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おっさんずイフ
47.王宮でのお仕事
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影に潜ることのできる影泳ぎの腕輪、完璧な隠密能力を持つ神の苦無威などの神器を持つ俺だが、現在神器を使わずにマッサージ師として王宮に潜り込んでいる。
なぜ神器を使わないのかなんて決まっている。
貴族の奥様方、令嬢の皆様方の身体にオイルを塗りたくりたいからだ。
「奥様、どんどんお肌にうるおいが増しておりますよ。もう手に吸い付いてしまいそうなたまご肌です」
「そう?もっと触ってもいいのよ。ねぇ、もっと下を触ってみてくださらない?」
「奥様、それは……」
「わたくしの身体では魅力が足らないかしら」
「いえ、奥様は大変魅力的な女性ですよ」
「ちょっと、後ろがつかえているのよ。施術が終わったなら早く施術台を開けてくださらないかしら」
「そうよそうよ。ナミコシ様の施術を受けたいのはあなただけではないのよ?」
「わかったわよ。ナミコシ様、また来るわね」
どこぞの貴族の奥様は俺の髭もじゃの頬に潤んだ唇を一度押し付けると、服を着て去っていった。
なんだここ、最高の職場だな。
もう冒険者とか辞めて王宮付きのマッサージ師として一生を過ごそうかな。
「ナミコシ様、次はわたくしの番ですわよね。今服を脱ぎます」
次のお客さんは若いメイドさんだ。
もう一度言うがメイドさんだ。
メイドといっても平民では王宮で働くことはできないのでどこぞの貴族のお嬢さんだろう。
メイドさんは上質な生地で作られたシックなメイド服をするりと脱ぎ、下着だけになる。
俺の施術では下着は着たままでもいいということになっているのだが、大体の人はすべて脱ぎ去ってすっぽんぽんになる。
色々とドロドロになってしまうからな。
メイドさんも例に漏れず下着を脱ぐと素っ裸になった。
王宮で働いている女性は見た目も高いレベルを求められるのかリース商会の会頭の奥さんのように不摂生が祟っているような感じの女性は少ない。
このメイドさんも容姿を高いレベルで維持しており、美容マッサージなどは必要ないような気がする。
このような女性に対しては、結果よりも満足感が大切だ。
無駄に長くマッサージをすることによりメイドさんも美しくなっているという実感が得られ、俺も長く女性の身体に触れていられるというウィンウィンだ。
できるだけマッサージオイルをたっぷりと使い、美しい肢体を撫でまわしていく。
「とても綺麗なお肌ですね。どのようなケアをしているのですか?」
「いつもは乾燥予防のクリームくらいです」
「とてもそれだけとは思えないくらい綺麗ですよ」
たぶん本当にそれだけではないのだろう。
お年頃の貴族の令嬢が乾燥予防くらいしか肌のケアをしていないはずがない。
しかしそこは深く聞かないのが大人の男のマナーだ。
やはり若い女性の肌は張りがあって触り心地がいいな。
奥様方のもち肌も好きだけどね。
「ナミコシ様、最近バストの張りが落ちているような気がするんです。どうかバストを重点的に……」
「かしこまりました」
恥ずかしそうな顔でそんなことをお願いされては断れるはずがない。
喜んでお受けいたします。
やっぱり冒険者はやめよう。
俺はマッサージ師ナミコシとして生きていく。
今や王宮の女性たちの間で引っ張りだことなった俺だったが、暮らしているのは王宮ではない。
後宮から俺の施術を受けに来ていた王の側室の一人が王宮の敷地内に部屋を用意すると言ってくれたのだが、権謀渦巻く王宮で生活するのは気が休まらないので断った。
俺が暮らしているのは王都二番街にある宿屋の一室だ。
安過ぎず高級すぎない店構えが気に入っている。
王宮で一日の仕事を終えた俺は、今日も今日とてその宿に向かっていた。
近道のために少し細い路地に入ったときだった。
「失礼、マッサージ師のナミコシ様ですね」
「…………」
俺のことを待ち構えていたかのように立ちふさがったのは、明らかに堅気ではない雰囲気を纏った男だった。
低く野太い声から男だということは分かるが、それ以外は真っ黒な外套に隠されて何もわからない。
怪しすぎる男だ。
関わらないのが吉だな。
俺はすぐに踵を返して逃げようとするが、後ろにも同じような外套を着こんだ人間が回り込んで通せんぼしていた。
逃がさない気だな。
落ち着いて周りの気配を探れば、多くの人間があちこちに潜んでいるのに気が付いた。
呼吸音や物音は訓練によって抑えているようだが、身体から立ち上る魔力やわずかな体臭は並大抵のことでは隠しきれるものではない。
実力はグウェンを基準にすると中の上といったところか。
けっこう手練れだ。
油断したな。
囲まれるまで気配を探ろうとも思わなかった。
常在戦場の心構えが足らんかったな。
「もう一度お聞きします。マッサージ師のナミコシ様で間違いありませんね?」
「…………人違いでは?」
「我々を甘く見ないほうがいいですよ。お怪我をしたくなかったら答えてください。マッサージ師のナミコシ様ですよね」
甘くは見ていないさ。
だが、辛くも見ていない。
「人違いですっ」
俺は先日屋台で買った魔力を込めるとめちゃくちゃ煙が出まくる魔道具に魔力を込めた。
忍者が使う煙玉みたいでかっこいい。
一瞬だが黒外套の集団の視界から俺は隠れることに成功する。
「忍法隠れ身の術」
なんちゃって。
「なっ、いない!!」
「どこに行った!!」
「探せ!!」
まあここにいるんだけどね。
なんてことはない。
連中の視界から隠れた瞬間に神の苦無威を具現化しただけだ。
この神器の隠密能力は他人の視界に入ったままでは発動することができない。
そのため煙玉で連中の視界を一瞬だけ遮り、隠密能力を発動したのだ。
目の前にいるのに誰も俺のことを認識できないとは、なんてずるい能力なのだろうか。
人に触れるとその人に対しての隠密能力が解除されてしまうのでそこにだけ気を付けておかなくてはならないが、遠くから見守るだけならばこの隠密能力が看破されることはない。
「くそっ、ナミコシめまんまと逃げやがった」
「奴を手中に収めれば次の王位は……」
「だが王妃様も奴にご興味を示されて……」
ほおほお、彼らはそういう人たちだったか。
やっぱり権謀渦巻く王宮は怖いな。
しばらく仕事休みます。
なぜ神器を使わないのかなんて決まっている。
貴族の奥様方、令嬢の皆様方の身体にオイルを塗りたくりたいからだ。
「奥様、どんどんお肌にうるおいが増しておりますよ。もう手に吸い付いてしまいそうなたまご肌です」
「そう?もっと触ってもいいのよ。ねぇ、もっと下を触ってみてくださらない?」
「奥様、それは……」
「わたくしの身体では魅力が足らないかしら」
「いえ、奥様は大変魅力的な女性ですよ」
「ちょっと、後ろがつかえているのよ。施術が終わったなら早く施術台を開けてくださらないかしら」
「そうよそうよ。ナミコシ様の施術を受けたいのはあなただけではないのよ?」
「わかったわよ。ナミコシ様、また来るわね」
どこぞの貴族の奥様は俺の髭もじゃの頬に潤んだ唇を一度押し付けると、服を着て去っていった。
なんだここ、最高の職場だな。
もう冒険者とか辞めて王宮付きのマッサージ師として一生を過ごそうかな。
「ナミコシ様、次はわたくしの番ですわよね。今服を脱ぎます」
次のお客さんは若いメイドさんだ。
もう一度言うがメイドさんだ。
メイドといっても平民では王宮で働くことはできないのでどこぞの貴族のお嬢さんだろう。
メイドさんは上質な生地で作られたシックなメイド服をするりと脱ぎ、下着だけになる。
俺の施術では下着は着たままでもいいということになっているのだが、大体の人はすべて脱ぎ去ってすっぽんぽんになる。
色々とドロドロになってしまうからな。
メイドさんも例に漏れず下着を脱ぐと素っ裸になった。
王宮で働いている女性は見た目も高いレベルを求められるのかリース商会の会頭の奥さんのように不摂生が祟っているような感じの女性は少ない。
このメイドさんも容姿を高いレベルで維持しており、美容マッサージなどは必要ないような気がする。
このような女性に対しては、結果よりも満足感が大切だ。
無駄に長くマッサージをすることによりメイドさんも美しくなっているという実感が得られ、俺も長く女性の身体に触れていられるというウィンウィンだ。
できるだけマッサージオイルをたっぷりと使い、美しい肢体を撫でまわしていく。
「とても綺麗なお肌ですね。どのようなケアをしているのですか?」
「いつもは乾燥予防のクリームくらいです」
「とてもそれだけとは思えないくらい綺麗ですよ」
たぶん本当にそれだけではないのだろう。
お年頃の貴族の令嬢が乾燥予防くらいしか肌のケアをしていないはずがない。
しかしそこは深く聞かないのが大人の男のマナーだ。
やはり若い女性の肌は張りがあって触り心地がいいな。
奥様方のもち肌も好きだけどね。
「ナミコシ様、最近バストの張りが落ちているような気がするんです。どうかバストを重点的に……」
「かしこまりました」
恥ずかしそうな顔でそんなことをお願いされては断れるはずがない。
喜んでお受けいたします。
やっぱり冒険者はやめよう。
俺はマッサージ師ナミコシとして生きていく。
今や王宮の女性たちの間で引っ張りだことなった俺だったが、暮らしているのは王宮ではない。
後宮から俺の施術を受けに来ていた王の側室の一人が王宮の敷地内に部屋を用意すると言ってくれたのだが、権謀渦巻く王宮で生活するのは気が休まらないので断った。
俺が暮らしているのは王都二番街にある宿屋の一室だ。
安過ぎず高級すぎない店構えが気に入っている。
王宮で一日の仕事を終えた俺は、今日も今日とてその宿に向かっていた。
近道のために少し細い路地に入ったときだった。
「失礼、マッサージ師のナミコシ様ですね」
「…………」
俺のことを待ち構えていたかのように立ちふさがったのは、明らかに堅気ではない雰囲気を纏った男だった。
低く野太い声から男だということは分かるが、それ以外は真っ黒な外套に隠されて何もわからない。
怪しすぎる男だ。
関わらないのが吉だな。
俺はすぐに踵を返して逃げようとするが、後ろにも同じような外套を着こんだ人間が回り込んで通せんぼしていた。
逃がさない気だな。
落ち着いて周りの気配を探れば、多くの人間があちこちに潜んでいるのに気が付いた。
呼吸音や物音は訓練によって抑えているようだが、身体から立ち上る魔力やわずかな体臭は並大抵のことでは隠しきれるものではない。
実力はグウェンを基準にすると中の上といったところか。
けっこう手練れだ。
油断したな。
囲まれるまで気配を探ろうとも思わなかった。
常在戦場の心構えが足らんかったな。
「もう一度お聞きします。マッサージ師のナミコシ様で間違いありませんね?」
「…………人違いでは?」
「我々を甘く見ないほうがいいですよ。お怪我をしたくなかったら答えてください。マッサージ師のナミコシ様ですよね」
甘くは見ていないさ。
だが、辛くも見ていない。
「人違いですっ」
俺は先日屋台で買った魔力を込めるとめちゃくちゃ煙が出まくる魔道具に魔力を込めた。
忍者が使う煙玉みたいでかっこいい。
一瞬だが黒外套の集団の視界から俺は隠れることに成功する。
「忍法隠れ身の術」
なんちゃって。
「なっ、いない!!」
「どこに行った!!」
「探せ!!」
まあここにいるんだけどね。
なんてことはない。
連中の視界から隠れた瞬間に神の苦無威を具現化しただけだ。
この神器の隠密能力は他人の視界に入ったままでは発動することができない。
そのため煙玉で連中の視界を一瞬だけ遮り、隠密能力を発動したのだ。
目の前にいるのに誰も俺のことを認識できないとは、なんてずるい能力なのだろうか。
人に触れるとその人に対しての隠密能力が解除されてしまうのでそこにだけ気を付けておかなくてはならないが、遠くから見守るだけならばこの隠密能力が看破されることはない。
「くそっ、ナミコシめまんまと逃げやがった」
「奴を手中に収めれば次の王位は……」
「だが王妃様も奴にご興味を示されて……」
ほおほお、彼らはそういう人たちだったか。
やっぱり権謀渦巻く王宮は怖いな。
しばらく仕事休みます。
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