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2.レベルアップ
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椅子は木製で、大人が腰掛けるのにちょうどいいサイズ。
高級感漂う飴色に磨かれた椅子だ。
本来こんな川原に置かれているようなものではない。
というか傷がつくからこんなところに置きたくない。
このサイズのアイテムがバンバン出るとしたら、とてもではないがこの10歳女児の身体では持って行くことはできないだろう。
もうカプセルには戻ってくれないのだろうか。
そう思った瞬間、椅子が手に持っていたカプセルに吸い込まれるようにして入った。
そして自動的にカプセルが閉じられる。
私の手に乗った小さなカプセルに、あの大人用の高級家具が入ってしまった。
重さもほとんどなく、ポケットに入れても嵩張らないだろう。
これは便利だ。
このカプセルから出た物ならカプセルに戻すことができるのか、それともこのカプセルが特別でなんでも物を収納しておけるのかはわからない。
そのへんはまた後で検証するとして、今はとにかくガチャを回そう。
私は中身が椅子だとわかったカプセルを右手側に置き、もう一度ガチャを回した。
次もブルーのカプセルが出た。
Aランク確定だとか連続ガチャの隣には書いてあったから、アイテムにレアリティが存在しているのは確実だ。
さっき出た椅子はなかなかにいい椅子だったけれど、レアリティの高いアイテムという感じはしなかった。
私の勘だけれど、カプセルの色というのはレアリティに関係しているんじゃないだろうか。
AランクBランクがレアアイテムだとすれば、青はおそらくCランク。
なんの変哲もない普通のアイテムといったところだろう。
ほとんどのアイテムはこのCランクのアイテムであることが予想できる。
ではどのくらいの確率でレアアイテムが出るのかということだが、回したガチャに対して確定しているアイテムの数がそのランクのアイテムの希少性を表わしているように思える。
Aランクならば110回回して確定は1個だけ。
Bランクならば11回回して確定は1個だけ。
Aは110分の1、Bは11分の1だ。
通常の単発ガチャでは、出る確率はもっと低くなるだろう。
そしてそれほどに希少なアイテムならば凄いアイテムに違いない。
怪我を治せるようなアイテムはそういったレアアイテムの中に入っているような気がする。
一度ブルーのカプセルは全て無視しよう。
私は出てきた青カプセルを左手側に置き、次のガチャを回した。
次も青、その次も青。
すべての青を無視して私はガチャを回し続けた。
90個ほどの青カプセルが私の左側に山となった頃、そのカプセルはコロリと現れた。
金のカプセルである。
バクバクと心臓が高鳴る。
10年生きてきた中で、一度も感じたことのない感覚だ。
ひろしの世界ではこの感情のときはこう表現するようだ、脳汁ブシャー。
痛みも寒さも全て忘れることができるとても幸せな感覚だ。
アドレナリン、ドーパミン、エンドルフィンなどの脳内麻薬が大量分泌されている状態らしい。
主にギャンブルに嵌った人などが賭けに勝った時などにこの状態になる。
私はギャンブル中毒じゃないのでセーフだ。
これからガチャに嵌ることになるかもしれないけど。
「さて、中はなんだろな」
パカリと金色のカプセルを開けると、中から出てきたのは小瓶に入った緑色の液体だった。
なんぞこれ。
パッケージに何も書いてないから何の液体なのかわからない。
私としては回復薬だと嬉しいのだけれど、毒薬やただの香水である可能性もある。
迂闊に飲んでみるわけにもいかない。
せっかくレアそうなアイテムが出たというにに、どんなアイテムか知る術がないことに始めて気が付いた。
ひろしが読んでいた異世界もののラノベの主人公は、大体にして鑑定というなんでもわかる便利能力を持っていたのだが私にはそれが無い。
口ぎたない言葉を空に放ちたくなった。
というか放った。
「くそったれ!!」
怒ってもどうにかなる問題ではないのでガチャを続行する。
相変わらず青カプセルばかりだ。
これで100回。
110連はあと10回だ。
『ガチャレベルアップ。ポイントが1日2ポイントに。ガチャスキル【アイテム鑑定】を習得』
ガチャメニュー
ガチャレベル:2
ガチャスキル:【アイテム鑑定】
ガチャポイント:2712ポイント
単発ガチャ:271回
11連ガチャ:27回 ※Bランク以上1つ確定
110連ガチャ:2回 ※Aランク以上1つ確定
どうやらガチャレベルというのが上がったようだ。
あれほど欲しかったアイテム鑑定という能力があっさり手に入った。
普通に考えてこの能力はガチャを回すものにとっては必須の能力だから、最初からレベル2で手に入るようになっていたのかもしれない。
空に吐いた口ぎたない言葉を回収する。
クソとか言ってごめん。
これで先ほどの液体が何なのか確かめることができる。
私は金色のカプセルに入った小瓶を取り出し、ガチャメニューのアイテム鑑定をタップした。
名 称:【上級回復薬】
ランク:A
詳 細:上級レベルの身体の損傷を回復してくれる薬。身体の部位さえ欠損していなければどのような損傷であろうと立ちどころに治してしまう薬。
今まさに欲しかったアイテムだ。
私はすぐに小瓶の蓋を開けて飲み干した。
ドロッとしていて青臭く、決して美味しいものではない。
だが身体の奥底から力が湧き上がってくるようだ。
怪我を負った部位が熱くなり、あっという間に正常な状態に治っていった。
ひろしの生きていた世界と違ってこの世界には普通に魔法薬というものがあるが、こんなにすごい回復薬は見たことがない。
おそらく上位貴族や王族、高ランク冒険者くらいしか使っていないようなお高い薬だろう。
ガチャ運さえ良ければそんなものが手に入ってしまうガチャというスキルは改めてチートだと感じる。
「でもこれ、Aランクだったんだ……」
私としてはBランクあたりだと思っていた。
なにせこちとらAランク1個確定の110連ガチャを回しているのだ。
Aランクが1個以上出るのは当然だ。
つまり110連ガチャにおいてガチャ運の良さを決めるのは2個目以降のAランクアイテムの数と、その下のBランクアイテムの数ということになる。
これまで100回ガチャを回して、高ランクアイテムは今飲んだ上級回復薬一つだ。
Bランクが一つも出ていない。
ガチャ運としては悪いと考えるのが妥当だろう。
それか、私が思っている以上に連続ガチャと単発ガチャの間には排出率に差があるのだろうか。
11連で1個確実に入ってくるBランクのアイテムが単発ガチャで出る確率は、普通に考えれば10回に1回かそれより少し下くらいに思える。
だがそれが間違いだとしたら、Bランクアイテムというのは思ったよりも手に入り辛い物なのかもしれない。
11連ガチャ以外ではBランクのアイテムはほとんど出ないとかだったら連続ガチャの重要性はかなり上がる。
まだまだわからないことだらけだ。
とにかく今はガチャを回そう。
山積みになった青カプセルを無くさないように気を付けなくては。
高級感漂う飴色に磨かれた椅子だ。
本来こんな川原に置かれているようなものではない。
というか傷がつくからこんなところに置きたくない。
このサイズのアイテムがバンバン出るとしたら、とてもではないがこの10歳女児の身体では持って行くことはできないだろう。
もうカプセルには戻ってくれないのだろうか。
そう思った瞬間、椅子が手に持っていたカプセルに吸い込まれるようにして入った。
そして自動的にカプセルが閉じられる。
私の手に乗った小さなカプセルに、あの大人用の高級家具が入ってしまった。
重さもほとんどなく、ポケットに入れても嵩張らないだろう。
これは便利だ。
このカプセルから出た物ならカプセルに戻すことができるのか、それともこのカプセルが特別でなんでも物を収納しておけるのかはわからない。
そのへんはまた後で検証するとして、今はとにかくガチャを回そう。
私は中身が椅子だとわかったカプセルを右手側に置き、もう一度ガチャを回した。
次もブルーのカプセルが出た。
Aランク確定だとか連続ガチャの隣には書いてあったから、アイテムにレアリティが存在しているのは確実だ。
さっき出た椅子はなかなかにいい椅子だったけれど、レアリティの高いアイテムという感じはしなかった。
私の勘だけれど、カプセルの色というのはレアリティに関係しているんじゃないだろうか。
AランクBランクがレアアイテムだとすれば、青はおそらくCランク。
なんの変哲もない普通のアイテムといったところだろう。
ほとんどのアイテムはこのCランクのアイテムであることが予想できる。
ではどのくらいの確率でレアアイテムが出るのかということだが、回したガチャに対して確定しているアイテムの数がそのランクのアイテムの希少性を表わしているように思える。
Aランクならば110回回して確定は1個だけ。
Bランクならば11回回して確定は1個だけ。
Aは110分の1、Bは11分の1だ。
通常の単発ガチャでは、出る確率はもっと低くなるだろう。
そしてそれほどに希少なアイテムならば凄いアイテムに違いない。
怪我を治せるようなアイテムはそういったレアアイテムの中に入っているような気がする。
一度ブルーのカプセルは全て無視しよう。
私は出てきた青カプセルを左手側に置き、次のガチャを回した。
次も青、その次も青。
すべての青を無視して私はガチャを回し続けた。
90個ほどの青カプセルが私の左側に山となった頃、そのカプセルはコロリと現れた。
金のカプセルである。
バクバクと心臓が高鳴る。
10年生きてきた中で、一度も感じたことのない感覚だ。
ひろしの世界ではこの感情のときはこう表現するようだ、脳汁ブシャー。
痛みも寒さも全て忘れることができるとても幸せな感覚だ。
アドレナリン、ドーパミン、エンドルフィンなどの脳内麻薬が大量分泌されている状態らしい。
主にギャンブルに嵌った人などが賭けに勝った時などにこの状態になる。
私はギャンブル中毒じゃないのでセーフだ。
これからガチャに嵌ることになるかもしれないけど。
「さて、中はなんだろな」
パカリと金色のカプセルを開けると、中から出てきたのは小瓶に入った緑色の液体だった。
なんぞこれ。
パッケージに何も書いてないから何の液体なのかわからない。
私としては回復薬だと嬉しいのだけれど、毒薬やただの香水である可能性もある。
迂闊に飲んでみるわけにもいかない。
せっかくレアそうなアイテムが出たというにに、どんなアイテムか知る術がないことに始めて気が付いた。
ひろしが読んでいた異世界もののラノベの主人公は、大体にして鑑定というなんでもわかる便利能力を持っていたのだが私にはそれが無い。
口ぎたない言葉を空に放ちたくなった。
というか放った。
「くそったれ!!」
怒ってもどうにかなる問題ではないのでガチャを続行する。
相変わらず青カプセルばかりだ。
これで100回。
110連はあと10回だ。
『ガチャレベルアップ。ポイントが1日2ポイントに。ガチャスキル【アイテム鑑定】を習得』
ガチャメニュー
ガチャレベル:2
ガチャスキル:【アイテム鑑定】
ガチャポイント:2712ポイント
単発ガチャ:271回
11連ガチャ:27回 ※Bランク以上1つ確定
110連ガチャ:2回 ※Aランク以上1つ確定
どうやらガチャレベルというのが上がったようだ。
あれほど欲しかったアイテム鑑定という能力があっさり手に入った。
普通に考えてこの能力はガチャを回すものにとっては必須の能力だから、最初からレベル2で手に入るようになっていたのかもしれない。
空に吐いた口ぎたない言葉を回収する。
クソとか言ってごめん。
これで先ほどの液体が何なのか確かめることができる。
私は金色のカプセルに入った小瓶を取り出し、ガチャメニューのアイテム鑑定をタップした。
名 称:【上級回復薬】
ランク:A
詳 細:上級レベルの身体の損傷を回復してくれる薬。身体の部位さえ欠損していなければどのような損傷であろうと立ちどころに治してしまう薬。
今まさに欲しかったアイテムだ。
私はすぐに小瓶の蓋を開けて飲み干した。
ドロッとしていて青臭く、決して美味しいものではない。
だが身体の奥底から力が湧き上がってくるようだ。
怪我を負った部位が熱くなり、あっという間に正常な状態に治っていった。
ひろしの生きていた世界と違ってこの世界には普通に魔法薬というものがあるが、こんなにすごい回復薬は見たことがない。
おそらく上位貴族や王族、高ランク冒険者くらいしか使っていないようなお高い薬だろう。
ガチャ運さえ良ければそんなものが手に入ってしまうガチャというスキルは改めてチートだと感じる。
「でもこれ、Aランクだったんだ……」
私としてはBランクあたりだと思っていた。
なにせこちとらAランク1個確定の110連ガチャを回しているのだ。
Aランクが1個以上出るのは当然だ。
つまり110連ガチャにおいてガチャ運の良さを決めるのは2個目以降のAランクアイテムの数と、その下のBランクアイテムの数ということになる。
これまで100回ガチャを回して、高ランクアイテムは今飲んだ上級回復薬一つだ。
Bランクが一つも出ていない。
ガチャ運としては悪いと考えるのが妥当だろう。
それか、私が思っている以上に連続ガチャと単発ガチャの間には排出率に差があるのだろうか。
11連で1個確実に入ってくるBランクのアイテムが単発ガチャで出る確率は、普通に考えれば10回に1回かそれより少し下くらいに思える。
だがそれが間違いだとしたら、Bランクアイテムというのは思ったよりも手に入り辛い物なのかもしれない。
11連ガチャ以外ではBランクのアイテムはほとんど出ないとかだったら連続ガチャの重要性はかなり上がる。
まだまだわからないことだらけだ。
とにかく今はガチャを回そう。
山積みになった青カプセルを無くさないように気を付けなくては。
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