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86.隠し階層の探索
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とりあえず、エリーさんと手分けして今さっき転移してきたばかりの場所を調べる。
俺たちが転移してきたのは何もない小部屋のようで、先ほど長通たちが歩いて行った通路以外は本当になにもなかった。
当然元の階層に戻るための転移装置などもない。
へたしたらこの階層は、牛鬼のダンジョンのようなデスダンジョンになっているのかもしれないということだ。
エリーさんが言っていたように隠し階層が5階層上の難易度なのだとしたら、23階層レベルの難易度でボスを倒すまでは出られないということになる。
梶原さんでさえ22階層で断念したというのに、その一つ上の階層と同レベルの階層を初見突破しなければいけないかもしれないのだ。
状況は非常に厳しい。
とにかく、罠に気を付けて最初の魔物を探してみるか。
ボスを倒す以外でも元の階層に戻れる道があったら元の階層に戻るべきだな。
俺も死ぬか生きるかの状況でエリーさんを守りきれる自信がない。
「そういえば、転移魔法って使えるのかな」
「転移魔法が使えるんですか!?じゃあ……」
俺は転移魔法を試してみる。
だが魔法陣は正しく書いたのに、魔法は一向に発動する気配はなかった。
まるで牛鬼のダンジョンの中のようだ。
デスダンジョンであるあのダンジョンもまた、中では転移魔法が使えなくなるなんらかの仕組みがあった。
これでこの階層がデスダンジョンである可能性は更に高まった。
俺が無言で首を横に振ると、エリーさんは泣きそうな顔になる。
しまったな、転移魔法が使えることは口にするべきじゃなかった。
変な期待を持たせてしまったせいで、ダメだったときの落胆が大きかったのだろう。
「大丈夫、君のことはおっさんが命に代えても地上に帰してみせるよ」
「ありがとうございます、シゲノブさん」
泣きそうになったせいで、少し潤んだ瞳で俺を見上げるエリーさん。
少しドキリとした。
ポニーテールの茶髪がサラリと揺れ、むき出しのうなじがおっさんの心をくすぐる。
いやいや、こんな年下の女の子にドキドキするなんてちょっと女に飢えすぎているのかもしれない。
「行こうか……」
「はい……」
俺は通路に向かって歩き出すが、後ろをついてくるエリーさんとの距離が心なしか近い気がした。
おっさんの気のせいかもしれないけど。
「そこ、罠があるから気を付けて」
「すごい……。よくわかりますね」
ミルファさんと一緒に迷宮型のダンジョンを踏破した経験のおかげで、俺たちは罠にかかることなく迷宮を進むことができていた。
前を歩いて行ったはずの長道たちは、ちょくちょく罠に引っかかっているようで道しるべのように血痕が残っている。
この様子では相当参っている頃だろう。
だが助けなんかいらないと言ったのは向こうだ。
俺も鬼じゃないので助けてくださいお願いしますと頼むのならば助けてあげないこともない。
長道やそのハーレム要因にこの街で死なれると困る人が大勢いるということもあるし、こちらに余裕がありあちらが素直に助けを求めてきたら多少の手助けはしてもいいと思っているのだ。
まあたぶん死にそうになるまでは素直に助けてくださいとは言わないだろう。
俺たちもこの階層のことがよく分かっていない状況だし、今はただ階層を攻略することに注力すべきかもしれない。
ふいに、俺の鼻が魔物の匂いを捉える。
いや、魔物だけではない。
これは長道たちの匂いだ。
「止まって。どうやらこの先で長道たちが魔物と戦っているらしい」
「どうするんですか?」
「様子を見て魔物の強さとかも観察しておきたいかな」
「わかりました」
長道たちが勝てるくらいの魔物ならこの階層はそこまで警戒する必要はないだろうし、無理そうなら魔物の情報をできるだけ集めたい。
助けてほしいと言われても助けられない場合もある。
すべては魔物の強さ次第だな。
これまで通り、罠に気を付けて戦闘が行われている小部屋に向かう俺とエリーさん。
小部屋に近づくにつれて、剣戟の音が聞こえてくる。
武器と武器を打ち合わせるような音だ。
武器を使うということは亜人型の魔物だろうか。
やがて部屋の内部を目視できる距離になると、魔物の姿がはっきりしてくる。
それはまるで、ドラゴンが2足歩行しているような魔物だった。
爬虫類のような顔に頭の角、ごつごつとしていて太い手足、指先には鋭い爪が生えている。
そんな魔物が、槍を持って長道たちと戦っていた。
「あれは、ドラゴニュート……。そんな……」
「知ってるの?」
「はい。あれはドラゴニュートという魔物で、ドラゴニアのダンジョンの26層で出てくると言われている魔物です。無理ですよ、あんなの……」
26層か。
23層くらいと考えていた階層難易度を上方修正する。
すでに長道たちはボロボロで、立っているのがやっとというありさまだ。
旅の剣士の娘であるアンナは日本刀みたいな曲刀を使って必死にドラゴニュートの身体を斬りつけるが、硬い鱗に阻まれて全くダメージを与えることができないようだ。
他2名のハーレム要因はビビッて完全に委縮してしまっているし、長道は投げ槍を構えて固まっている。
おそらくアンナとの連携を練習していないせいで、いつ投げたらいいのか分からないのだろう。
つまりほとんどアンナ一人でドラゴニュートと戦っている状況のようだ。
ドラゴニュートも本気ではないようで、ニヤニヤと人間らしい表情をその顔に浮かべてアンナを嬲っている。
見たところ、ドラゴニュートの強さはミノタウロスの変異種と同じくらいだろう。
討伐難易度はSランクといったところか。
槍を持っているものの、牛鬼のように巧みさは無い。
ただ振り回しているようなものだ。
だが鱗の硬さが厄介だ。
アンナの持っている曲刀は相当の業物だと思う。
アンナ自身の力量も相当高い。
だというのに、ドラゴニュートの鱗には傷一つ入っていない。
倒すにはそれなりの火力が必要というわけか。
竜騎士の投げ槍なら倒せるのではないかと思うのだが、長道はまだ投げ槍を構えたまま固まっている。
投げようとするたびにアンナがちょろちょろとドラゴニュートの近くをうろつくせいだ。
何か掛け声とか決めておけばいいのにな。
俺たちが転移してきたのは何もない小部屋のようで、先ほど長通たちが歩いて行った通路以外は本当になにもなかった。
当然元の階層に戻るための転移装置などもない。
へたしたらこの階層は、牛鬼のダンジョンのようなデスダンジョンになっているのかもしれないということだ。
エリーさんが言っていたように隠し階層が5階層上の難易度なのだとしたら、23階層レベルの難易度でボスを倒すまでは出られないということになる。
梶原さんでさえ22階層で断念したというのに、その一つ上の階層と同レベルの階層を初見突破しなければいけないかもしれないのだ。
状況は非常に厳しい。
とにかく、罠に気を付けて最初の魔物を探してみるか。
ボスを倒す以外でも元の階層に戻れる道があったら元の階層に戻るべきだな。
俺も死ぬか生きるかの状況でエリーさんを守りきれる自信がない。
「そういえば、転移魔法って使えるのかな」
「転移魔法が使えるんですか!?じゃあ……」
俺は転移魔法を試してみる。
だが魔法陣は正しく書いたのに、魔法は一向に発動する気配はなかった。
まるで牛鬼のダンジョンの中のようだ。
デスダンジョンであるあのダンジョンもまた、中では転移魔法が使えなくなるなんらかの仕組みがあった。
これでこの階層がデスダンジョンである可能性は更に高まった。
俺が無言で首を横に振ると、エリーさんは泣きそうな顔になる。
しまったな、転移魔法が使えることは口にするべきじゃなかった。
変な期待を持たせてしまったせいで、ダメだったときの落胆が大きかったのだろう。
「大丈夫、君のことはおっさんが命に代えても地上に帰してみせるよ」
「ありがとうございます、シゲノブさん」
泣きそうになったせいで、少し潤んだ瞳で俺を見上げるエリーさん。
少しドキリとした。
ポニーテールの茶髪がサラリと揺れ、むき出しのうなじがおっさんの心をくすぐる。
いやいや、こんな年下の女の子にドキドキするなんてちょっと女に飢えすぎているのかもしれない。
「行こうか……」
「はい……」
俺は通路に向かって歩き出すが、後ろをついてくるエリーさんとの距離が心なしか近い気がした。
おっさんの気のせいかもしれないけど。
「そこ、罠があるから気を付けて」
「すごい……。よくわかりますね」
ミルファさんと一緒に迷宮型のダンジョンを踏破した経験のおかげで、俺たちは罠にかかることなく迷宮を進むことができていた。
前を歩いて行ったはずの長道たちは、ちょくちょく罠に引っかかっているようで道しるべのように血痕が残っている。
この様子では相当参っている頃だろう。
だが助けなんかいらないと言ったのは向こうだ。
俺も鬼じゃないので助けてくださいお願いしますと頼むのならば助けてあげないこともない。
長道やそのハーレム要因にこの街で死なれると困る人が大勢いるということもあるし、こちらに余裕がありあちらが素直に助けを求めてきたら多少の手助けはしてもいいと思っているのだ。
まあたぶん死にそうになるまでは素直に助けてくださいとは言わないだろう。
俺たちもこの階層のことがよく分かっていない状況だし、今はただ階層を攻略することに注力すべきかもしれない。
ふいに、俺の鼻が魔物の匂いを捉える。
いや、魔物だけではない。
これは長道たちの匂いだ。
「止まって。どうやらこの先で長道たちが魔物と戦っているらしい」
「どうするんですか?」
「様子を見て魔物の強さとかも観察しておきたいかな」
「わかりました」
長道たちが勝てるくらいの魔物ならこの階層はそこまで警戒する必要はないだろうし、無理そうなら魔物の情報をできるだけ集めたい。
助けてほしいと言われても助けられない場合もある。
すべては魔物の強さ次第だな。
これまで通り、罠に気を付けて戦闘が行われている小部屋に向かう俺とエリーさん。
小部屋に近づくにつれて、剣戟の音が聞こえてくる。
武器と武器を打ち合わせるような音だ。
武器を使うということは亜人型の魔物だろうか。
やがて部屋の内部を目視できる距離になると、魔物の姿がはっきりしてくる。
それはまるで、ドラゴンが2足歩行しているような魔物だった。
爬虫類のような顔に頭の角、ごつごつとしていて太い手足、指先には鋭い爪が生えている。
そんな魔物が、槍を持って長道たちと戦っていた。
「あれは、ドラゴニュート……。そんな……」
「知ってるの?」
「はい。あれはドラゴニュートという魔物で、ドラゴニアのダンジョンの26層で出てくると言われている魔物です。無理ですよ、あんなの……」
26層か。
23層くらいと考えていた階層難易度を上方修正する。
すでに長道たちはボロボロで、立っているのがやっとというありさまだ。
旅の剣士の娘であるアンナは日本刀みたいな曲刀を使って必死にドラゴニュートの身体を斬りつけるが、硬い鱗に阻まれて全くダメージを与えることができないようだ。
他2名のハーレム要因はビビッて完全に委縮してしまっているし、長道は投げ槍を構えて固まっている。
おそらくアンナとの連携を練習していないせいで、いつ投げたらいいのか分からないのだろう。
つまりほとんどアンナ一人でドラゴニュートと戦っている状況のようだ。
ドラゴニュートも本気ではないようで、ニヤニヤと人間らしい表情をその顔に浮かべてアンナを嬲っている。
見たところ、ドラゴニュートの強さはミノタウロスの変異種と同じくらいだろう。
討伐難易度はSランクといったところか。
槍を持っているものの、牛鬼のように巧みさは無い。
ただ振り回しているようなものだ。
だが鱗の硬さが厄介だ。
アンナの持っている曲刀は相当の業物だと思う。
アンナ自身の力量も相当高い。
だというのに、ドラゴニュートの鱗には傷一つ入っていない。
倒すにはそれなりの火力が必要というわけか。
竜騎士の投げ槍なら倒せるのではないかと思うのだが、長道はまだ投げ槍を構えたまま固まっている。
投げようとするたびにアンナがちょろちょろとドラゴニュートの近くをうろつくせいだ。
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