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5.旅立ち
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「残った者は正式に開拓団の一員ということでいいんだな?」
「ああ、それでいい」
長い前髪で片目が隠れた冒険者風の男が最初に返事をして、それから全員まばらに返事が返ってきた。
残った奴らが本物の命知らず共ということか。
皆肝の据わった目をしている。
全員の同意が取れたところで、ローレンや父、兄たちが馬車や馬に乗って現れる。
「あ?これだけですかい?」
「ダグラス!これはどういうことだ?なぜ開拓団がこれだけしかいない」
ローレンが開拓団の人数の少なさに疑問を呈し、父がまた顔を真っ赤にして俺を問い詰める。
息子を捨て駒にするのは貴族社会では仕方がないことだが、民を捨て駒にするのはさすがにやりすぎだ。
俺は少し頭に来ていた。
自然と父を見る目も剣呑なものになる。
「あとの者は帰らせました。北の大森林という場所の開拓がどういう事業なのか知らないようでしたので」
「なんだと!?帰らせただと。貴様自分が何をしたのかわかっておるのか!?」
「わかっているつもりです。開拓団の長は俺です。気に入らない奴を辞めさせる権限くらいは俺にもあるでしょう」
生まれて初めて正面から父に反抗した。
父は俺がここまではっきり反論するとは思っていなかったようで少しあっけにとられている。
なかなかに気分がいい。
「まあまあ父上、開拓団が少なくなって困るのはダグラスなのです。本人がいいと言っているのであれば問題ないのではないですか?」
父が何か言うよりも先に、次兄のマルクスがニヤニヤした顔で進言する。
見方によっては俺をフォローしたようにも見えるが、この兄に限って俺を助けるようなことはないだろう。
小さい頃から長兄と比べられたうっ憤を俺で晴らしてきたようなクズの中のクズだ。
どうせ開拓団が少なくなれば俺が死ぬ確率が高くなるとでも思っているのだろう。
人の不幸でしか自分の尊厳を保てない可哀そうなやつだ。
「しかしマルクス、我が領の開拓団が他の領の開拓団よりも見劣りするようでは……」
「もともと寄せ集めですよ。どうせ何もできやしません。それは他の領とて同じことです」
「そ、そうだな。まあいい。盾になる団員を自分で減らすとは馬鹿な奴だ」
やはり父は、開拓団を盾くらいにしか思っていないのだな。
自分を育てたこの男が、曲りなりにも貴族としての矜持を持っていると思っていた俺が馬鹿だった。
貴族には守らなければならない一線がある。
そう言っていたのは小さい頃に亡くなった祖父だっただろうか。
父は俺なんかよりも長く祖父と接していたはずなのに、どうしてこうなってしまったのだろう。
「ダグラス、せいぜい北の大森林で鍛えてこい」
仏頂面でそう言うのは長兄クルト。
こいつは謎だ。
たぶん単純に頭が悪い。
俺が開拓団の団長として北の大森林に行くのも出来の悪い弟に父が与えた試練だとでも思っていそうだ。
努力でできないことなどないと本気で思っている節がある。
まあたぶん悪気はないだろう。
悪気がないから余計に厄介なのだが。
「死なないように頑張るよ」
「鍛錬を怠るな。さすれば魔物も恐るるに足らん」
意味がわからない。
まあ曖昧に頷いておく。
先ほどから開拓団の団員たちが貴族家の醜聞を興味深そうに見ているのでそろそろ出発しないとまずいな。
「父上、兄上、そろそろ行きます」
「もし開拓に成功すれば陛下はお前に爵位を下さるだろう。しっかりと働け」
「怠けるんじゃないぞ」
「気合だ」
向かうのは死地だが、なぜかこの領地に残るよりもマシな気がしてきた。
不思議なこともあるものだ。
身内の醜態が俺の心を少しだけ軽くしてくれたのだった。
「ローレン、馬車は頼んだ。俺は昨日買ったこいつに乗っていく」
「ブルルルッ」
「なかなかいい馬を手に入れたみたいですね。了解です。馬車は任せてください。おいっ、お前たち馬車に乗り込んでくれ!」
「「「はい」」」
馬車は2台あったが、人数が減ったので1台で済む。
それでも3頭立ての大きな馬車に10人程度なので結構余裕があった。
2号車に積まれていた物資をできるだけ1号車に移し替える。
元々開拓団のための物資だったのだからいいだろう。
それでも積みきれない分は隠れてこっそりハートストレージに詰め込む。
異空間内がいっぱいになってしまったがすべて収納することができた。
これで物資に困ることはないだろう。
「では出発!」
「へい」
俺たちは後ろ髪をひかれることもなくすっきりとした気分で旅立った。
乗馬というのは意外に難しいものだ。
基本に忠実に動作を繰り出したとしても、馬の性格次第では上手く乗ることはできない。
自分が上手く乗ろうと努力したところで、馬と気が合わなければ落馬することもある乗馬が俺は苦手だった。
今までは。
ガチャからあの妙な紙切れのアイテム、【神器・あの日の万馬券】を手に入れてからは何かが違った。
単純に馬についての造詣が深くなるだけでなく、馬の気持ちのようなものがなんとなく伝わってくるのだ。
速く走るのは楽しい、尻が痒い、喉が渇いた、疲れた、馬が発する繊細な感情を理解することによって俺の乗馬は格段に上達していた。
「よーし、うまいか?たくさん飲め」
まだ初日だが、旅は順調。
最初の休憩予定地には予定よりも早く着いてしまったほどだ。
おそらく人数が減ったおかげで移動速度が速まっているのだろう。
急ぐことはないので休憩地で長めに休憩をとり、時間の帳尻を合わせよう。
俺は街道沿いを流れる小川に近づき、馬に水を飲ませる。
いつまでもこいつのことを馬とか黒鹿毛とか呼ぶのもかわいそうなのでそろそろ名前を付けてやりたいな。
「何がいいか」
こいつは全身真っ黒な毛に包まれているが、足の先と額にだけ白い毛が生えている。
チャームポイントだから名前に織り込んでやりたいが。
「ヴァイスバイン(白い脚)」
「ぶるるるっ(絶対嫌)」
ダメか。
「ヴァイス(白)」
「ぶるるっ(安直)」
確かにシロはないよな。
「ズィルバーン(白銀)はどうだ」
「ぶるるっ(ネーミングセンスなし)」
やはりか。
薄々思っていたのだが、俺にはネーミングセンスがないらしい。
自分のセンスを信じた名付けは諦め、適当な単語を羅列していき馬に自分で選ばせることにした。
「リヒター、ロート、ホルン、ヴィント、ブリッツェン、キューレ……」
「ぶるるっ」
「キューレ(冷気)がいいのか?」
どうやらキューレという名前が気に入ったらしい。
響きもいいし呼びやすい。
俺もこの名前が気に入った。
「よし、お前はキューレだな。さあ、ガチャを回すぞ」
幸運の女神の名前はキューレに決定だ。
ところでこいつメスだよな。
「ああ、それでいい」
長い前髪で片目が隠れた冒険者風の男が最初に返事をして、それから全員まばらに返事が返ってきた。
残った奴らが本物の命知らず共ということか。
皆肝の据わった目をしている。
全員の同意が取れたところで、ローレンや父、兄たちが馬車や馬に乗って現れる。
「あ?これだけですかい?」
「ダグラス!これはどういうことだ?なぜ開拓団がこれだけしかいない」
ローレンが開拓団の人数の少なさに疑問を呈し、父がまた顔を真っ赤にして俺を問い詰める。
息子を捨て駒にするのは貴族社会では仕方がないことだが、民を捨て駒にするのはさすがにやりすぎだ。
俺は少し頭に来ていた。
自然と父を見る目も剣呑なものになる。
「あとの者は帰らせました。北の大森林という場所の開拓がどういう事業なのか知らないようでしたので」
「なんだと!?帰らせただと。貴様自分が何をしたのかわかっておるのか!?」
「わかっているつもりです。開拓団の長は俺です。気に入らない奴を辞めさせる権限くらいは俺にもあるでしょう」
生まれて初めて正面から父に反抗した。
父は俺がここまではっきり反論するとは思っていなかったようで少しあっけにとられている。
なかなかに気分がいい。
「まあまあ父上、開拓団が少なくなって困るのはダグラスなのです。本人がいいと言っているのであれば問題ないのではないですか?」
父が何か言うよりも先に、次兄のマルクスがニヤニヤした顔で進言する。
見方によっては俺をフォローしたようにも見えるが、この兄に限って俺を助けるようなことはないだろう。
小さい頃から長兄と比べられたうっ憤を俺で晴らしてきたようなクズの中のクズだ。
どうせ開拓団が少なくなれば俺が死ぬ確率が高くなるとでも思っているのだろう。
人の不幸でしか自分の尊厳を保てない可哀そうなやつだ。
「しかしマルクス、我が領の開拓団が他の領の開拓団よりも見劣りするようでは……」
「もともと寄せ集めですよ。どうせ何もできやしません。それは他の領とて同じことです」
「そ、そうだな。まあいい。盾になる団員を自分で減らすとは馬鹿な奴だ」
やはり父は、開拓団を盾くらいにしか思っていないのだな。
自分を育てたこの男が、曲りなりにも貴族としての矜持を持っていると思っていた俺が馬鹿だった。
貴族には守らなければならない一線がある。
そう言っていたのは小さい頃に亡くなった祖父だっただろうか。
父は俺なんかよりも長く祖父と接していたはずなのに、どうしてこうなってしまったのだろう。
「ダグラス、せいぜい北の大森林で鍛えてこい」
仏頂面でそう言うのは長兄クルト。
こいつは謎だ。
たぶん単純に頭が悪い。
俺が開拓団の団長として北の大森林に行くのも出来の悪い弟に父が与えた試練だとでも思っていそうだ。
努力でできないことなどないと本気で思っている節がある。
まあたぶん悪気はないだろう。
悪気がないから余計に厄介なのだが。
「死なないように頑張るよ」
「鍛錬を怠るな。さすれば魔物も恐るるに足らん」
意味がわからない。
まあ曖昧に頷いておく。
先ほどから開拓団の団員たちが貴族家の醜聞を興味深そうに見ているのでそろそろ出発しないとまずいな。
「父上、兄上、そろそろ行きます」
「もし開拓に成功すれば陛下はお前に爵位を下さるだろう。しっかりと働け」
「怠けるんじゃないぞ」
「気合だ」
向かうのは死地だが、なぜかこの領地に残るよりもマシな気がしてきた。
不思議なこともあるものだ。
身内の醜態が俺の心を少しだけ軽くしてくれたのだった。
「ローレン、馬車は頼んだ。俺は昨日買ったこいつに乗っていく」
「ブルルルッ」
「なかなかいい馬を手に入れたみたいですね。了解です。馬車は任せてください。おいっ、お前たち馬車に乗り込んでくれ!」
「「「はい」」」
馬車は2台あったが、人数が減ったので1台で済む。
それでも3頭立ての大きな馬車に10人程度なので結構余裕があった。
2号車に積まれていた物資をできるだけ1号車に移し替える。
元々開拓団のための物資だったのだからいいだろう。
それでも積みきれない分は隠れてこっそりハートストレージに詰め込む。
異空間内がいっぱいになってしまったがすべて収納することができた。
これで物資に困ることはないだろう。
「では出発!」
「へい」
俺たちは後ろ髪をひかれることもなくすっきりとした気分で旅立った。
乗馬というのは意外に難しいものだ。
基本に忠実に動作を繰り出したとしても、馬の性格次第では上手く乗ることはできない。
自分が上手く乗ろうと努力したところで、馬と気が合わなければ落馬することもある乗馬が俺は苦手だった。
今までは。
ガチャからあの妙な紙切れのアイテム、【神器・あの日の万馬券】を手に入れてからは何かが違った。
単純に馬についての造詣が深くなるだけでなく、馬の気持ちのようなものがなんとなく伝わってくるのだ。
速く走るのは楽しい、尻が痒い、喉が渇いた、疲れた、馬が発する繊細な感情を理解することによって俺の乗馬は格段に上達していた。
「よーし、うまいか?たくさん飲め」
まだ初日だが、旅は順調。
最初の休憩予定地には予定よりも早く着いてしまったほどだ。
おそらく人数が減ったおかげで移動速度が速まっているのだろう。
急ぐことはないので休憩地で長めに休憩をとり、時間の帳尻を合わせよう。
俺は街道沿いを流れる小川に近づき、馬に水を飲ませる。
いつまでもこいつのことを馬とか黒鹿毛とか呼ぶのもかわいそうなのでそろそろ名前を付けてやりたいな。
「何がいいか」
こいつは全身真っ黒な毛に包まれているが、足の先と額にだけ白い毛が生えている。
チャームポイントだから名前に織り込んでやりたいが。
「ヴァイスバイン(白い脚)」
「ぶるるるっ(絶対嫌)」
ダメか。
「ヴァイス(白)」
「ぶるるっ(安直)」
確かにシロはないよな。
「ズィルバーン(白銀)はどうだ」
「ぶるるっ(ネーミングセンスなし)」
やはりか。
薄々思っていたのだが、俺にはネーミングセンスがないらしい。
自分のセンスを信じた名付けは諦め、適当な単語を羅列していき馬に自分で選ばせることにした。
「リヒター、ロート、ホルン、ヴィント、ブリッツェン、キューレ……」
「ぶるるっ」
「キューレ(冷気)がいいのか?」
どうやらキューレという名前が気に入ったらしい。
響きもいいし呼びやすい。
俺もこの名前が気に入った。
「よし、お前はキューレだな。さあ、ガチャを回すぞ」
幸運の女神の名前はキューレに決定だ。
ところでこいつメスだよな。
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