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12.【毛魔法】の可能性と【チャージ】
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僕は髪を1本伸ばし、抜けろと念じる。
髪はするっと抜けた。
すごいなこのスキルなんでもありか。
僕は抜けた髪を操ろうと念じてみるが、さすがに抜けた髪は操れないみたいだ。
でもレベルが上がったらできるようになりそうで怖いな。
僕は髪を操って少し逆立たせる。
さあやってみようか。
毛針!!
針のように尖った僕の髪はスポスポと抜けるけれども、あまり遠くには飛ばずに足元に落ちた。
まあそうなるね。
針のように尖らせることができても、自己脱毛することができても、飛ばせるとは限らない。
僕はおもむろに足元に落ちた毛が生えていた辺りを触る。
「ファッ!?」
驚きのあまり声が出てしまった。
僕の、僕の、髪が!!
さっきまでふさふさしていたそこには、無限の荒野が広がっていた。
当たり前の話だが、髪の毛も無限に生えているわけじゃない。
僕は慌てて髪が生えるように念じる。
髪は元通りファサっと生い茂った。
よかった、戻った。
ドキドキした。
僕はこの技を封印した。
さて、これでひとしきり【スキル効果10倍】の検証は終わったかな。
ああ、あと【チャージ】が残っていたか。
なんかいつも【チャージ】だけ忘れちゃうんだよね。
僕の持っているスキルの中で【スキル効果10倍】を抜いた唯一のエクストラスキルだからかな。
え?魔眼?知らない子ですね。
【チャージ】はそもそも10倍ではないときの威力を検証してない。
はたして【スキル効果10倍】で威力が10倍になるのか、それともその他の何かが10倍になるのか。
一応昨日まで着火を2回ほどチャージしているけれど、威力が10倍になるのだとするとさっきの着火の10倍バージョンの2倍くらいの威力だろうか。
僕はチャージの光球を出現させる。
虚空に現れたのは着火2回分がチャージされている光球。
ぼんやりと薄い赤色に光っている。
とりあえずそのへんの岩に撃ってみよう。
僕は近くにあった僕と同じくらいのサイズの岩にその光球をぶつけてみた。
光球が弾けて中からちょろっと火が出て岩肌を舐めた。
岩には焦げ後もない。
少し煙が出ているだけだ。
僕は【凝縮lv1】を使って水をかけ、煙を消す。
どうやら【チャージ】スキルが【スキル効果10倍】で増幅されるのは威力ではないようだ。
ではチャージできる容量か?
しかし僕は元々どのくらいの魔法をチャージしておけるのか試していないので分からない。
こんなことなら【チャージ】だけを先に取得して検証しておくんだった。
今どれだけの魔法をチャージしておけるのかだけでも検証しておくとしよう。
僕は効果が10倍になって松明くらいの大きさになった着火の魔法を【チャージ】の光球に吸い込ませていく。
40回着火を吸い込ませた状態で、光球は魔法を吸い込まなくなった。
魔力の消費量は僕の全魔力の半分くらいか。
どうやら僕の魔力量は一般人よりは少し多いけれど、魔法職を専門とする人たちほど多くないくらいの量らしい。
転生者特典なのだとしたら、微妙な魔力量だ。
【チャージ】の光球はぼんやりと光ったままその色を濃い赤色に変化させていた。
松明程度の火といえども、40回分の魔法だ。
威力は馬鹿にならないだろう。
しかしこのチャージ回数が【スキル効果10倍】で増幅されているとしたら、本当の回数は4回になるのかな。
回数が固定されているのか、威力が固定されているのかは分からない。
でも後者だとしたら、本来は本当にゴミスキルだったのかもしれない。
プカプカと揺れる赤い光球を見る。
この玉に僕の全魔力の半分くらいの魔法が込められているんだよな。
撃っても大丈夫かな。
僕は松明を40本まとめた炎を想像して検証をやめることにした。
どこか高威力の魔法を撃っても大丈夫な場所を探さなきゃな。
オーク、という魔物がいる。
二足歩行の豚のような姿をしており、体中を筋肉と脂肪の鎧に覆われた強力な魔物だ。
詳しくはエロ同人を参照。
冒険者の中には、このオークを倒せれば一人前の冒険者だという風潮がある。
冒険者の登竜門的な魔物なわけだ。
冒険者には冒険者ランクというものがあって、薬草ばかり納品していた頃の僕がEランク。
そして今の僕がDランク。
一般的に、Cランク冒険者になれれば冒険者として成功したという認識だ。
つまり僕はあとひとつランクを上げれば、一端の冒険者として認められるというわけだ。
そこで最初の話題、オークが重要になってくる。
Cランクに上がる条件の一つがオークを単独で倒すことなのだ。
スキルが強力になったおかげでゴブリン狩りも作業と化してきたところだ。
ここらで僕も見習い冒険者を卒業しておきたい。
これは狩るっきゃない。
というわけで、僕は今野営の道具を買い揃えている。
そう、オークはこの街のすぐ近くにはいないために泊りがけで狩りに行かなければならないのだ。
冒険者としての初めての遠出に、少しワクワクしている。
もちろんソロ冒険者の僕が街の外で寝起きするのにはそれなりのリスクがある。
しかしそのへんはちゃんと考えてある。
ふっふっふ、完璧で鉄壁の就寝スタイルをちゃんと練習してあるんだ。
あとは色々買い込んで、出発するだけだ。
僕は市場で必要なものを買い込んでいく。
この世界には簡単に組み立てられるテントなんてないから、防水加工がされた丈夫な布を持っていって現地で木の棒を組んだものに縛りつけるしかない。
不便だね。
僕は手に取った布の酷い匂いにげんなりした。
なにか動物性の油を塗ったのか、吐きそうな匂いがする。
僕は比較的匂いのマシなものを選んで代金を支払う。
必要なものは大体買っただろうか。
買った物を確認しながらふと横手の裏路地に目を向ける。
エルフの露店商、シルキーさんは元気にしているだろうか。
僕はふらりと路地裏に入り込んだ。
シルキーさんの露店はたしかこのあたりだった。
前に露店があった場所に行くと、そこには以前と変わらず美しいエルフの商人が店を開いていた。
「あ、あんたはこの前の。ねえお願い。この前のお金もう無くなっちゃったのよ。何か買って?ね?お願い……」
やっぱりこの人は苦手なタイプだ。
髪はするっと抜けた。
すごいなこのスキルなんでもありか。
僕は抜けた髪を操ろうと念じてみるが、さすがに抜けた髪は操れないみたいだ。
でもレベルが上がったらできるようになりそうで怖いな。
僕は髪を操って少し逆立たせる。
さあやってみようか。
毛針!!
針のように尖った僕の髪はスポスポと抜けるけれども、あまり遠くには飛ばずに足元に落ちた。
まあそうなるね。
針のように尖らせることができても、自己脱毛することができても、飛ばせるとは限らない。
僕はおもむろに足元に落ちた毛が生えていた辺りを触る。
「ファッ!?」
驚きのあまり声が出てしまった。
僕の、僕の、髪が!!
さっきまでふさふさしていたそこには、無限の荒野が広がっていた。
当たり前の話だが、髪の毛も無限に生えているわけじゃない。
僕は慌てて髪が生えるように念じる。
髪は元通りファサっと生い茂った。
よかった、戻った。
ドキドキした。
僕はこの技を封印した。
さて、これでひとしきり【スキル効果10倍】の検証は終わったかな。
ああ、あと【チャージ】が残っていたか。
なんかいつも【チャージ】だけ忘れちゃうんだよね。
僕の持っているスキルの中で【スキル効果10倍】を抜いた唯一のエクストラスキルだからかな。
え?魔眼?知らない子ですね。
【チャージ】はそもそも10倍ではないときの威力を検証してない。
はたして【スキル効果10倍】で威力が10倍になるのか、それともその他の何かが10倍になるのか。
一応昨日まで着火を2回ほどチャージしているけれど、威力が10倍になるのだとするとさっきの着火の10倍バージョンの2倍くらいの威力だろうか。
僕はチャージの光球を出現させる。
虚空に現れたのは着火2回分がチャージされている光球。
ぼんやりと薄い赤色に光っている。
とりあえずそのへんの岩に撃ってみよう。
僕は近くにあった僕と同じくらいのサイズの岩にその光球をぶつけてみた。
光球が弾けて中からちょろっと火が出て岩肌を舐めた。
岩には焦げ後もない。
少し煙が出ているだけだ。
僕は【凝縮lv1】を使って水をかけ、煙を消す。
どうやら【チャージ】スキルが【スキル効果10倍】で増幅されるのは威力ではないようだ。
ではチャージできる容量か?
しかし僕は元々どのくらいの魔法をチャージしておけるのか試していないので分からない。
こんなことなら【チャージ】だけを先に取得して検証しておくんだった。
今どれだけの魔法をチャージしておけるのかだけでも検証しておくとしよう。
僕は効果が10倍になって松明くらいの大きさになった着火の魔法を【チャージ】の光球に吸い込ませていく。
40回着火を吸い込ませた状態で、光球は魔法を吸い込まなくなった。
魔力の消費量は僕の全魔力の半分くらいか。
どうやら僕の魔力量は一般人よりは少し多いけれど、魔法職を専門とする人たちほど多くないくらいの量らしい。
転生者特典なのだとしたら、微妙な魔力量だ。
【チャージ】の光球はぼんやりと光ったままその色を濃い赤色に変化させていた。
松明程度の火といえども、40回分の魔法だ。
威力は馬鹿にならないだろう。
しかしこのチャージ回数が【スキル効果10倍】で増幅されているとしたら、本当の回数は4回になるのかな。
回数が固定されているのか、威力が固定されているのかは分からない。
でも後者だとしたら、本来は本当にゴミスキルだったのかもしれない。
プカプカと揺れる赤い光球を見る。
この玉に僕の全魔力の半分くらいの魔法が込められているんだよな。
撃っても大丈夫かな。
僕は松明を40本まとめた炎を想像して検証をやめることにした。
どこか高威力の魔法を撃っても大丈夫な場所を探さなきゃな。
オーク、という魔物がいる。
二足歩行の豚のような姿をしており、体中を筋肉と脂肪の鎧に覆われた強力な魔物だ。
詳しくはエロ同人を参照。
冒険者の中には、このオークを倒せれば一人前の冒険者だという風潮がある。
冒険者の登竜門的な魔物なわけだ。
冒険者には冒険者ランクというものがあって、薬草ばかり納品していた頃の僕がEランク。
そして今の僕がDランク。
一般的に、Cランク冒険者になれれば冒険者として成功したという認識だ。
つまり僕はあとひとつランクを上げれば、一端の冒険者として認められるというわけだ。
そこで最初の話題、オークが重要になってくる。
Cランクに上がる条件の一つがオークを単独で倒すことなのだ。
スキルが強力になったおかげでゴブリン狩りも作業と化してきたところだ。
ここらで僕も見習い冒険者を卒業しておきたい。
これは狩るっきゃない。
というわけで、僕は今野営の道具を買い揃えている。
そう、オークはこの街のすぐ近くにはいないために泊りがけで狩りに行かなければならないのだ。
冒険者としての初めての遠出に、少しワクワクしている。
もちろんソロ冒険者の僕が街の外で寝起きするのにはそれなりのリスクがある。
しかしそのへんはちゃんと考えてある。
ふっふっふ、完璧で鉄壁の就寝スタイルをちゃんと練習してあるんだ。
あとは色々買い込んで、出発するだけだ。
僕は市場で必要なものを買い込んでいく。
この世界には簡単に組み立てられるテントなんてないから、防水加工がされた丈夫な布を持っていって現地で木の棒を組んだものに縛りつけるしかない。
不便だね。
僕は手に取った布の酷い匂いにげんなりした。
なにか動物性の油を塗ったのか、吐きそうな匂いがする。
僕は比較的匂いのマシなものを選んで代金を支払う。
必要なものは大体買っただろうか。
買った物を確認しながらふと横手の裏路地に目を向ける。
エルフの露店商、シルキーさんは元気にしているだろうか。
僕はふらりと路地裏に入り込んだ。
シルキーさんの露店はたしかこのあたりだった。
前に露店があった場所に行くと、そこには以前と変わらず美しいエルフの商人が店を開いていた。
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やっぱりこの人は苦手なタイプだ。
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