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二の段 蠣崎家のほうへ 怨霊(二)
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体液にまみれた下半身を拭わせて貰い、また寝衣を着けるのを許されたあと、あやめは大の字に横たわった新三郎の枕元に侍して、寝息が聞こえてくるのを待った。
疲れ果て、無感動になっている。
(この男とは、よほど前世の縁とやらがないらしいて。)
あやめの救いは、この七、八か月のあいだ頻繁に、したたかに精を注がれながら、妊娠からは免れていることだ。
新三郎はいっこうにあやめの躰に飽きる風でもなく、凌辱そのものの残酷な振る舞いに執心していたが、世の武家が側室にそれを望むように、自分の子を産ませたがってはいるようであった。それは果たせていない。あやめの内心には、深い安堵と、身勝手な男の願望がみたされずよい気味だという思いしかない。
もっとも、あやめ自身はかつて、十四郎の子を授かることには淡い希望ももったこともあるのだが、それもかなわなかった。十四郎はあやめの妊娠を望んではいなかったが、それでも結構な回数を睦みあい、胎内に大量の精を受けたことも一度や二度ではない。
(もしかすると、わたくしは石女なのかもしれない。)
そう思うと、冷え切った不安の念に襲われる。
ただ、もしそうならば、今は好都合だともいえるではないか。
(再び、十四郎さまが抱いて下さる日がくれば、石女かどうかもわかるはずだ。そのときに、また考えればいい、考えよう……)
うとうととした。新三郎は、自分が寝てしまえば、あやめも横たわって同衾を許すようにはなっている。気は進まないが、男の隣で横になろうかと思ったとき、春とはいえ冷たい風とともに、濡れ縁から何者かが入ってくる気配がした。
自分と同じような、白い寝衣の、長い髪を結んだ女が寝具の横に立っていた。寝息をたてている新三郎を見下ろすようにしている。
顔はみえない。ただ、大館で会ったこともない女であるのはわかった。
(だが、わたくしはこの女を、知っている……?)
「何者であったか。」
と尋ねたのは、女のほうであった。あやめに尋ねている。この大舘の主人一族の者の喋り様である。
「堺、と呼ばれておりまする。泉州堺は納屋今井の末娘、あやめと申しまする。」
あやめは頭を下げた。
「お代官のお家のお方と存じますが、どなた様でございましょうか。」
「わらわは南条廣継が室。」
あやめの方を見たはずの顔には、目鼻立ちというものがない。
あやめはいまさらのように全身が凍りつくようであったが、それは亡霊という存在に対してというよりも、この者が生前になしたことへの恐怖であった。
「では、お方さまが……先代さまのご長男さま、ご次男さまに、お毒を盛られたという、ご長女さまにございますか。」
「いかにも。」
亡霊は悠然としているようだった。毒殺犯の狂気や悪心が剥き出しになってはいない。武家の奥方らしい落ち着きを感じさせるばかりである。あやめは、畏怖の念すら抱きながら、聞きたかったことを尋ねる。
「お尋ね申し上げまする。ご継嗣に毒を盛ったは、おなごの身ではご家督を継げぬというご不満から、と伺っておりますが、左様にございましたか。」
「聞いてどうするか。」
「女子に家督が回って来ぬは世の常。それにお怒りを発せられたというのがまこととは、畏れながらとても信じがたく……」
「さでもあるまい。おぬしとて、わかろう。」目も鼻も口もない顔の亡霊は、笑ったようだった。「それに、蠣崎の家の者に対して毒を盛れるものなら、盛ってみたいと思っているのではないかえ?」
「畏れ多いことに存じます。」
「そう簡単に口は割らんか。」
「……何をお望みで、このお家にお留まりでございましょうか?」
「知れたことよ。祟る。わらわは、蠣崎の家の者を根絶やしにしてやりたい。われら、同心であろうが?」
「畏れ多い……。」
「そなたの考えなど、わらわには、お見通しよ。」
(お見通し、か。コハルのようなことを言いおる、この物の怪が。)
あやめは何かおかしくなってしまった。恐怖感はいつのまにか去り、古い知己と話しているかのような気分になっているのが不思議だ。
「この、新三郎めも、楽には死なせぬ。」怨霊らしいことをいった。「蠣崎の者どもは、ことごとく殺し合うことになろう。」
あやめは平伏した。それはあやめ自身の復讐の望みであり、描きつつある「図」であった。ただひとつ、この怨霊に釘をさしておかねばならぬ。
「十四郎さまだけは、ご容赦くださいませ。あのお方は蠣崎のお家から追放された身。どうか、これ以上は、ご無事に。」
「ならぬな。」
「そんな。」
「十四郎など、わらわのこの世にあったときには生まれてもおらぬ。その意味では、新三郎の子らの幼童どもと同様。だが、わが弟ならば、まがいなく蠣崎の血。容赦はできぬ。十四郎もまた、一族相食む殺戮の渦の中に入らねばならぬ。否、むしろ、その渦は十四郎めが……。」
「作るとおっしゃるか。」
「なにを今更に……。そなたが、作らせるのであろう?」
「あやめっ。」
新三郎が半身を起こしていた。歯の根も合わぬような表情である。
「そこに誰がおる?」
「……さて? どなたも?」
「嘘をつけ。」
新三郎には亡霊の姿がみえたわけではない。だが、あやめが衾の隅に侍して座ったまま、舟をこぎながら、しかし何かをぶつぶつとつぶやいているのをみた。
そこに、あきらかにあやめ以外の、何者かの容易ならぬ気配を感じたのだ。新三郎は脂汗を流していた。
「誰と話をしていた。」
「話? おや、寝言をいっておりましたとは。これはご無礼を仕りしました。」
「誰かおったであろう?……いや、ならば、夢の中で誰と話をしておったか?」
「申し訳ございませぬ。さきほど夢をみたかもおぼえておりませぬ。そういうこともございましょうな。」
「おったのだ。」
「なにがでございます?」
「……物の怪の気配がしたのだ。今もする!」
「お屋形さまも存外に、」あやめは冷たく笑った。「怖がりでござりまするなあ。」
新三郎の平手が飛んだ。あやめは床に転がりかねぬ勢いで倒れ、すぐに無言で起き直った。伏せたままの顔がひそかに笑っている。
亡霊がそこに立っていて、憎々しげに新三郎を罵り笑っていたからだ。
「男は困ると手を出すしかないの。いずれ自分が殴られたときに、女の痛みを思うがよい。そう、首をはねられるときにでもな。斬り離された首は、まだ痛さをおぼえて内心で泣きわめくのじゃぞ。新三郎、お前のような男の首が転がって、泣くをみるは楽しみ。」
新三郎は、見知らぬ女のあざけりの高笑いをふと聞いた気がして、総毛立った。
気味が悪い、こんなところでは寝られぬわ、と男は部屋を足早に立ち去った。
あやめはこれ幸いと寝具に潜り込み、手足を延ばして眠った。頬の痛みこそあったが、恐怖心はなかった。亡霊の気配はいつのまにか消えていたので、物足りぬ気持ちすらある。
疲れ果て、無感動になっている。
(この男とは、よほど前世の縁とやらがないらしいて。)
あやめの救いは、この七、八か月のあいだ頻繁に、したたかに精を注がれながら、妊娠からは免れていることだ。
新三郎はいっこうにあやめの躰に飽きる風でもなく、凌辱そのものの残酷な振る舞いに執心していたが、世の武家が側室にそれを望むように、自分の子を産ませたがってはいるようであった。それは果たせていない。あやめの内心には、深い安堵と、身勝手な男の願望がみたされずよい気味だという思いしかない。
もっとも、あやめ自身はかつて、十四郎の子を授かることには淡い希望ももったこともあるのだが、それもかなわなかった。十四郎はあやめの妊娠を望んではいなかったが、それでも結構な回数を睦みあい、胎内に大量の精を受けたことも一度や二度ではない。
(もしかすると、わたくしは石女なのかもしれない。)
そう思うと、冷え切った不安の念に襲われる。
ただ、もしそうならば、今は好都合だともいえるではないか。
(再び、十四郎さまが抱いて下さる日がくれば、石女かどうかもわかるはずだ。そのときに、また考えればいい、考えよう……)
うとうととした。新三郎は、自分が寝てしまえば、あやめも横たわって同衾を許すようにはなっている。気は進まないが、男の隣で横になろうかと思ったとき、春とはいえ冷たい風とともに、濡れ縁から何者かが入ってくる気配がした。
自分と同じような、白い寝衣の、長い髪を結んだ女が寝具の横に立っていた。寝息をたてている新三郎を見下ろすようにしている。
顔はみえない。ただ、大館で会ったこともない女であるのはわかった。
(だが、わたくしはこの女を、知っている……?)
「何者であったか。」
と尋ねたのは、女のほうであった。あやめに尋ねている。この大舘の主人一族の者の喋り様である。
「堺、と呼ばれておりまする。泉州堺は納屋今井の末娘、あやめと申しまする。」
あやめは頭を下げた。
「お代官のお家のお方と存じますが、どなた様でございましょうか。」
「わらわは南条廣継が室。」
あやめの方を見たはずの顔には、目鼻立ちというものがない。
あやめはいまさらのように全身が凍りつくようであったが、それは亡霊という存在に対してというよりも、この者が生前になしたことへの恐怖であった。
「では、お方さまが……先代さまのご長男さま、ご次男さまに、お毒を盛られたという、ご長女さまにございますか。」
「いかにも。」
亡霊は悠然としているようだった。毒殺犯の狂気や悪心が剥き出しになってはいない。武家の奥方らしい落ち着きを感じさせるばかりである。あやめは、畏怖の念すら抱きながら、聞きたかったことを尋ねる。
「お尋ね申し上げまする。ご継嗣に毒を盛ったは、おなごの身ではご家督を継げぬというご不満から、と伺っておりますが、左様にございましたか。」
「聞いてどうするか。」
「女子に家督が回って来ぬは世の常。それにお怒りを発せられたというのがまこととは、畏れながらとても信じがたく……」
「さでもあるまい。おぬしとて、わかろう。」目も鼻も口もない顔の亡霊は、笑ったようだった。「それに、蠣崎の家の者に対して毒を盛れるものなら、盛ってみたいと思っているのではないかえ?」
「畏れ多いことに存じます。」
「そう簡単に口は割らんか。」
「……何をお望みで、このお家にお留まりでございましょうか?」
「知れたことよ。祟る。わらわは、蠣崎の家の者を根絶やしにしてやりたい。われら、同心であろうが?」
「畏れ多い……。」
「そなたの考えなど、わらわには、お見通しよ。」
(お見通し、か。コハルのようなことを言いおる、この物の怪が。)
あやめは何かおかしくなってしまった。恐怖感はいつのまにか去り、古い知己と話しているかのような気分になっているのが不思議だ。
「この、新三郎めも、楽には死なせぬ。」怨霊らしいことをいった。「蠣崎の者どもは、ことごとく殺し合うことになろう。」
あやめは平伏した。それはあやめ自身の復讐の望みであり、描きつつある「図」であった。ただひとつ、この怨霊に釘をさしておかねばならぬ。
「十四郎さまだけは、ご容赦くださいませ。あのお方は蠣崎のお家から追放された身。どうか、これ以上は、ご無事に。」
「ならぬな。」
「そんな。」
「十四郎など、わらわのこの世にあったときには生まれてもおらぬ。その意味では、新三郎の子らの幼童どもと同様。だが、わが弟ならば、まがいなく蠣崎の血。容赦はできぬ。十四郎もまた、一族相食む殺戮の渦の中に入らねばならぬ。否、むしろ、その渦は十四郎めが……。」
「作るとおっしゃるか。」
「なにを今更に……。そなたが、作らせるのであろう?」
「あやめっ。」
新三郎が半身を起こしていた。歯の根も合わぬような表情である。
「そこに誰がおる?」
「……さて? どなたも?」
「嘘をつけ。」
新三郎には亡霊の姿がみえたわけではない。だが、あやめが衾の隅に侍して座ったまま、舟をこぎながら、しかし何かをぶつぶつとつぶやいているのをみた。
そこに、あきらかにあやめ以外の、何者かの容易ならぬ気配を感じたのだ。新三郎は脂汗を流していた。
「誰と話をしていた。」
「話? おや、寝言をいっておりましたとは。これはご無礼を仕りしました。」
「誰かおったであろう?……いや、ならば、夢の中で誰と話をしておったか?」
「申し訳ございませぬ。さきほど夢をみたかもおぼえておりませぬ。そういうこともございましょうな。」
「おったのだ。」
「なにがでございます?」
「……物の怪の気配がしたのだ。今もする!」
「お屋形さまも存外に、」あやめは冷たく笑った。「怖がりでござりまするなあ。」
新三郎の平手が飛んだ。あやめは床に転がりかねぬ勢いで倒れ、すぐに無言で起き直った。伏せたままの顔がひそかに笑っている。
亡霊がそこに立っていて、憎々しげに新三郎を罵り笑っていたからだ。
「男は困ると手を出すしかないの。いずれ自分が殴られたときに、女の痛みを思うがよい。そう、首をはねられるときにでもな。斬り離された首は、まだ痛さをおぼえて内心で泣きわめくのじゃぞ。新三郎、お前のような男の首が転がって、泣くをみるは楽しみ。」
新三郎は、見知らぬ女のあざけりの高笑いをふと聞いた気がして、総毛立った。
気味が悪い、こんなところでは寝られぬわ、と男は部屋を足早に立ち去った。
あやめはこれ幸いと寝具に潜り込み、手足を延ばして眠った。頬の痛みこそあったが、恐怖心はなかった。亡霊の気配はいつのまにか消えていたので、物足りぬ気持ちすらある。
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