょう。」
あやめは十四郎の羽交う腕を解かせ、座りなおした。
「……毒をお使いになるのは、たいていは、戦の後始末にございましたね。それがお気に掛られますのね?」
「……あやめ、話を戻してくれて、おおきに、だな。」
「お覚えになられましたか。」
ようやく十四郎は笑いを浮かべると、続けた。
「蠣崎の先先代までは、アイノにやられたあと、降参と和解の宴席で相手を毒殺するような真似をしていた。父上と兄上の代にそうした恥ずべき所業は止められた。だが、毒を使う悪癖は、家に残っている。……あやめ、おれが新三郎兄上に毒を盛られるとは、決して思わぬ。」
「はい。ご心配なのは。逆でございますね?」
新三郎が謀殺されるかもしれないというのである。
「しかし、ご案じなさいますな。箱舘では、見張りを置いておりますゆえ。」
「新三郎兄を守ってくれるのか。」
「……見張りでございます。兄上様にも、たとえばみだりに志州さまにお会いいただきませぬ。」
あたかも敗者ではないかのように堂々と振る舞ったとて、新三郎は城内に軟禁状態に置かれているはずだし、そうさせよと命じたのもあやめであった。苦い思いは当然、ある。それは十四郎も察したので、呑気な声を出して見せる。
「箱舘に着いてみれば、門を閉ざして立てこもっておられては、面倒でたまらぬものな。」
これはもちろん冗談である。あやめも苦い笑いを浮かべたが、ふと気づいて、
「……お尋ねしてもよろしいか。志州さまもしばらくは兄上様には手を触れぬはず。十四郎さまは、たれが新三郎さまに毒を盛るやもとご心配で?」
「おれだよ。」
「……?」
「……というのは無論たわぶれだが、蠣崎の家中には」と説明しかけた十四郎は、あやめの顔色が変わったのに気づいて、おい、と声をかける。
「たわぶれだ。すまぬ、悪いたわぶれだった。だが、……」
「弟様だけならば……たしかに……」
「左様だ。それが心配だが、……あやめ、どうした?」
「箱舘の弟様、……あなた様の兄上方だけのお企みならば、わたくしの手の者なら抑えられるのでございます。が、もしもそれに乗じたなら……」
「乗じる? たれが?」
あやめの息は荒くなる。そして何か苦いものであるかのように息を飲み込むと、首を振った。
「いえ、いえ、いえっ!そんなはずはない。あれには、申し伝えました。そもそもあれが、わたくしを悲しませるような真似をするはずもない。杞憂です。」
「コハル殿か?」
あやめは無言で頷く。十四郎は衝撃を受けた。かれにも、あやめの危惧がわかった。そして、あやめのようには、その可能性を否定できない。
「教えてはくれぬか、コハル殿との間に何かあったのか。」
(そうだ、コハルはそのつもりであったから、出て行ったのじゃ!)
(やめてくれ、と頼みを伝えた。それは間違いなく小春たちが伝えてくれている。)
(だが、もしも、もしも聞いてくれなかったら……)
(いまだにコハルと会えぬのは、あれの決意が動いていないからではないのか?)
「失礼いたします。」
あやめは濡れ縁に立って、ご坊、と闇に向かい声をかけた。一瞬で気配が充ちる。
十四郎はいまさらに背筋が凍った。
(いくら兄上とて、こうした連中に掛られたら……)
「コハルを……おぬしらのおかしらを抑えよ。抑えてくれ。もう一度、わたくしが伏して頼んだと伝えてくれっ。」
新三郎が短い眠りをとった部屋に、もちろんそうとは知らされもしなかったが、通される。潮の音が近い。
疲れた様子を見せながらも、あやめはここで蝦夷島に敷くべき善政の見取り図を熱心に十四郎に説いた。その様子を、一種神々しいものとして蝦夷地宰領は強い印象とともに記憶に留めた。
ひどく具体的に未だ来ぬ日の図を描き、算盤勘定で肉付けしていくのは、自分の腕の中で揺蕩っていた女とどうしてもぴったりとは重ならない。なにか手の届かぬ存在が、たまたまこの薄暗い灯火の下に声を降らしてくるかのように思えた。
「ご宰領様、お疲れですか?」
「……いや?」
「十四郎さま、あまりあやめの顔を見て笑われますな。」
あやめは少しふくれた顔になる。
「なるほど、お喋りしておりますのはあなたの妻で、それはおかしいこともございましょうが、語る内容は生直(真面目)に受けとってくださいませぬと。」
「きすぐに聞いている。あやめの考えは、素晴らしい。」
「たとえば、どこがでございます?」
「……」
「ほら、お答えになれない。」
「気分が晴れ晴れと広がる気がする。」
「おおきにありがたく存じます。ただ、いずれは細かい話にもなりますことよ。……それに、わたくしの心配事だけ、まずはお心にお留めくださいませ。」
「心配事とは、砂金であったな?」
「はい、左様でございます。……砂金は、これからも兵事のための最後の備えでございますし、砂金採集を勝手しほうだいのままにしておくと、天下の毒にもなります。ご政庁のご差配の下に置いてしまいませぬと、やはり危うい。それに、アイノの川の漁を妨げまする。砂金の取れるは、世に隠しておきたいくらいに存じます。」
「アイノの長はそうしてきたようだ。これからも、あやめのいうとおりだな。」
「隠し鉱山というわけにも、これよりは行きますまいが……」
「天下様の世が定まれば、隠し通せぬ。いまに、天下のあちこちの山から、金銀銅がなぜか……」十四郎は思わず笑った。「なぜか、いち時に湧いて出るかのようになろうよ。」
「その分、蝦夷島の砂金には天下様のお目が届かぬとよいのですが……」
「それより、毒というたか?」
十四郎はあやめの語ってくれる、蝦夷島の空のように広々と気分のよい話から少し逸れずにはいられない。まず直面させられるせせこましい現実は、お家騒動の後始末であった。
「ずっと先に話したが、我ら蠣崎家は毒を用いてきた。」
と話しかけて、十四郎は、またおれは、と後悔する。あやめはそれに気づいて、先回りしてやる。わざと大仰にいう。
「ええ、それはもう、大変よく存じておりましてよ。この身を以て、お教えいただいておりますとも!」
十四郎はしかし、沈んだ表情になる。
「……済まない。」
「十四郎さまの謝られるには及びませぬ。」
かえって、あやめが慌てた。自分のことで、十四郎に不愉快な思いをさせているのだ。
(この身、も、教えていただき、も余計であった。おやかたさまとの仲を変に思いださせたかもしれぬ。)
(なんとも、いいようが難しい。)
と思うと、悲しい。これからふたり、どうしても互いの傷に触れぬようになべて気をまわしていかねばならぬのか、と思うと、つらい気がしてくる。
「わたくしのことは、ようございますのよ?」
「腫れて、痛かっただろう? 怖かっただろう?」
「それは、それはもう!」
あやめはまたわざと大仰に頷くが、十四郎の悲しげな視線に、笑顔が消えてしまう。
「……そんな目で、ご覧にならないで。」
あやめは床を指で撫でながら、呟いた。その指に目を落としたままになる。
「あやめをお責めになるとしたら、ようございます。」
「責めてなど! いまさら! おれはもう、二度と……」
「では、もうわたくしのことはよろしいのでございますよ。」
「あやめ、……済まなかった。」
「それはよいと」いった、と顔をあげたあやめの唇は、十四郎がかぶりつくようにとらえた。
きつく抱きしめられて、痛い。あやめも手を伸ばし、温かい背中を撫でた。
しばらく、夢中で唇を貪りあった。抑えた呻きが、双方から漏れる。このまま柔らかく悶える躰を床に倒そうかとしたところで、何か誤魔化したようになってもと、ようやく十四郎は自制した。唇を離すと、ふたりの間でつながった唾液が光った。あやめは、息をついて目を伏せる。
「……もういわぬ。」
「はい。……あまり哀れんでいただくのも、つろうございますのよ。」
あやめは、愛撫を交わしたあとのやや曇りが入ったような目のままで、しかし、いい聞かせるようにいう。
十四郎の顔を近くで見ていると、あやめは心に明るさが充ちてくる気になった。
(ああ、つらくない。傷に触りあってしまっても、この愛おしいひととだから、耐えていける。赦しあっていける。)
「つらい? ……そうだろうな。」
「いえ? 十四郎さまがわたくしのことでお心を痛めるのが、一等につらく存じます。」
「わかった。」
「お話のつづきをいたしましょう。」
あやめは十四郎の羽交う腕を解かせ、座りなおした。
「……毒をお使いになるのは、たいていは、戦の後始末にございましたね。それがお気に掛られますのね?」
「……あやめ、話を戻してくれて、おおきに、だな。」
「お覚えになられましたか。」
ようやく十四郎は笑いを浮かべると、続けた。
「蠣崎の先先代までは、アイノにやられたあと、降参と和解の宴席で相手を毒殺するような真似をしていた。父上と兄上の代にそうした恥ずべき所業は止められた。だが、毒を使う悪癖は、家に残っている。……あやめ、おれが新三郎兄上に毒を盛られるとは、決して思わぬ。」
「はい。ご心配なのは。逆でございますね?」
新三郎が謀殺されるかもしれないというのである。
「しかし、ご案じなさいますな。箱舘では、見張りを置いておりますゆえ。」
「新三郎兄を守ってくれるのか。」
「……見張りでございます。兄上様にも、たとえばみだりに志州さまにお会いいただきませぬ。」
あたかも敗者ではないかのように堂々と振る舞ったとて、新三郎は城内に軟禁状態に置かれているはずだし、そうさせよと命じたのもあやめであった。苦い思いは当然、ある。それは十四郎も察したので、呑気な声を出して見せる。
「箱舘に着いてみれば、門を閉ざして立てこもっておられては、面倒でたまらぬものな。」
これはもちろん冗談である。あやめも苦い笑いを浮かべたが、ふと気づいて、
「……お尋ねしてもよろしいか。志州さまもしばらくは兄上様には手を触れぬはず。十四郎さまは、たれが新三郎さまに毒を盛るやもとご心配で?」
「おれだよ。」
「……?」
「……というのは無論たわぶれだが、蠣崎の家中には」と説明しかけた十四郎は、あやめの顔色が変わったのに気づいて、おい、と声をかける。
「たわぶれだ。すまぬ、悪いたわぶれだった。だが、……」
「弟様だけならば……たしかに……」
「左様だ。それが心配だが、……あやめ、どうした?」
「箱舘の弟様、……あなた様の兄上方だけのお企みならば、わたくしの手の者なら抑えられるのでございます。が、もしもそれに乗じたなら……」
「乗じる? たれが?」
あやめの息は荒くなる。そして何か苦いものであるかのように息を飲み込むと、首を振った。
「いえ、いえ、いえっ!そんなはずはない。あれには、申し伝えました。そもそもあれが、わたくしを悲しませるような真似をするはずもない。杞憂です。」
「コハル殿か?」
あやめは無言で頷く。十四郎は衝撃を受けた。かれにも、あやめの危惧がわかった。そして、あやめのようには、その可能性を否定できない。
「教えてはくれぬか、コハル殿との間に何かあったのか。」
(そうだ、コハルはそのつもりであったから、出て行ったのじゃ!)
(やめてくれ、と頼みを伝えた。それは間違いなく小春たちが伝えてくれている。)
(だが、もしも、もしも聞いてくれなかったら……)
(いまだにコハルと会えぬのは、あれの決意が動いていないからではないのか?)
「失礼いたします。」
あやめは濡れ縁に立って、ご坊、と闇に向かい声をかけた。一瞬で気配が充ちる。
十四郎はいまさらに背筋が凍った。
(いくら兄上とて、こうした連中に掛られたら……)
「コハルを……おぬしらのおかしらを抑えよ。抑えてくれ。もう一度、わたくしが伏して頼んだと伝えてくれっ。」
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