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一の段 あやめも知らぬ 庫裡のふたり(三)
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(ああ、いかがすればよいのか……?)
あやめは慌てているが、やがて、下半身の鈍い痛みに気づいた。
「十四郎さま。……もう、平気にございます。」
「いや、しかし。」
「もう、わたくし……わたくしは……」
すでに少女の躰ではなくなっていた。固い防壁は、さきほど十四郎に突き破られていた。
あやめは十四郎に下から手を伸ばして抱きついた。十四郎もわかったのだろう。あやめにこたえて、抱きしめた。
ふたりは羽交うたまま、また横になった。
十四郎は口を吸い、女の潤いをもう一度指でたしかめた。目を閉じたままの、あやめの躰がやわらかくくねる。
十四郎が再び股を割って入る。あやめは姿勢をなおし、十四郎を導いてやる。その場所に、肉が刺さり、ゆっくりと女の躰を割いていく。
(やはり痛いっ。)
あやめはまだ鋭い痛みに身悶えした。火照った頬を涙が何条も流れた。だが、躰の上の十四郎は、女に深く入り込むことができたようだ。
十四郎も懸命の動作にみえる。あやめに、ぴったりと嵌まりこむことができたと知った時、思わず息をつき、あやめの額にかかった髪を払い、頭を両手で撫でるようにして、微笑んだ。
「ひとつに、なり申したな。」
あやめはしかし、激しい痛みに目を固く閉じて、顔を振るばかりだ。十四郎の勝手な自足の言葉は届かない。
十四郎がゆっくりと動きだしたときには、新たな衝撃に目を見開いた。口が空気をもとめて開く。息を吸えると、歯を食いしばって、痛みが過ぎるのをただ待った。
十四郎の指が胸にかかると、少し楽になる。口吸いを待っていると、十四郎は何度もついばむように、してくれた。最後は深く、舌をからめあう。躰の上と下とでつながっている。痛みがやや和らぐ気がした。
十四郎の下半身の動きが激しくなった。口を外し、あやめの背を抱えこんで浮かすようにしながら、下半身は女の中を強く叩いた。あやめは驚いて十四郎の背中越しに口をぱくぱく開く。
二人の躰は熱を発し、汗にまみれている。
「きついっ。……そんなに、きつく、せんといてえ。」
十四郎にわかる言葉だろうか。十四郎の動きはやまない。耳に男の息がかかった。知らなかった感覚に、あやめは 震えた。
十四郎が顔をあげ、こちらを見つめた。
「あやめ殿。もう……」
動きながら、許可を求めるようにいった。
(何?……なになの?)
あやめは答えられない。揺らされながら、それでも懸命に首をがくがくと上下させて同意した。
男の動きが、変わった。激しさがいや増した。あやめは小さな悲鳴をあげる。
十四郎は動きを止めた。あやめの躰のなかで何かが起こっている。
(あ、これ、出しておられる?……あっ?)
躰の奥に湯がはじけたようだ。
十四郎はあやめの躰を、骨が砕けんばかりに抱きしめる。あやめはつきあがる感覚に、歯を噛んで必死に耐えた。
ふたりの躰が離れて、しばらくたった。
男女は、無言を続けている。
脱ぎ捨てていた衣を、あやめに十四郎は掛けてくれた。躰を隠してまるまっていたあやめは、起き上がることができる。下半身のその部分は液体にまみれている。鈍い痛みよりも、それがあやめには心配だ。
(いかがしよう、拭うものの用意がない。)
苦労して、着衣を元に戻していく。
「お願いというのは、なにでござったかな?」
十四郎はいつもの調子に戻っているようだ。
「はい。」
後ろ手に髪を結び直しながら、あやめは十四郎に正対した。まだ声が変だが、やむをえない。
「御曹司さま……いえ、十四郎さま。お願いと申しますのは、他でもございません。十四郎さまの御身の上のこと。」
「今回のことでは、お世話になったようだ。改めて御礼を申す。」
「いえ。これからのことでございます。……十四郎さま、どうか今井に婿に入っていただけませぬか。この、納屋あやめのお婿さまになってくださいませ。」
「……。」
十四郎は目を見開いていた。あやめは息を呑む。
やがて諭すような声音で、十四郎はいう。
「あやめ殿。そのようなことにならば、納屋のお店にご迷惑がかかる。今となっては、もう遅い。いや、拙者がこのような身の上になってしまっては、もう遅いのだ。今さら、納屋殿のお世話になろうというぬけぬけした真似は、ご名代も許されまいし、松前のお店もきっと無事とはいくまい。」
「松前ではございません。……堺へお越しください!」
「堺?」
「松前を、いえ、蝦夷島を一度お捨て下さい、巡察の旅に放たれたその足で、エサシかどこかから、堺に行く船にご案内いたしましょう。そこで、今井の末娘の婿として、商いを覚えてくださいませ。堺で、……堺では夫婦として暮らせましょう。わたくしはいつも帰って参ります。年の半分は堺で過ごしまする。」
十四郎は今度こそ驚いたようだった。見たことのないような表情になる。
(ああ、十四郎さま、そんな、恐ろしい話を聞くようなお顔をなさらないで!)
「わたくしは、十四郎さまと夫婦(みょうと)になりたい。こうなることができて、もう夫婦も同然でございましょう?」
「……」
「遅くはございません。蝦夷島の北の果てでご赦免を待たれるもよろしかろう。だが、いつになりまする? いつになれば、わたくしは十四郎さまと添えますか。いや、御目文字だけでもかないまするか? 堺の街にいてくだされば、好きな時にお会いすることができる。堺では立派な夫婦ですもの。」
「蝦夷島を離れれば、拙者は武士ではなくなる。」
(それが、いかがしたというのか!)
あやめは叫び出したかったが、かろうじて自制した。もう、涙が溢れてきている。
「あやめ殿。また泣かれている。」
「存じております。……もし、商いがお厭ならば、あちらでご仕官をお探しになられれば、よろしうございます。商人の妻がいてはお邪魔かもしれませんが、わたくしは当分、こちらの店は畳みませんし、上方あたりは、さほどに行儀の堅苦しいお家ばかりでもございますまい。いや、御牢人でも、……い、いいではありませんか。……いいのじゃ、わたくしは、十四郎さまであれば、お武家だろうと商人だろうと、なんでもいいのじゃ……」
「泣かれるな。私までもが、哀しくなる。」
「十四郎さまが、泣かせていらっしゃるのに……。」
ここで泣き伏してしまってはいけない、話が途切れてしまってはいけない、とあやめは我慢する。
「すまぬ。」
「十四郎さま。納屋の店は、松前には長くないと存じますのよ。ご存じでございましょうが、ここの湊は、実は悪うございます。風が強すぎる。波が高い。稼ぎ時の春から秋までが悪すぎる。エサシのほうがよい。本当なら、箱館の湊が一番よろしいかと存じます。」
「あやめ殿?」
「納屋の望みは、ゆくゆくは箱館に納屋の店を移すこと。そのとき、箱館は先年の戦火(「コシャマインの蜂起」)よりようやく癒え、蝦夷の商いの中心に戻っておりましょう。その箱館納屋のあるじには、十四郎さまを、というのが、あやめの幸せな夢にございます。」
「……夢じゃな。」十四郎は目を伏せた。「悪くはない、夢でござるな。」
「悪くはございませぬか?」
あやめは勢い込む。
「よい夢、楽しい夢にござるよ。」
十四郎は微笑んだ。だが、
「あやめ殿。ここから箱館―いまはウシュケシだが―までどれほども離れておらぬのは、さすがにご存じですな。それにあの土地、ウシュケシはいまはアイノの拠点で、和人も住むとはいえ、……。」
「そのような土地だからこそ、よろしいのではありませぬか。」
「いま、大舘が、とても気にかけておられる地。」
と、紛争の種がこの数十年間蠣崎の直接統治が及んでいない半島部にはあるのを、暗に匂わせたが、
「まあ、そのようなところに、のこのこと拙者が顔を出しては、とても大舘がおゆるしになるまい。」
十四郎は、いつものからかうような言い方に戻っている。
「大舘とは、なんです。」
「……?」
「どなたのことです。おやかたさま、ご名代さまのことでございますか。」
あやめの目がすわっていた。
「無論だが……?」
「大舘が、なにほどのものでございましょうっ。」
「あやめ殿。お口がすぎる。」
「ご無礼いたしました。ただ、そんな大舘ならば、十四郎さまがお代わりにお治めになればよろしいのです。」
あやめの昂奮は冷めていない。容易ならざることを口にした。
あやめは慌てているが、やがて、下半身の鈍い痛みに気づいた。
「十四郎さま。……もう、平気にございます。」
「いや、しかし。」
「もう、わたくし……わたくしは……」
すでに少女の躰ではなくなっていた。固い防壁は、さきほど十四郎に突き破られていた。
あやめは十四郎に下から手を伸ばして抱きついた。十四郎もわかったのだろう。あやめにこたえて、抱きしめた。
ふたりは羽交うたまま、また横になった。
十四郎は口を吸い、女の潤いをもう一度指でたしかめた。目を閉じたままの、あやめの躰がやわらかくくねる。
十四郎が再び股を割って入る。あやめは姿勢をなおし、十四郎を導いてやる。その場所に、肉が刺さり、ゆっくりと女の躰を割いていく。
(やはり痛いっ。)
あやめはまだ鋭い痛みに身悶えした。火照った頬を涙が何条も流れた。だが、躰の上の十四郎は、女に深く入り込むことができたようだ。
十四郎も懸命の動作にみえる。あやめに、ぴったりと嵌まりこむことができたと知った時、思わず息をつき、あやめの額にかかった髪を払い、頭を両手で撫でるようにして、微笑んだ。
「ひとつに、なり申したな。」
あやめはしかし、激しい痛みに目を固く閉じて、顔を振るばかりだ。十四郎の勝手な自足の言葉は届かない。
十四郎がゆっくりと動きだしたときには、新たな衝撃に目を見開いた。口が空気をもとめて開く。息を吸えると、歯を食いしばって、痛みが過ぎるのをただ待った。
十四郎の指が胸にかかると、少し楽になる。口吸いを待っていると、十四郎は何度もついばむように、してくれた。最後は深く、舌をからめあう。躰の上と下とでつながっている。痛みがやや和らぐ気がした。
十四郎の下半身の動きが激しくなった。口を外し、あやめの背を抱えこんで浮かすようにしながら、下半身は女の中を強く叩いた。あやめは驚いて十四郎の背中越しに口をぱくぱく開く。
二人の躰は熱を発し、汗にまみれている。
「きついっ。……そんなに、きつく、せんといてえ。」
十四郎にわかる言葉だろうか。十四郎の動きはやまない。耳に男の息がかかった。知らなかった感覚に、あやめは 震えた。
十四郎が顔をあげ、こちらを見つめた。
「あやめ殿。もう……」
動きながら、許可を求めるようにいった。
(何?……なになの?)
あやめは答えられない。揺らされながら、それでも懸命に首をがくがくと上下させて同意した。
男の動きが、変わった。激しさがいや増した。あやめは小さな悲鳴をあげる。
十四郎は動きを止めた。あやめの躰のなかで何かが起こっている。
(あ、これ、出しておられる?……あっ?)
躰の奥に湯がはじけたようだ。
十四郎はあやめの躰を、骨が砕けんばかりに抱きしめる。あやめはつきあがる感覚に、歯を噛んで必死に耐えた。
ふたりの躰が離れて、しばらくたった。
男女は、無言を続けている。
脱ぎ捨てていた衣を、あやめに十四郎は掛けてくれた。躰を隠してまるまっていたあやめは、起き上がることができる。下半身のその部分は液体にまみれている。鈍い痛みよりも、それがあやめには心配だ。
(いかがしよう、拭うものの用意がない。)
苦労して、着衣を元に戻していく。
「お願いというのは、なにでござったかな?」
十四郎はいつもの調子に戻っているようだ。
「はい。」
後ろ手に髪を結び直しながら、あやめは十四郎に正対した。まだ声が変だが、やむをえない。
「御曹司さま……いえ、十四郎さま。お願いと申しますのは、他でもございません。十四郎さまの御身の上のこと。」
「今回のことでは、お世話になったようだ。改めて御礼を申す。」
「いえ。これからのことでございます。……十四郎さま、どうか今井に婿に入っていただけませぬか。この、納屋あやめのお婿さまになってくださいませ。」
「……。」
十四郎は目を見開いていた。あやめは息を呑む。
やがて諭すような声音で、十四郎はいう。
「あやめ殿。そのようなことにならば、納屋のお店にご迷惑がかかる。今となっては、もう遅い。いや、拙者がこのような身の上になってしまっては、もう遅いのだ。今さら、納屋殿のお世話になろうというぬけぬけした真似は、ご名代も許されまいし、松前のお店もきっと無事とはいくまい。」
「松前ではございません。……堺へお越しください!」
「堺?」
「松前を、いえ、蝦夷島を一度お捨て下さい、巡察の旅に放たれたその足で、エサシかどこかから、堺に行く船にご案内いたしましょう。そこで、今井の末娘の婿として、商いを覚えてくださいませ。堺で、……堺では夫婦として暮らせましょう。わたくしはいつも帰って参ります。年の半分は堺で過ごしまする。」
十四郎は今度こそ驚いたようだった。見たことのないような表情になる。
(ああ、十四郎さま、そんな、恐ろしい話を聞くようなお顔をなさらないで!)
「わたくしは、十四郎さまと夫婦(みょうと)になりたい。こうなることができて、もう夫婦も同然でございましょう?」
「……」
「遅くはございません。蝦夷島の北の果てでご赦免を待たれるもよろしかろう。だが、いつになりまする? いつになれば、わたくしは十四郎さまと添えますか。いや、御目文字だけでもかないまするか? 堺の街にいてくだされば、好きな時にお会いすることができる。堺では立派な夫婦ですもの。」
「蝦夷島を離れれば、拙者は武士ではなくなる。」
(それが、いかがしたというのか!)
あやめは叫び出したかったが、かろうじて自制した。もう、涙が溢れてきている。
「あやめ殿。また泣かれている。」
「存じております。……もし、商いがお厭ならば、あちらでご仕官をお探しになられれば、よろしうございます。商人の妻がいてはお邪魔かもしれませんが、わたくしは当分、こちらの店は畳みませんし、上方あたりは、さほどに行儀の堅苦しいお家ばかりでもございますまい。いや、御牢人でも、……い、いいではありませんか。……いいのじゃ、わたくしは、十四郎さまであれば、お武家だろうと商人だろうと、なんでもいいのじゃ……」
「泣かれるな。私までもが、哀しくなる。」
「十四郎さまが、泣かせていらっしゃるのに……。」
ここで泣き伏してしまってはいけない、話が途切れてしまってはいけない、とあやめは我慢する。
「すまぬ。」
「十四郎さま。納屋の店は、松前には長くないと存じますのよ。ご存じでございましょうが、ここの湊は、実は悪うございます。風が強すぎる。波が高い。稼ぎ時の春から秋までが悪すぎる。エサシのほうがよい。本当なら、箱館の湊が一番よろしいかと存じます。」
「あやめ殿?」
「納屋の望みは、ゆくゆくは箱館に納屋の店を移すこと。そのとき、箱館は先年の戦火(「コシャマインの蜂起」)よりようやく癒え、蝦夷の商いの中心に戻っておりましょう。その箱館納屋のあるじには、十四郎さまを、というのが、あやめの幸せな夢にございます。」
「……夢じゃな。」十四郎は目を伏せた。「悪くはない、夢でござるな。」
「悪くはございませぬか?」
あやめは勢い込む。
「よい夢、楽しい夢にござるよ。」
十四郎は微笑んだ。だが、
「あやめ殿。ここから箱館―いまはウシュケシだが―までどれほども離れておらぬのは、さすがにご存じですな。それにあの土地、ウシュケシはいまはアイノの拠点で、和人も住むとはいえ、……。」
「そのような土地だからこそ、よろしいのではありませぬか。」
「いま、大舘が、とても気にかけておられる地。」
と、紛争の種がこの数十年間蠣崎の直接統治が及んでいない半島部にはあるのを、暗に匂わせたが、
「まあ、そのようなところに、のこのこと拙者が顔を出しては、とても大舘がおゆるしになるまい。」
十四郎は、いつものからかうような言い方に戻っている。
「大舘とは、なんです。」
「……?」
「どなたのことです。おやかたさま、ご名代さまのことでございますか。」
あやめの目がすわっていた。
「無論だが……?」
「大舘が、なにほどのものでございましょうっ。」
「あやめ殿。お口がすぎる。」
「ご無礼いたしました。ただ、そんな大舘ならば、十四郎さまがお代わりにお治めになればよろしいのです。」
あやめの昂奮は冷めていない。容易ならざることを口にした。
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