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4.ピアッシング

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「いいか。このピアスを付ければお前は劇的に強くなるだろう。身体能力、魔力共に人外の域にまで引き上げてくれる。しかし、それには代償が伴う」

「代償……」

「そうだ。聖女のピアスを見たか?」

「は、はい……」

 見たのならば話は早い。
 あのピアスは形状が独特で、説明しづらいからな。

「聖女が付けている魔導ピアス7点セットは、別名茨の非処女と言う。あいつはここに来たときから処女膜の欠片も持ち合わせていない尻軽女だったから、契約を刻むのに苦労した」

「聖女様が支払っている代償は、痛みですよね」

 聖女が付けているピアスの形から、その痛みを想像しているのかユリの顔は若干青白い。
 先ほどまでとろけそうなアヘ顔を晒していたというのに。

「そうだ。あのピアスは四六時中敏感な部分に痛みを与える形状をしている。更には、身体中に痒み、激痛、痺れなどのあらゆる苦しみがランダムで発生するような呪いも込められている。その苦しみを代価に、聖女はその魔力を高めているんだ」

「そんな、あの聖女様が……」

「言っとくが、あいつはそれすら楽しむ変態だぞ」

「へ?」

 クソビッチ聖女のことを勝手に美化しているようだが、あいつは痛みや苦しみで股をビチョビチョにするド変態だ。
 まあこの娘にも、素質はあるみたいだが。

「聖女ほどじゃないが、お前もそこそこの代償は覚悟しておくことだ」

「あの、例えばどんな?」

「まず、処女は卒業できないことを覚悟してくれ」

「え?」

「お前の下半身のメス穴は完全に封鎖する」

「そんな、困ります!どうやって子供を作ればいいんですか!」

 一生子供を作れなくなると勘違いしたようで、ユリは取り乱す。

「待て、勘違いしている。一生じゃない。聖騎士でいる間だけだ」

「うーん、それなら……」

「悪いことばかりじゃないぞ。ピアスで契約を刻み込めば、男に無理矢理汚される心配は無くなる。何人たりともお前の貞操を奪うことはできないからな」

「そうなんですか。それは、安心ですね。聖騎士といっても、戦に出たら捕まって犯されてしまうこともあるかもしれませんから」

 そうだな。
 契約を刻めば、何人たりともお前の敏感な部分に触れることは叶わなくなるからな。
 何人たりともな。

「じゃあ代償はそれでいいか?何人たりともお前を汚すことはできなくなる呪いで」

「はい。お願いします」

「じゃあ、穴開けて契約刻んでいくぞ」

「は、はい……」

 まずは耳だな。
 俺はユリの小さくて形のいい耳に軽く触れる。

「あっ……」

 こいつ、耳も感じるのか。
 どこ触っても発情するな。
 俺は遠慮なく専用器具でブスリと耳たぶに穴を開けた。

「うぐっ」

「痛かったか?」

「いえ、大丈夫です」

 青い宝石の付いたピアスを耳の穴に通して、金具を止める。
 反対も同じく。

「よし、耳にピアスがついたぞ。鏡で見てみろ」

 俺は丸い手鏡を差し出す。
 ユリはその手鏡に自分の顔を映し、両耳を確認する。

「うわぁ、可愛い」

 可愛いとか言ってるけど、お前全裸だからな。
 俺にはエロくしか見えん。

「よし、次は乳首だ。覚悟しろ」

「うぅ……」

 ユリは身体を固くする。
 普段いじっているせいで、ユリの乳首はかなり敏感だ。 
 そんなところに針を刺すことを想像したら、俺でも痛い。
 俺は自分の乳首にもピアスを付けているが、その時は痛覚を遮断する魔道具を使った。
 それをユリに使ってやってもいいのだが、ユリの乳首に針を刺したときに出すであろう声が聞いてみたいというのが本音だ。
 悪いが、俺も聖女のことをとやかく言えないほどの変態なのだ。
 恨むならこんな変態のところにのこのこやってきた自分を恨んでくれ。
 俺はアルコールを染みこませたガーゼでユリの乳首を優しく撫で、ニードルを容赦なく突き刺した。

「んんぅぅぅぅぅぅっ」

 ユリは気丈にも口を押さえて叫び声を堪えるが、その股間からは黄色い液体がびゅっびゅっと飛び出している。
 あまりの痛みに漏らしたか。
 その空色の瞳からは大粒の涙が零れ落ちる。
 まずいな。
 端的に言って、非常に興奮する。
 俺は興奮に身を任せてもう片方の乳首も、同じようにニードルを突き刺した。

「んぐぅぅぅぅぅぅっ」

 ユリの真っ白な身体がビクンビクンと震えて、股間からは尿がダダ漏れになる。
 瞳は裏返り、白目を向いていた。
 失神してしまったか。
 しょうがない。
 俺はユリの呼吸と脈だけ確認して、ユリの乳首にピアスを取り付けていく。

「おい、起きろ。付いたぞ」

「へ?私、今どうなって……」

「あまりの痛みに気絶していたんだ。おしっこも盛大に漏らしてな」

「へ?」

 ユリは自分の股間を確認して顔を真っ赤にする。

「違うんです。さっき水分を取りすぎて……」

「言い訳をする必要はない。叫び声を我慢しただけでも俺は根性あると思うぞ」

「あ、ありがとうございます」

 へこんでいると思って軽く励ましてやると、ユリは更に顔を赤らめる。
 漏らしたくらいで恥ずかしがることないのにな。
 聖女なんて漏らして癖になりそうとか口にしてたからな。
 あいつ今頃オムツして生活とかしてないよな?

「よし、じゃあ最後下半身だ。死ぬほど痛いと思うが、別に漏らしてもいいからな。大を漏らすなら先に言ってくれ。尻の中を掃除してやる」

「い、いえ、漏らしませんよ。もう」

「そうか。じゃあいくぞ」

 俺はユリの股間に顔を近づける。
 先ほど盛大に漏らしたユリの股間は、メスの匂いと尿の匂いが混ざり合って豚でも興奮しそうな匂いを放っていた。
 俺はヌラヌラと光る愛液と尿の雫を綺麗に拭き取っていく。

「んっ、あっ、ああぁぁっ」

「変な声を出すな」

「すみませんっ」

 愛液は拭いても拭いても出てきた。
 しょうがない淫乱だな。
 ガーゼを詰めておくか。

「あ、何入れてるんですか」

「ガーゼだ。安心しろ。処女膜には触ってない」

「そ、そうですか」

 ガーゼを膣口に詰めて少しは湿り気の少なくなった女陰を、俺は優しくアルコールの染み込んだガーゼで拭いていった。
 クリトリスは最後に残すか。
 まずは、大陰唇からだ。

「刺すぞ」

「いつでもどうぞ」

 ユリが両手で口を押さえたことを確認してから、俺は片側の大陰唇にニードルを突き立てた。

「んぎぃぃぃぃぃぃぃぃっ」

 ユリの押し殺した悲鳴が、店内に響き渡った。


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