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お題:あつすぎるぜ~
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『あつすぎた日のわたし』
あつい。
あつすぎる。
ただ立っているだけなのに汗をかく。
それでも出かけなきゃいけないから駅へ向かう。
首に冷たい輪っかをつけて、小さな扇風機でからだを冷やす。
いくらあつさ対策をしても、私は溶けてなくなるのかってくらい、だらだらと汗をかく。
熱中症が怖いから塩飴を舐める。
倒れたくないから、水をガブガブ飲む。
気がつけばお腹が水でたぽたぽになっている。
だけど、お腹はすく。
家から持ってきた水筒の中身は空っぽ。
コンビニで買ったペットボトルも飲み終えた。
不思議だ。
こんなにからだのなかに詰め込んでも、お腹がすく。
「よし、今日の夕食は素麺だ!」
あつすぎる日の食べ物といえば素麺だろう。
だが、もうお盆も終わる。
そろそろ普通に食べるのも飽きてきた。
「たしか冷蔵庫に使いかけの練りごまがあったはず」
帰宅した私は手洗いうがいをすませた後にすぐさま冷蔵庫へ。
練りごまがあることを確認する。
「あとはこんなときのために作りおいているお出汁と豆乳を混ぜてっと」
私は練りごまと出汁と豆乳をボールに入れて混ぜると、しょうゆと砂糖で味を整えた。
「完璧! あとはこれを冷蔵庫で冷やしてっと。その間にぱぱっとシャワーを浴びてしまおう」
べたつく汗をさっぱりと流したあと、私は再び冷蔵庫の前へ。
野菜室からトマトときゅうりの夏野菜コンビを取り出して包丁で切る。
「あ、豚肉もあるじゃん。これはしゃぶしゃぶしよう」
鍋に水を入れて沸騰させ、豚肉をしゃぶしゃぶさせる。
火が通ったらすぐに氷水にくぐらせる。
しっかりと水気を切ったら準備完了。
「よし。あとは素麺をゆでるだけだ」
お中元でいただいた桐箱に入った素麺。
まだまだ、まだまだまだまだ終わらない。
ゆであがって冷やした素麺を深いお皿に入れる。
そこへ冷蔵庫で冷やした豆乳ごま汁をかけて、豚肉と野菜を乗せてあげれば完成。
そうめんつゆで食べるのが一般的なのだろうけど、たまにはこんな素麺の食べ方をしてもいいよね。
あつい。
あつすぎる。
ただ立っているだけなのに汗をかく。
それでも出かけなきゃいけないから駅へ向かう。
首に冷たい輪っかをつけて、小さな扇風機でからだを冷やす。
いくらあつさ対策をしても、私は溶けてなくなるのかってくらい、だらだらと汗をかく。
熱中症が怖いから塩飴を舐める。
倒れたくないから、水をガブガブ飲む。
気がつけばお腹が水でたぽたぽになっている。
だけど、お腹はすく。
家から持ってきた水筒の中身は空っぽ。
コンビニで買ったペットボトルも飲み終えた。
不思議だ。
こんなにからだのなかに詰め込んでも、お腹がすく。
「よし、今日の夕食は素麺だ!」
あつすぎる日の食べ物といえば素麺だろう。
だが、もうお盆も終わる。
そろそろ普通に食べるのも飽きてきた。
「たしか冷蔵庫に使いかけの練りごまがあったはず」
帰宅した私は手洗いうがいをすませた後にすぐさま冷蔵庫へ。
練りごまがあることを確認する。
「あとはこんなときのために作りおいているお出汁と豆乳を混ぜてっと」
私は練りごまと出汁と豆乳をボールに入れて混ぜると、しょうゆと砂糖で味を整えた。
「完璧! あとはこれを冷蔵庫で冷やしてっと。その間にぱぱっとシャワーを浴びてしまおう」
べたつく汗をさっぱりと流したあと、私は再び冷蔵庫の前へ。
野菜室からトマトときゅうりの夏野菜コンビを取り出して包丁で切る。
「あ、豚肉もあるじゃん。これはしゃぶしゃぶしよう」
鍋に水を入れて沸騰させ、豚肉をしゃぶしゃぶさせる。
火が通ったらすぐに氷水にくぐらせる。
しっかりと水気を切ったら準備完了。
「よし。あとは素麺をゆでるだけだ」
お中元でいただいた桐箱に入った素麺。
まだまだ、まだまだまだまだ終わらない。
ゆであがって冷やした素麺を深いお皿に入れる。
そこへ冷蔵庫で冷やした豆乳ごま汁をかけて、豚肉と野菜を乗せてあげれば完成。
そうめんつゆで食べるのが一般的なのだろうけど、たまにはこんな素麺の食べ方をしてもいいよね。
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