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これからの『えぞのあやめ』4
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一の段、完結しました。
二の段、あやめを、松前大舘という名の、さらなる地獄が待っていた
「あやめ、お前は、もはや納屋の御寮人ではないぞ。」
(新三郎、没義道を悔い、思いしるがよい。お前を、罠にかけてやる!)
「堺へ、だと?」
「はい……」
「忘れてはならぬぞ。お前は……」
「わたしはオンゾーシのつまになりたいのだ!」
「許しておくわけにはいかぬ。……えぞのあやめを傷つけるものは、誰であろうと討つ!」
二の段、あやめを、松前大舘という名の、さらなる地獄が待っていた
「あやめ、お前は、もはや納屋の御寮人ではないぞ。」
(新三郎、没義道を悔い、思いしるがよい。お前を、罠にかけてやる!)
「堺へ、だと?」
「はい……」
「忘れてはならぬぞ。お前は……」
「わたしはオンゾーシのつまになりたいのだ!」
「許しておくわけにはいかぬ。……えぞのあやめを傷つけるものは、誰であろうと討つ!」
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