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序の段 納屋御寮人の遭難 宗久の末娘(二)
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納屋の帳簿をどのように読んで、そうした結論に達したのか。あやめのひどくこみいった説明を、その夜、食事の膳を前にした父は軽く聞き流したが、
「上方と蝦夷地の間には、商いの理が通っております。」
という言葉には敏感に反応した。
「小娘が、ほど知らずの言葉よ。その、理、とはなにか?」
「いまお父上が、……」いえ、とあやめは言い直す。大旦那さま、もとい、大蔵卿法印様が、からはじめて、朗々と続けた。
この孤独な娘は、長じてから、外見上は多弁になり、ひどく明るく、一見すると社交的にすらなった。それには、
(なにか、どこか無理をして生きておるようじゃ、こやつは。)
宗久はかえって痛ましさをおぼえているが、本人は気づいているのだろうか。
「大蔵卿法印様がお召し上がりの、そのお汁の出汁は昆布。焼いた鮭、それは北の川を上がってきたるを干したもの。まことに美味でござりましょうが、天下静謐の世となれば、法印様のような貴紳のみならず、あやめのような有象無象の卑しい者も、好むときに口にできましょう。一方、蝦夷地では上方でしか作れぬような品を、これからますます欲するでしょう。蝦夷どもも酒を知り、鉄を知り、我らと同じ暮らしに染まっていくとのことでございます。それは蝦夷地や奥州の民も、もう鉄も打ち、いずれは京あたりと同じ螺鈿の細工すらも拵えましょう。また、この堺や住吉の浜にも、昆布は打ちあがるやもしれません。聞いたことはございませぬが。それよりも、互いに優れたものを商うほうがよい。その理が通じているとき、商人の仏法天に仕えることは、お武家にも勝る……」
「あやめ、いつのまにやらはっさい(多弁)になりおったの。口が回りすぎるは世の女の不徳じゃが、あやめはそれでよかったのか。」
あやめは答えず、口の中だけで、また女は、女は、といわれて……と聞こえぬように呟いた。宗久もそれに気づいたが、
「それに卑しき者とは何ぞ。おなごとはいえ、おぬしはこの宗久の家の者じゃろうが。」
すでに衰微の果てに上方からは逃げ去った足利将軍家から、「大蔵卿法印」の位を授かり、信長の代官でもあった豪商は、笑った。
あやめもおそれいりながら、下げた頭と肩が小さく笑っている。父親の目には、それはずいぶん可愛らしくみえた。
(なぜ、この器量よしが縁遠いものかな。惚れ込む男も数多出そうであるが。)
(頭のよすぎる女は避けられるとはいうが、それだけでもあるまい?)
「で、どうしたいというのか。」
「前右府様(信長)の天下ご静謐がなれば、蝦夷地交易はいずれ全国を舞台といたしましょう」
あやめは、ひどく真面目な顔で、宗久には占術のお告げのように思えることをいった。
「納屋は蝦夷島南端、松前の湊に店を広げ、さらに蝦夷地の物品を探るべし。蝦夷どもによる交易とつながり、かれらの唐くに(大陸)との交易を、さらに広げさせましょう。」
「蝦夷どもは、唐くにに渡っているのか。」
「左様と聞きました。遠く北の果ては陸続きともいい、あるいは海を隔てるとも聞きますが、たしかに唐くにの北の地―山丹と申す場所にまで渡っております。あの者たちの衣装をご覧になられたでございましょう。あの図柄。あれも明の渡りに相違ありますまい。」
(それは面白い。)
宗久も海彼への関心は、むろん強い。西国や九州を経た明との交易ともまったく違う、未知の交易路があると聞いて、しばらく思いを馳せる。
あやめは、偉大な父の考え込んでいる様子に憧れを抱いていたから、そんな宗久を眺めてつい微笑んでいたが、
「……続けてよろしうございまするか。」
「うむ。」
娘はしきりに説く。
「納屋も船を出し、いずれは越前越えの琵琶湖までの陸路にはあらず、堺に直接、大船を入れましょう。北から敦賀に入った船は、毛利様の御領地、伯耆、出雲、石見を越え、長門国は壇ノ浦を回り、瀬戸内を突っ切って、この堺に至るのでございます。さすれば、蝦夷服を着込んだアイノが、毎日のように堺の大路を練り歩きましょう。」
「アイノ?」
「蝦夷ども。……蝦夷地、蝦夷島の元々の民でございます。」
宗久も見たことがある。唐渡りだとあやめのいう、華麗な衣服に身を包んだ蝦夷の一行は、見るからに異人であったと記憶する。髭はどの男も長く濃く、異様な刺青が黒々として目立った。言葉もまったく違うようだ。
「お前は、その蝦夷地―蝦夷島に行きたいと申すか。」
「はい。」
「行って、どうしたい。」
「松前のお店をお助けしたいのでございます。」
「まつまえ、か。そんなところに出店があったか。」
「今は、とても店とはいえませぬ。蝦夷で商売となれば、自前のお倉も要りますし、人も一人二人では足りませぬ。」
「お前が、その店の主人になるか。」
宗久は娘が隠している望みに気づいている。思うがままに、ひとつの店の商いを差配してみたいのだ。
「はい。いっそお店をわたくしがお預かりしたい。そのように望んでおりまする。」
あやめは決意を示すように、目を見開いて父親を見つめた。緊張に、すこし顔色が変わるのが自分でもわかる。
「娘の身に過ぎたお願いにはございますが、なにとぞお考えくださいませ。」
女の自分に、出店を一つくれというのである。簡単なことではない。
(何度でも、口説いてみせよう。蝦夷島はじつは宝の山だが、それはあやめにしかわからないのだ、と説こう。そのうちに、お心が動くかもしれぬ。いや、動かして……)
「蝦夷か。遠いの。」
父のその言葉に、あやめは、どうやら許しを得たらしいという昂揚にぱっと輝いた。
「えっ、よろしいのでございますか。」
「おぬしがいうたのではないか。」
父親は、娘の顔にみるみる血の気がさすさまを、好ましく眺めた。
(久しぶりに、こやつを喜ばせてやるができたか。)
「有り難き、幸せ……。」
あやめは頬を上気させて低頭したが、顔をあげたときには、ものごとを始める者の緊張した表情になっていた。宗久はその顔を、なにやら尊いものとしてみる。
(ひとはこういう顔にならねば。)
(わしの子で、この顔ができるものが他におったかな。)
「それにしても、遠いの。」
「えぞちしまは、歌にも詠まれておりますが。」
「たわけたことを。西行法師や慈円法師が、蝦夷地を本当に訪ねられたわけではあるまいて。」
今井宗久は、茶の湯の道なども仕込んでやった末娘が、遠くに離れていこうとしているのを知った。これまでに娘たちを嫁に出したときのいずれのときよりも、この風変わりな娘が自分の膝下から離れていくのがさびしく、また、そ の身のいく末が案じられた。
あやめは宗久の顔色を読んでか、また光る珠を転がすような明るい調子で、言葉を紡ぐ。
「わが納屋の船を出してくださいましたら、蝦夷地といえどもこの堺の隣でございましょう。……お父上。大坂の本願寺様よりも行きやすく、戻りやすいでございましょうよ。」
「愚か者。商いは、気まぐれに好きに行き来して、まともに成り立つものではないぞ。むしろ、隣町とて生まれ在所からは唐土ほどに遠いくらいにせよという。逆に、縁なき土地に我とわが身で懸命に縁を作るものじゃ。儂とて、父祖代々の堺の者ではなかった。商人こそは土地に根を張り、勤める気にならねばならぬ。また、……」
あとは言葉を飲み込んだ。宗久は征服者・織田信長と命懸けで対峙したことで、今日の地位を得た。この戦の世に商人たるものは、豪商・政商でなくても、何か心得違いがあれば、首が胴を離れるであろう。商人と武家とは実は本質的に相容れぬのだと、信長のような比類を絶する武将の懐に入り込んで久しいのに、いや、そうだからこそ、宗久は常々感じていた。ただ、そこまではいわずともいいだろうと、このときは思った。
「あやめは間違いを申しました。お許しください。」
宗久は豪商今井家の主人の顔になり、威儀を正して、女たる身で僻遠虜外の地とはいえ納屋の名代を務めるべき者の心がまえを一言述べ、誰と誰を堺からつけてやる、といった。そして、とりあえずの金子はどれほど要るのか、船は、といった事務的なことがらを確かめてやった。
あやめは、そのすべてに、はきはきと答えた。いいよどみもなく、細かい数字まで頭の中から出す。
(随分、細かいところまで、よく考えておる。いきなりのようで、長い時間をかけて心づもりを怠っておらなかったな。)
と感心した。話を持ちかけるには正しい態度だ、と褒めてやりたい。
長い旅の心得も説いた。そして、娘に甘い父親の表情に戻る。
「コハルをつけてくださいますの?」
あやめは、育ての親のようなところもある使用人を松前に回してくれるというので、手放しでよろこんだ。
「お前もすでに知ろうが、コハルを遣る意味はわかるな。」
「心得ております。」
どうであろうか、と父親は、もうすぐ二十歳にも手が届こうというのに、ときにひどく未通女い、この世間知らずの才女を心配している。
「父としては、急ぎでなければ、よい婿もつけてやりたいが……」相応しげな者で、蝦夷地にすぐに行ってやろう、という者もおるまい。「あちらにも、蝦夷……アイノとやらの中によい婿がおるのか。」
あやめははじけるように笑った。
「ご案じ下さいますな。きっと、あやめにみあう、見目麗しい殿方が、蝦夷地にこそいらっしゃいましょうよ。」
「上方と蝦夷地の間には、商いの理が通っております。」
という言葉には敏感に反応した。
「小娘が、ほど知らずの言葉よ。その、理、とはなにか?」
「いまお父上が、……」いえ、とあやめは言い直す。大旦那さま、もとい、大蔵卿法印様が、からはじめて、朗々と続けた。
この孤独な娘は、長じてから、外見上は多弁になり、ひどく明るく、一見すると社交的にすらなった。それには、
(なにか、どこか無理をして生きておるようじゃ、こやつは。)
宗久はかえって痛ましさをおぼえているが、本人は気づいているのだろうか。
「大蔵卿法印様がお召し上がりの、そのお汁の出汁は昆布。焼いた鮭、それは北の川を上がってきたるを干したもの。まことに美味でござりましょうが、天下静謐の世となれば、法印様のような貴紳のみならず、あやめのような有象無象の卑しい者も、好むときに口にできましょう。一方、蝦夷地では上方でしか作れぬような品を、これからますます欲するでしょう。蝦夷どもも酒を知り、鉄を知り、我らと同じ暮らしに染まっていくとのことでございます。それは蝦夷地や奥州の民も、もう鉄も打ち、いずれは京あたりと同じ螺鈿の細工すらも拵えましょう。また、この堺や住吉の浜にも、昆布は打ちあがるやもしれません。聞いたことはございませぬが。それよりも、互いに優れたものを商うほうがよい。その理が通じているとき、商人の仏法天に仕えることは、お武家にも勝る……」
「あやめ、いつのまにやらはっさい(多弁)になりおったの。口が回りすぎるは世の女の不徳じゃが、あやめはそれでよかったのか。」
あやめは答えず、口の中だけで、また女は、女は、といわれて……と聞こえぬように呟いた。宗久もそれに気づいたが、
「それに卑しき者とは何ぞ。おなごとはいえ、おぬしはこの宗久の家の者じゃろうが。」
すでに衰微の果てに上方からは逃げ去った足利将軍家から、「大蔵卿法印」の位を授かり、信長の代官でもあった豪商は、笑った。
あやめもおそれいりながら、下げた頭と肩が小さく笑っている。父親の目には、それはずいぶん可愛らしくみえた。
(なぜ、この器量よしが縁遠いものかな。惚れ込む男も数多出そうであるが。)
(頭のよすぎる女は避けられるとはいうが、それだけでもあるまい?)
「で、どうしたいというのか。」
「前右府様(信長)の天下ご静謐がなれば、蝦夷地交易はいずれ全国を舞台といたしましょう」
あやめは、ひどく真面目な顔で、宗久には占術のお告げのように思えることをいった。
「納屋は蝦夷島南端、松前の湊に店を広げ、さらに蝦夷地の物品を探るべし。蝦夷どもによる交易とつながり、かれらの唐くに(大陸)との交易を、さらに広げさせましょう。」
「蝦夷どもは、唐くにに渡っているのか。」
「左様と聞きました。遠く北の果ては陸続きともいい、あるいは海を隔てるとも聞きますが、たしかに唐くにの北の地―山丹と申す場所にまで渡っております。あの者たちの衣装をご覧になられたでございましょう。あの図柄。あれも明の渡りに相違ありますまい。」
(それは面白い。)
宗久も海彼への関心は、むろん強い。西国や九州を経た明との交易ともまったく違う、未知の交易路があると聞いて、しばらく思いを馳せる。
あやめは、偉大な父の考え込んでいる様子に憧れを抱いていたから、そんな宗久を眺めてつい微笑んでいたが、
「……続けてよろしうございまするか。」
「うむ。」
娘はしきりに説く。
「納屋も船を出し、いずれは越前越えの琵琶湖までの陸路にはあらず、堺に直接、大船を入れましょう。北から敦賀に入った船は、毛利様の御領地、伯耆、出雲、石見を越え、長門国は壇ノ浦を回り、瀬戸内を突っ切って、この堺に至るのでございます。さすれば、蝦夷服を着込んだアイノが、毎日のように堺の大路を練り歩きましょう。」
「アイノ?」
「蝦夷ども。……蝦夷地、蝦夷島の元々の民でございます。」
宗久も見たことがある。唐渡りだとあやめのいう、華麗な衣服に身を包んだ蝦夷の一行は、見るからに異人であったと記憶する。髭はどの男も長く濃く、異様な刺青が黒々として目立った。言葉もまったく違うようだ。
「お前は、その蝦夷地―蝦夷島に行きたいと申すか。」
「はい。」
「行って、どうしたい。」
「松前のお店をお助けしたいのでございます。」
「まつまえ、か。そんなところに出店があったか。」
「今は、とても店とはいえませぬ。蝦夷で商売となれば、自前のお倉も要りますし、人も一人二人では足りませぬ。」
「お前が、その店の主人になるか。」
宗久は娘が隠している望みに気づいている。思うがままに、ひとつの店の商いを差配してみたいのだ。
「はい。いっそお店をわたくしがお預かりしたい。そのように望んでおりまする。」
あやめは決意を示すように、目を見開いて父親を見つめた。緊張に、すこし顔色が変わるのが自分でもわかる。
「娘の身に過ぎたお願いにはございますが、なにとぞお考えくださいませ。」
女の自分に、出店を一つくれというのである。簡単なことではない。
(何度でも、口説いてみせよう。蝦夷島はじつは宝の山だが、それはあやめにしかわからないのだ、と説こう。そのうちに、お心が動くかもしれぬ。いや、動かして……)
「蝦夷か。遠いの。」
父のその言葉に、あやめは、どうやら許しを得たらしいという昂揚にぱっと輝いた。
「えっ、よろしいのでございますか。」
「おぬしがいうたのではないか。」
父親は、娘の顔にみるみる血の気がさすさまを、好ましく眺めた。
(久しぶりに、こやつを喜ばせてやるができたか。)
「有り難き、幸せ……。」
あやめは頬を上気させて低頭したが、顔をあげたときには、ものごとを始める者の緊張した表情になっていた。宗久はその顔を、なにやら尊いものとしてみる。
(ひとはこういう顔にならねば。)
(わしの子で、この顔ができるものが他におったかな。)
「それにしても、遠いの。」
「えぞちしまは、歌にも詠まれておりますが。」
「たわけたことを。西行法師や慈円法師が、蝦夷地を本当に訪ねられたわけではあるまいて。」
今井宗久は、茶の湯の道なども仕込んでやった末娘が、遠くに離れていこうとしているのを知った。これまでに娘たちを嫁に出したときのいずれのときよりも、この風変わりな娘が自分の膝下から離れていくのがさびしく、また、そ の身のいく末が案じられた。
あやめは宗久の顔色を読んでか、また光る珠を転がすような明るい調子で、言葉を紡ぐ。
「わが納屋の船を出してくださいましたら、蝦夷地といえどもこの堺の隣でございましょう。……お父上。大坂の本願寺様よりも行きやすく、戻りやすいでございましょうよ。」
「愚か者。商いは、気まぐれに好きに行き来して、まともに成り立つものではないぞ。むしろ、隣町とて生まれ在所からは唐土ほどに遠いくらいにせよという。逆に、縁なき土地に我とわが身で懸命に縁を作るものじゃ。儂とて、父祖代々の堺の者ではなかった。商人こそは土地に根を張り、勤める気にならねばならぬ。また、……」
あとは言葉を飲み込んだ。宗久は征服者・織田信長と命懸けで対峙したことで、今日の地位を得た。この戦の世に商人たるものは、豪商・政商でなくても、何か心得違いがあれば、首が胴を離れるであろう。商人と武家とは実は本質的に相容れぬのだと、信長のような比類を絶する武将の懐に入り込んで久しいのに、いや、そうだからこそ、宗久は常々感じていた。ただ、そこまではいわずともいいだろうと、このときは思った。
「あやめは間違いを申しました。お許しください。」
宗久は豪商今井家の主人の顔になり、威儀を正して、女たる身で僻遠虜外の地とはいえ納屋の名代を務めるべき者の心がまえを一言述べ、誰と誰を堺からつけてやる、といった。そして、とりあえずの金子はどれほど要るのか、船は、といった事務的なことがらを確かめてやった。
あやめは、そのすべてに、はきはきと答えた。いいよどみもなく、細かい数字まで頭の中から出す。
(随分、細かいところまで、よく考えておる。いきなりのようで、長い時間をかけて心づもりを怠っておらなかったな。)
と感心した。話を持ちかけるには正しい態度だ、と褒めてやりたい。
長い旅の心得も説いた。そして、娘に甘い父親の表情に戻る。
「コハルをつけてくださいますの?」
あやめは、育ての親のようなところもある使用人を松前に回してくれるというので、手放しでよろこんだ。
「お前もすでに知ろうが、コハルを遣る意味はわかるな。」
「心得ております。」
どうであろうか、と父親は、もうすぐ二十歳にも手が届こうというのに、ときにひどく未通女い、この世間知らずの才女を心配している。
「父としては、急ぎでなければ、よい婿もつけてやりたいが……」相応しげな者で、蝦夷地にすぐに行ってやろう、という者もおるまい。「あちらにも、蝦夷……アイノとやらの中によい婿がおるのか。」
あやめははじけるように笑った。
「ご案じ下さいますな。きっと、あやめにみあう、見目麗しい殿方が、蝦夷地にこそいらっしゃいましょうよ。」
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