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「萌衣、何かあったらいつでもお父さんとお母さんを頼りなさいね。」
「たまには2人の元気な顔を見せにきなさい。」
あれから4年。
託児所に空きが出たこともあり海樹の預け先が決まったことから、私は海樹を連れて家を出ることに決めた。
ただ…心配なのは新しい地が以前私の暮らしていた街だということ。
(初瀬さんまだあの街に住んでいるのかな?)
引っ越し先に向かう道中そんなことを考える。
彼とはあの一夜以降連絡をとっていないし、連絡先も機種を変えたので残っていない。
それに親友の琴葉ともあれから連絡を取れていない。
(琴葉きっと怒ってるよね…それとも私のこと忘れたかな?)
海樹はよく見れば初瀬さんと似ている部分がある。
初瀬さんのことを知ってる人なら気づいてしまうかもしれない。
今更初瀬さんに向かってこの子はあなたの子だなんていうつもりもない。
私はただ2人で平凡な生活を送りたいだけ。
(何があっても海樹は私が守るから。)
私はそばで寝ている海樹の頭をそっと撫でたのだった。
「たまには2人の元気な顔を見せにきなさい。」
あれから4年。
託児所に空きが出たこともあり海樹の預け先が決まったことから、私は海樹を連れて家を出ることに決めた。
ただ…心配なのは新しい地が以前私の暮らしていた街だということ。
(初瀬さんまだあの街に住んでいるのかな?)
引っ越し先に向かう道中そんなことを考える。
彼とはあの一夜以降連絡をとっていないし、連絡先も機種を変えたので残っていない。
それに親友の琴葉ともあれから連絡を取れていない。
(琴葉きっと怒ってるよね…それとも私のこと忘れたかな?)
海樹はよく見れば初瀬さんと似ている部分がある。
初瀬さんのことを知ってる人なら気づいてしまうかもしれない。
今更初瀬さんに向かってこの子はあなたの子だなんていうつもりもない。
私はただ2人で平凡な生活を送りたいだけ。
(何があっても海樹は私が守るから。)
私はそばで寝ている海樹の頭をそっと撫でたのだった。
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