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12.洋裁入門
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最近は洋裁に凝っている。
Bランクの洋裁入門という本があったが、開いたらなんと漫画だった。
漫画形式で洋裁とはなんなのか、どんな技術があるのかを詳しく書いていてとてもためになった。
あと普通に面白かった。
主人公が伝説の仕立て屋の弟子になって色々な技術を教わっていくというストーリーになっていて、キャラの個性もあってめちゃはまった。
自分で洋服を作るための技術書にもなっているので助かっている。
基礎も極めれば奥義となる、この言葉も深い。
この本で出てくる技術は全て洋裁の基礎なのだ。
だけどそれを極めれば、大体の服は作れるようになる。
それに服なんていうのは究極的には着る人の満足度の問題だ。
簡単な技術で作った服で満足できる人もいるし、どんなに凝った服にも満足できない人はいる。
正解のないものにどれだけ時間を使って新しい技術を覚えたところで無駄だと作中の伝説の仕立て屋は言っていた。
そんな時間があるなら少しでも今持っている技術を極めるべきだと言う言葉にはしびれたな。
マジリスペクトだわ伝説の仕立て屋。
「さて、今日は何を作ろうかな」
布は結構ある。
川岸に流れ着いていたものを拾ってきたからだ。
私一人を積み込んで移送するのはもったいないので馬車にはかなりの量の布が積み込まれていたのだ。
孤児院があった街周辺は綿の産地だったので綿織物が多めだ。
染色技術もそこそこ高く、何に使うのかもわからないような真っ赤な布もある。
これでスーツを作ったらル〇ン三世のコスプレができそうだ。
こんな派手な布は普通の感性を持った庶民はまず着ないので、おそらくは貴族向けの商品だろう。
面白いのでその真っ赤な布を使って何か作ることにしよう。
巫女服なんてどうだろうか。
ひろしがブヒブヒ言いながら見ていたアニメに出てきた魔法使いが巫女服を着ていた。
なぜ魔法使いなのに巫女服なのかはちょっと私ごときには推し量ることもできないが、ひろしが興奮していたのは確かだ。
まあロリっ子だったからだろう。
巫女服でほうきに跨って飛ぶ魔法使いのロリっ子という少し属性過多なキャラだったが、声を当てている声優さんがひろしの好きな人だったのもひろし的にポイント高い部分だったのだろう。
私も巫女服は可愛いと思う。
人に見られるのは恥ずかしいので外には着ていけないだろうが、家でこっそりコスプレする分には楽しそうだ。
「よし、まずは型紙作成から」
服作りはまず型紙というパーツごとの布の形を紙に起こすところから始まる。
プロの中にはフリーハンドで布にチャコペンを入れたりハサミを入れたりできる人もいるようだけど、そんな人はプロ中のプロ、名人と呼ばれるような人だけだ。
きっと地下墳墓で骨磨きの修業とかをやって身に付けたのだろう。
伝説の仕立て屋は当然見ただけで人の身体のサイズが分かったりしたが、そんなものは時間をかけて実際に測れば普通の人にもできることなので無駄な努力だと言っていた。
人の身体を見ただけで服を仕立てるのはただの曲芸のようなものであって、より良い服を仕立てたければしっかりとサイズを測って何度も仮縫いを行うのが一番なのだ。
ということで私はメジャーで自分の身体のサイズを測っていく。
今まで仕立てた服でサイズは大体わかっているが、成長しているかもしれないから一応ね。
「胸囲59センチ……かわってない……」
美味しい食事のおかげでここに魔王城を設置した直後よりは少しだけ膨らんだが、そこで成長を止めたかのようにサイズが変わらなくなってしまった私のおっぱい。
成長期なのにな。
もしかしたら私は貧乳の星のもとに生まれてきてしまったのかもしれない。
私にとっておっぱいは揉まれるものじゃなくて揉むものという感覚なので別に悲しくはないのだが、複雑な気分だ。
女としてのプライドっていうのもあるからか、他の女よりも小さいことには悔しさのようなものを感じるのだ。
まあまだ所詮は10才のおっぱいだ。
10才のおっぱいなんてちっぱいで当然。
勝負は初潮が来てからだ、と謎の現実逃避をしてみたり。
「まあいいや、とりあえずコスプレ衣装作ろ」
型紙を作り、布をその通りに切っていく。
和服は基本的に四角形の組み合わせなので物差しを使えば線を引くのは難しくない。
まずは下に着る白くてエロいやつを作っていく。
あれは本来着物なんかの下に着る下着みたいなものらしい。
現代だったらブラジャー丸出しで歩いているようなものだ。
色も白って決められているらしいし、なんとなくこのルール自体におっさん臭がする。
脂ぎったおっさん共がニヤニヤ笑いを浮かべながら巫女は処女で下着は白、それ以外は認めませんと言っている様が見て取れるようだ。
処女厨の白パンティ絶対主義とか、いつの時代もいるんだな。
まあ現代の巫女服はノーパンノーブラで着ている人なんか変態以外いない。
和服の下に下着は着ないっていうのは童貞が生み出した幻想だ。
巫女さんの胸はいくら凝視しても乳首なんか見えるはずがないのだ。
「よし、できた。あとは縫うだけか」
縫うのが一番大変なのだ。
ミシンが欲しいです。
魔王城に洋裁ルームとか無いかな。
それかガチャやるか?
Bランクの洋裁入門という本があったが、開いたらなんと漫画だった。
漫画形式で洋裁とはなんなのか、どんな技術があるのかを詳しく書いていてとてもためになった。
あと普通に面白かった。
主人公が伝説の仕立て屋の弟子になって色々な技術を教わっていくというストーリーになっていて、キャラの個性もあってめちゃはまった。
自分で洋服を作るための技術書にもなっているので助かっている。
基礎も極めれば奥義となる、この言葉も深い。
この本で出てくる技術は全て洋裁の基礎なのだ。
だけどそれを極めれば、大体の服は作れるようになる。
それに服なんていうのは究極的には着る人の満足度の問題だ。
簡単な技術で作った服で満足できる人もいるし、どんなに凝った服にも満足できない人はいる。
正解のないものにどれだけ時間を使って新しい技術を覚えたところで無駄だと作中の伝説の仕立て屋は言っていた。
そんな時間があるなら少しでも今持っている技術を極めるべきだと言う言葉にはしびれたな。
マジリスペクトだわ伝説の仕立て屋。
「さて、今日は何を作ろうかな」
布は結構ある。
川岸に流れ着いていたものを拾ってきたからだ。
私一人を積み込んで移送するのはもったいないので馬車にはかなりの量の布が積み込まれていたのだ。
孤児院があった街周辺は綿の産地だったので綿織物が多めだ。
染色技術もそこそこ高く、何に使うのかもわからないような真っ赤な布もある。
これでスーツを作ったらル〇ン三世のコスプレができそうだ。
こんな派手な布は普通の感性を持った庶民はまず着ないので、おそらくは貴族向けの商品だろう。
面白いのでその真っ赤な布を使って何か作ることにしよう。
巫女服なんてどうだろうか。
ひろしがブヒブヒ言いながら見ていたアニメに出てきた魔法使いが巫女服を着ていた。
なぜ魔法使いなのに巫女服なのかはちょっと私ごときには推し量ることもできないが、ひろしが興奮していたのは確かだ。
まあロリっ子だったからだろう。
巫女服でほうきに跨って飛ぶ魔法使いのロリっ子という少し属性過多なキャラだったが、声を当てている声優さんがひろしの好きな人だったのもひろし的にポイント高い部分だったのだろう。
私も巫女服は可愛いと思う。
人に見られるのは恥ずかしいので外には着ていけないだろうが、家でこっそりコスプレする分には楽しそうだ。
「よし、まずは型紙作成から」
服作りはまず型紙というパーツごとの布の形を紙に起こすところから始まる。
プロの中にはフリーハンドで布にチャコペンを入れたりハサミを入れたりできる人もいるようだけど、そんな人はプロ中のプロ、名人と呼ばれるような人だけだ。
きっと地下墳墓で骨磨きの修業とかをやって身に付けたのだろう。
伝説の仕立て屋は当然見ただけで人の身体のサイズが分かったりしたが、そんなものは時間をかけて実際に測れば普通の人にもできることなので無駄な努力だと言っていた。
人の身体を見ただけで服を仕立てるのはただの曲芸のようなものであって、より良い服を仕立てたければしっかりとサイズを測って何度も仮縫いを行うのが一番なのだ。
ということで私はメジャーで自分の身体のサイズを測っていく。
今まで仕立てた服でサイズは大体わかっているが、成長しているかもしれないから一応ね。
「胸囲59センチ……かわってない……」
美味しい食事のおかげでここに魔王城を設置した直後よりは少しだけ膨らんだが、そこで成長を止めたかのようにサイズが変わらなくなってしまった私のおっぱい。
成長期なのにな。
もしかしたら私は貧乳の星のもとに生まれてきてしまったのかもしれない。
私にとっておっぱいは揉まれるものじゃなくて揉むものという感覚なので別に悲しくはないのだが、複雑な気分だ。
女としてのプライドっていうのもあるからか、他の女よりも小さいことには悔しさのようなものを感じるのだ。
まあまだ所詮は10才のおっぱいだ。
10才のおっぱいなんてちっぱいで当然。
勝負は初潮が来てからだ、と謎の現実逃避をしてみたり。
「まあいいや、とりあえずコスプレ衣装作ろ」
型紙を作り、布をその通りに切っていく。
和服は基本的に四角形の組み合わせなので物差しを使えば線を引くのは難しくない。
まずは下に着る白くてエロいやつを作っていく。
あれは本来着物なんかの下に着る下着みたいなものらしい。
現代だったらブラジャー丸出しで歩いているようなものだ。
色も白って決められているらしいし、なんとなくこのルール自体におっさん臭がする。
脂ぎったおっさん共がニヤニヤ笑いを浮かべながら巫女は処女で下着は白、それ以外は認めませんと言っている様が見て取れるようだ。
処女厨の白パンティ絶対主義とか、いつの時代もいるんだな。
まあ現代の巫女服はノーパンノーブラで着ている人なんか変態以外いない。
和服の下に下着は着ないっていうのは童貞が生み出した幻想だ。
巫女さんの胸はいくら凝視しても乳首なんか見えるはずがないのだ。
「よし、できた。あとは縫うだけか」
縫うのが一番大変なのだ。
ミシンが欲しいです。
魔王城に洋裁ルームとか無いかな。
それかガチャやるか?
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