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閑話7(ミタケン視点)
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場末の汚ねえ宿の一室、俺たち3人は膝を付き合わせて話をしていた。
普通に考えてこんな連れ込み宿まがいの宿に、男が2人と女が1人で泊まりゃあ昨夜はハードなプレイをお楽しみでしたねって目で見られても仕方がねえ。
だが俺たちは金も持ってねえし、宿の選択で篠原に文句も言えねえ。
なにやらこの宿は篠原の協力者が営んでいる宿らしくて防犯や防諜的にも万全らしい。
俺たちが下衆を見る目で見られるのくらいは我慢しよう。
「まずは、自分たちの神器の力を使いこなしてもらおうと思うんですが」
まあそうだよな。
俺たちは神器なんつー御大層なもんを3つも神様からもらってるっていうのに、場末のチンピラにも勝てねえ始末だ。
このままでは篠原が俺たちに声をかけた意味がねえ。
ただの足手まといだ。
「お互いの神器は明かすのか?」
「どうしたいですか?私は別に知られたことで能力の使い道が制限されるような神器ではないので、構いません。明かしてもらえれば、能力についてアドバイスをしあうこともできますが」
「僕は明かしてもいいよ。今は時間がないから、少しでも神器についてアドバイスが欲しい」
「まあ俺も隠す意味もねえと思ってる。なにやったって死ぬときゃ死ぬぜ」
互いに神器を明かして不味いことになるってことは、ようはこの2人が敵になるってことだろ。
こんな知り合いもいねえ異世界に放り込まれて、そこでできた数少ない味方だぜ。
そんな奴が裏切るようなことがあったら、そりゃあもう死んだほうがマシだって状況だ。
そんな状況になってもうどうにもならねえなら俺は、あがくよりも楽に死ねる道を探すぜ。
「じゃあまず使い方も分かっている私が自分の神器を明かします。私の神器は英雄の指輪と神の冷蔵庫、そして古の魔導書(雷)です」
名前的に神の冷蔵庫が一番使えなさそうに思えるが、どうにもそいつが一番強力な神器らしい。
篠原が言うには、枕言葉に神の入っている神器ってのは別格らしい。
神か、俺の神コーヒーもそんな強力な神器なんだろうか。
わからんな。
「そんなわけで、私の神器は組み合わせがよかった。身体能力と魔力を強化できる英雄の指輪が、神の冷蔵庫と古の魔導書(雷)の能力と組み合わさったことで何倍も強力になったのだから」
篠原は英雄の指輪という指輪型の神器だけを具現化して俺たちに見せた。
神の冷蔵庫はギルドで見たやつらしいが、重すぎて建物の中で出すと確実に床をぶち抜いてしまうらしい。
古の魔導書(雷)って神器は使ったら消えちまったらしい。
なんらかの能力を与えて、本体はそのまま消えちまう神器。
そういう神器もあるんだな。
「なるほど、組み合わせも大事ってことなんだね。僕のはどうかな。僕の神器は英雄の指輪、竜騎士の投げ槍、転身棒」
一樹は神器を全部具現化して俺たちに見せた。
英雄の指輪は篠原と同じ神器だな。
アクセサリーの棚にたくさん指輪が置かれていたのは知ってるが、それのうちの多くがこの英雄の指輪だったそうだ。
たまに別の指輪も混ざってるらしいが、見た目は全く同じ。
選びようがないぜ。
まあ神器なんてどれも見た目からは能力が分からねえんだから、運に頼る以外ないのは他の神器も同じか。
「竜騎士の投げ槍も何度か見たことがある神器ですね。投げるとビームのように真っ直ぐ高速で飛んでいき、何かに当たると手元に自動で返ってくる槍です。転身棒というのは聞いたことがないですね」
「転身棒はね、棒の位置に転移することのできる神器らしいよ。棒は何本でも出てくる」
「転移!?」
テレポートってことかよ。
なんつーむちゃくちゃな神器だ。
なんでもありだな。
見た目は道に落ちてそうな木の小枝みてーな棒なのに。
「ほら、この棒をここに置いて。そんで『転移』って言うと……」
一樹が転移と口にした途端、その姿が掻き消えた。
棒を置いた部屋の隅を見るとそちらに一樹が立っていた。
まじかよ。
本当に瞬間移動しやがった。
こんなのもあるのかよ、神器ってやつはよ。
「転移するためには事前に棒を置いてくる必要があるとはいえ、これはすごい神器ですね。かなり使えると思います。英雄の指輪はともかく、竜騎士の投げ槍とは相性がいいと思います」
「だよね。投げ槍で遠距離攻撃して、一撃離脱だ」
「お前すげーな。普通そんな木の枝みてーな奴選ばねーぞ」
「こういうのは大体不遇なアイテムの中にチートアイテムがあるものなんだよ」
「小説知識も馬鹿にできねーな」
冒険者ギルドも本当にあったし、一樹の小説知識はかなり役に立つ。
「さいごはミタケンだよ。コーヒーは見たけど、あと2つ何選んだの?」
「俺はこいつとこいつだな」
俺はかけていた丸メガネを外してテーブルに置き、拳銃を具現化して横に置く。
ついでに神コーヒーも横に置いた。
俺が選んだのはこの3つだが、組み合わせ的にはどうなんだろうか。
メガネなんてかけていてもよく見える以外の何かを感じたことは無いがな。
「棚に書かれていた説明文では、神コーヒーは眠気が吹き飛んで気分が向上する、賢者の丸メガネは目がよくなるのと頭もよくなるとか書かれてたかな。そんで3段変形銃。拳銃とアサルトライフル、対戦車ライフルの3つの形態に変形するらしいぜ」
「すっげっ、銃だ!かっこいい!」
「だろ?俺もかっこいいし単純に強そうだって理由で選んだんだよ」
一樹は拳銃を見て興奮している。
男なら銃は誰でもかっこいいって思うよな。
「眠気が飛んで気分が向上する、目と頭がよくなる、変形する銃、ですね。まず、神コーヒーはまさしくアタリの神器だと思います。知り合いにとても身体に良いって書かれていただけの神器が怪我や万病を癒す神器だった人がいます。その人の神器にも、神の文字が入っていました。神器の説明文はそのままの意味にとらないほうがいいと思います」
「なるほどな。とても身体に良いって書かれて万病の薬か。じゃあ俺のコーヒーは飲んだら眠らず行動できて、精神のゆらぎも感じなくなるヤバイ薬ってところか」
どうにもあのコーヒーを飲んでから、全く眠気が来ねえんだよな。
気が昂ぶってるだけかと思ってたが、眠れなくて辛いとも思わねえのは異常だ。
疲労を感じなくなるのか、もしくは疲労しなくなるのか。
精神のゆらぎの方もだ。
俺と一樹以外あっちから呼ばれた異世界人が全員首輪かけられて隷属させられたっていうのに、全く不安を感じない。
なんとかなるって気持ちがどこからともかく湧いてきやがる。
俺はどうやら、あのコーヒーのせいで睡眠が必要なくてメンタル不動の化け物になっちまったみてーだ。
普通に考えてこんな連れ込み宿まがいの宿に、男が2人と女が1人で泊まりゃあ昨夜はハードなプレイをお楽しみでしたねって目で見られても仕方がねえ。
だが俺たちは金も持ってねえし、宿の選択で篠原に文句も言えねえ。
なにやらこの宿は篠原の協力者が営んでいる宿らしくて防犯や防諜的にも万全らしい。
俺たちが下衆を見る目で見られるのくらいは我慢しよう。
「まずは、自分たちの神器の力を使いこなしてもらおうと思うんですが」
まあそうだよな。
俺たちは神器なんつー御大層なもんを3つも神様からもらってるっていうのに、場末のチンピラにも勝てねえ始末だ。
このままでは篠原が俺たちに声をかけた意味がねえ。
ただの足手まといだ。
「お互いの神器は明かすのか?」
「どうしたいですか?私は別に知られたことで能力の使い道が制限されるような神器ではないので、構いません。明かしてもらえれば、能力についてアドバイスをしあうこともできますが」
「僕は明かしてもいいよ。今は時間がないから、少しでも神器についてアドバイスが欲しい」
「まあ俺も隠す意味もねえと思ってる。なにやったって死ぬときゃ死ぬぜ」
互いに神器を明かして不味いことになるってことは、ようはこの2人が敵になるってことだろ。
こんな知り合いもいねえ異世界に放り込まれて、そこでできた数少ない味方だぜ。
そんな奴が裏切るようなことがあったら、そりゃあもう死んだほうがマシだって状況だ。
そんな状況になってもうどうにもならねえなら俺は、あがくよりも楽に死ねる道を探すぜ。
「じゃあまず使い方も分かっている私が自分の神器を明かします。私の神器は英雄の指輪と神の冷蔵庫、そして古の魔導書(雷)です」
名前的に神の冷蔵庫が一番使えなさそうに思えるが、どうにもそいつが一番強力な神器らしい。
篠原が言うには、枕言葉に神の入っている神器ってのは別格らしい。
神か、俺の神コーヒーもそんな強力な神器なんだろうか。
わからんな。
「そんなわけで、私の神器は組み合わせがよかった。身体能力と魔力を強化できる英雄の指輪が、神の冷蔵庫と古の魔導書(雷)の能力と組み合わさったことで何倍も強力になったのだから」
篠原は英雄の指輪という指輪型の神器だけを具現化して俺たちに見せた。
神の冷蔵庫はギルドで見たやつらしいが、重すぎて建物の中で出すと確実に床をぶち抜いてしまうらしい。
古の魔導書(雷)って神器は使ったら消えちまったらしい。
なんらかの能力を与えて、本体はそのまま消えちまう神器。
そういう神器もあるんだな。
「なるほど、組み合わせも大事ってことなんだね。僕のはどうかな。僕の神器は英雄の指輪、竜騎士の投げ槍、転身棒」
一樹は神器を全部具現化して俺たちに見せた。
英雄の指輪は篠原と同じ神器だな。
アクセサリーの棚にたくさん指輪が置かれていたのは知ってるが、それのうちの多くがこの英雄の指輪だったそうだ。
たまに別の指輪も混ざってるらしいが、見た目は全く同じ。
選びようがないぜ。
まあ神器なんてどれも見た目からは能力が分からねえんだから、運に頼る以外ないのは他の神器も同じか。
「竜騎士の投げ槍も何度か見たことがある神器ですね。投げるとビームのように真っ直ぐ高速で飛んでいき、何かに当たると手元に自動で返ってくる槍です。転身棒というのは聞いたことがないですね」
「転身棒はね、棒の位置に転移することのできる神器らしいよ。棒は何本でも出てくる」
「転移!?」
テレポートってことかよ。
なんつーむちゃくちゃな神器だ。
なんでもありだな。
見た目は道に落ちてそうな木の小枝みてーな棒なのに。
「ほら、この棒をここに置いて。そんで『転移』って言うと……」
一樹が転移と口にした途端、その姿が掻き消えた。
棒を置いた部屋の隅を見るとそちらに一樹が立っていた。
まじかよ。
本当に瞬間移動しやがった。
こんなのもあるのかよ、神器ってやつはよ。
「転移するためには事前に棒を置いてくる必要があるとはいえ、これはすごい神器ですね。かなり使えると思います。英雄の指輪はともかく、竜騎士の投げ槍とは相性がいいと思います」
「だよね。投げ槍で遠距離攻撃して、一撃離脱だ」
「お前すげーな。普通そんな木の枝みてーな奴選ばねーぞ」
「こういうのは大体不遇なアイテムの中にチートアイテムがあるものなんだよ」
「小説知識も馬鹿にできねーな」
冒険者ギルドも本当にあったし、一樹の小説知識はかなり役に立つ。
「さいごはミタケンだよ。コーヒーは見たけど、あと2つ何選んだの?」
「俺はこいつとこいつだな」
俺はかけていた丸メガネを外してテーブルに置き、拳銃を具現化して横に置く。
ついでに神コーヒーも横に置いた。
俺が選んだのはこの3つだが、組み合わせ的にはどうなんだろうか。
メガネなんてかけていてもよく見える以外の何かを感じたことは無いがな。
「棚に書かれていた説明文では、神コーヒーは眠気が吹き飛んで気分が向上する、賢者の丸メガネは目がよくなるのと頭もよくなるとか書かれてたかな。そんで3段変形銃。拳銃とアサルトライフル、対戦車ライフルの3つの形態に変形するらしいぜ」
「すっげっ、銃だ!かっこいい!」
「だろ?俺もかっこいいし単純に強そうだって理由で選んだんだよ」
一樹は拳銃を見て興奮している。
男なら銃は誰でもかっこいいって思うよな。
「眠気が飛んで気分が向上する、目と頭がよくなる、変形する銃、ですね。まず、神コーヒーはまさしくアタリの神器だと思います。知り合いにとても身体に良いって書かれていただけの神器が怪我や万病を癒す神器だった人がいます。その人の神器にも、神の文字が入っていました。神器の説明文はそのままの意味にとらないほうがいいと思います」
「なるほどな。とても身体に良いって書かれて万病の薬か。じゃあ俺のコーヒーは飲んだら眠らず行動できて、精神のゆらぎも感じなくなるヤバイ薬ってところか」
どうにもあのコーヒーを飲んでから、全く眠気が来ねえんだよな。
気が昂ぶってるだけかと思ってたが、眠れなくて辛いとも思わねえのは異常だ。
疲労を感じなくなるのか、もしくは疲労しなくなるのか。
精神のゆらぎの方もだ。
俺と一樹以外あっちから呼ばれた異世界人が全員首輪かけられて隷属させられたっていうのに、全く不安を感じない。
なんとかなるって気持ちがどこからともかく湧いてきやがる。
俺はどうやら、あのコーヒーのせいで睡眠が必要なくてメンタル不動の化け物になっちまったみてーだ。
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