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2章 首都東京都奪還編
無傷
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「ねえ君、いつまで逃げるつもりなんだい?」
僕から逃げるエイリアンにそう問いながら追う速度をさらに上げ、エイリアンの前に回り込む。
「てか君まあまあ足早いね、並のエイリアンじゃあ普通僕にすぐ追いつかれて腑(はらわた)貫かれて死んでるはずなんだけど…君、何者?」
伝わんないだろうとは思いつつ、僕はエイリアンにそう呟いた。
「お前が永井昭斗か?」
「!?…そうだけど、へえ~、話せるんだ、日本語」
「…噂通り、自信家で惨忍な思想を持った人間だな、お前のような殺戮者が元オリンピックの選手とは思えねえ」
突如エイリアンが日本語で言語を発した、あまりの出来事に僕の中では驚きとおもしろさが並行に作用した。
「君、おもしろいエイリアンだね、日本語が話せる上に僕のことを詳しく知っているみたいだしね」
「敵のことを知るのは基本中の基本だ、とは言っても本当はお前との戦闘は避けたかったんだがな」
「いいじゃない避けなくたって、僕は今体がみなぎってるからさ、それに、君は他の雑魚エイリアンとは違うようだし、白いマントを纏ってるから…少将か中将のどっちかな、まだ少将と中将の違いがわからないからさ」
話しながら少しずつエイリアンに近づく、エイリアンの動きに警戒しつつ、いつでも攻撃できる態勢に入る。
「そろそろさ、僕と殺り合わない?体がうずうずして我慢できないんだけど」
「ああ、俺も一人の軍人としての責務を果たさなければいけないからな」
僕は槍を持ってエイリアンに襲い掛かった、だがエイリアンの方は微動だにせず、僕が来るのを待っているかのように突っ立っている。
「ん?」
エイリアンから約2メートル離れた地点を踏み込んだ瞬間、僕はそこの地面が妙に柔らかいことに違和感を感じた、まるで一度そこが掘らたかのように。
「まさか…」
すぐにそこから離れると同時に僕のいた所が噴火のごとく爆発し、クレーターが生じていた。
「やっぱり、地雷が仕掛けられていたんだね、しかも…自衛隊が保有してる地雷よりも威力が桁違いだ」
「普通にお前と殺り合っても勝てねえからな、だからお前をここ地雷源一帯まで誘い込んだ、さすがのお前でもどこにあるかもわからない地雷を避けながら俺を倒すのも容易でないだろう、ついでに俺は地雷の場所を熟知しているがな」
この僕がまさかこんな罠に引っ掛かるなんてね、最近緩い戦いしかしてないせいかな、どうやらこのエイリアンを舐めすぎていたみたいだ。
「まんまと罠にはまった僕が言うのもあれだけど、これでよくうまく僕をここまで誘導できたね、できなかったらどうするつもりだったの?」
「まあそうだな、お前の言うようにこの作戦がうまくいかなかったら俺たちは間違いなく100%負けるだろうな、この戦いに勝つにはまずお前たちの戦力を分散する必要があったからな」
僕の質問にエイリアンは淡々と答える。
「お前の性格上、目に入るエイリアンには容赦なく殺す習性を持っている、だからあえてそれを利用させてもらった」
「なるほど、たしかに僕はエイリアンを見つけたらすぐ追うからね、まさか君を追ってた僕の方が不利になるとは思わなかったよ」
さーって、この場をどうやって乗り越えるかを考えるか、僕の周りには地雷が、そしてその地雷の場所を把握しているエイリアンが目の前にいる。
「フッ…」
「笑っている?…何がおかしい?」
エイリアンの問いに僕は笑みを浮かべながら答える。
「君の目的は戦力の分散、なら真白ちゃんと綾城ちゃんと再度合流すれば君にとっては都合が悪いってことでしょ、一度通った所なら地雷は確実にないから避けるのも簡単だ」
僕はすぐに自分が一度通った道でこの場から離れるのを試みた。
おそらく今この地帯にいるエイリアンは彼1体だけではないだろう、戦力分散が狙いだというなら、すでに今頃、真白ちゃんと綾城ちゃんは別のエイリアンと交戦している可能性がある。
「僕の相手はエイリアン1体だけ、舐められたもんだと言いたいところだけど、この僕をはめたことに関しては君を評価するよ」
一度通った進路を戻って合流しに行こうとしたその時、踏み込んだ地面が突如膨張し始めた。
「あれ?……」
異変に気づいた時にはもう遅かった、膨張した地面が爆発し、爆発から生じた爆風に巻き込まれた。
俺と部下らが仕掛けた地雷に掛かったようだ、あの地雷は俺の遠隔操作で起爆のオンオフができる仕組みであり、ついでにその地雷は地中でも移動が可能だ、これはまだ人間側には知られていない兵器でもある、本当であればまだ使用は控えたかったがやむをえまい。
「これでも永井昭斗が無事であったとしても重傷は免れないだろう」
しかし念のため、一応所持していた小型銃で煙が上がっている方向に掃射する、何発か撃ったが反応はない。
「もう死んでいるのか?それとも…当たってすらいないのか?」
煙がやみ始め、俺は恐る恐る爆発地に接近していく、くたばってくれることを願ったが、その思いは早くも裏切られた。
「死体が…ない!?」
地雷の威力が強いとは言っても永井の遺体の欠損部位の一つや二つあるはずだ、だが、どこを見渡してもそれらしき物が見当らない。
「奴は確かに爆発に巻き込まれたはずだ、なのに…なぜ?」
それよりもまず、永井を見失ったのが最大のミスだ、すでに真白、綾城の所に向かった可能性もあるが油断はできない。
「一体どこに……」
その瞬間、突如後ろからただならぬ気配を感じ、後ろを振り返る。
後ろには槍で俺の首を斬る寸前にまで来た永井昭斗がいた、俺は咄嗟に首に触れる寸前にあった槍の刃先を躱す。
俺はすぐに後退し、永井昭斗と距離を取る。
「お前…生きてたのか、しぶとい奴だな」
永井が笑みを浮かべながら俺に近づく。
「あの地雷程度で、僕に傷一つ負わせられるとでも思った?」
「なに!?」
馬鹿な、ありえない、いくら永井が化物級の強さを誇ったとしても所詮は人間、地雷をまともに食らえば普通即死だ、仮に運良く即死を免れたとしても重傷は必ず負う、本当に奴は人間なのか、それすらも俺は疑ってしまう。
「なぜだ…なぜお前は無事なんだ!?」
俺の疑問に対し永井は答える。
「んー…僕が普通の人よりちょっと身体が丈夫なのもあるけど、まあ僕の場合、地雷が起爆する瞬間、僕もあえて爆発と同時に吹っ飛んだだけだよ、上手く言えないけどその…どう表現すればいいかな」
永井が首を傾げながら説明する言葉を考えている。
「例えば、僕と爆発で生じた爆風とが一体化したみたいな感じだよ、爆風に耐えるんじゃなくて、僕自身も一緒に吹っ飛ぶ感じ、あと地雷の破片とかも飛んできたから、それも避けながらね」
こいつは言ってることが現実的でなく、嘘を言っているようにしか思えなかった、だが、現にこうして永井が無事であることが事実だ。
「あれ、僕自身無傷かと思ったけど、あちこちちょっと火傷してるね、それに服も焼けて破れちゃってる箇所もあるし、この服動きやすくて結構気に入ってたけどなあ、まあ片山ちゃんに頼めば予備貰えるからいっか」
永井がぺらぺらと語りながら一歩一歩俺に近づいて来る、奴の目はすでに俺を獲物として捉えているかのようであった。
「この程度の火傷なら、戦闘に支障はないね、じゃあさっそくここから本番…始めようか」
内心俺は永井に勝つビジョンが浮かばなかった、こんな人間なのかも疑う化け物を相手にしたくもない、だが俺にも、多少のプライドがあるのだ、奴を倒せなくともせめて再起不能に陥るダメージを与えなくては。
「俺は覚悟を決めた、死ぬ覚悟をな、俺と戦ったことを必ず後悔させてやる」
俺がそう言うと、永井がまたも不気味な笑みを浮かべる。
「ああ…そうそうそれだよ、僕に向けたその殺気、ゾクゾクするよ」
永井は槍の刃先を俺の方に向ける、俺が先に先手を打とうとした次の瞬間、いつの間にか俺の目の前にはすでに永井が間合いに入り込んでいた。
「ねえ、せっかくだから、名前、教えてよ」
振るって来た槍を俺は瞬時に躱す。
「名前?俺はウォルト・ドゥメルー、階級は中将だ」
名を名乗ると、永井は満面の笑顔で俺に言った。
「この僕を存分に楽しませてよ、ウォルトちゃん」
俺にそう言った時の永井の眼は不気味なほどに黒曜石の如く光り輝いていた。
僕から逃げるエイリアンにそう問いながら追う速度をさらに上げ、エイリアンの前に回り込む。
「てか君まあまあ足早いね、並のエイリアンじゃあ普通僕にすぐ追いつかれて腑(はらわた)貫かれて死んでるはずなんだけど…君、何者?」
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話しながら少しずつエイリアンに近づく、エイリアンの動きに警戒しつつ、いつでも攻撃できる態勢に入る。
「そろそろさ、僕と殺り合わない?体がうずうずして我慢できないんだけど」
「ああ、俺も一人の軍人としての責務を果たさなければいけないからな」
僕は槍を持ってエイリアンに襲い掛かった、だがエイリアンの方は微動だにせず、僕が来るのを待っているかのように突っ立っている。
「ん?」
エイリアンから約2メートル離れた地点を踏み込んだ瞬間、僕はそこの地面が妙に柔らかいことに違和感を感じた、まるで一度そこが掘らたかのように。
「まさか…」
すぐにそこから離れると同時に僕のいた所が噴火のごとく爆発し、クレーターが生じていた。
「やっぱり、地雷が仕掛けられていたんだね、しかも…自衛隊が保有してる地雷よりも威力が桁違いだ」
「普通にお前と殺り合っても勝てねえからな、だからお前をここ地雷源一帯まで誘い込んだ、さすがのお前でもどこにあるかもわからない地雷を避けながら俺を倒すのも容易でないだろう、ついでに俺は地雷の場所を熟知しているがな」
この僕がまさかこんな罠に引っ掛かるなんてね、最近緩い戦いしかしてないせいかな、どうやらこのエイリアンを舐めすぎていたみたいだ。
「まんまと罠にはまった僕が言うのもあれだけど、これでよくうまく僕をここまで誘導できたね、できなかったらどうするつもりだったの?」
「まあそうだな、お前の言うようにこの作戦がうまくいかなかったら俺たちは間違いなく100%負けるだろうな、この戦いに勝つにはまずお前たちの戦力を分散する必要があったからな」
僕の質問にエイリアンは淡々と答える。
「お前の性格上、目に入るエイリアンには容赦なく殺す習性を持っている、だからあえてそれを利用させてもらった」
「なるほど、たしかに僕はエイリアンを見つけたらすぐ追うからね、まさか君を追ってた僕の方が不利になるとは思わなかったよ」
さーって、この場をどうやって乗り越えるかを考えるか、僕の周りには地雷が、そしてその地雷の場所を把握しているエイリアンが目の前にいる。
「フッ…」
「笑っている?…何がおかしい?」
エイリアンの問いに僕は笑みを浮かべながら答える。
「君の目的は戦力の分散、なら真白ちゃんと綾城ちゃんと再度合流すれば君にとっては都合が悪いってことでしょ、一度通った所なら地雷は確実にないから避けるのも簡単だ」
僕はすぐに自分が一度通った道でこの場から離れるのを試みた。
おそらく今この地帯にいるエイリアンは彼1体だけではないだろう、戦力分散が狙いだというなら、すでに今頃、真白ちゃんと綾城ちゃんは別のエイリアンと交戦している可能性がある。
「僕の相手はエイリアン1体だけ、舐められたもんだと言いたいところだけど、この僕をはめたことに関しては君を評価するよ」
一度通った進路を戻って合流しに行こうとしたその時、踏み込んだ地面が突如膨張し始めた。
「あれ?……」
異変に気づいた時にはもう遅かった、膨張した地面が爆発し、爆発から生じた爆風に巻き込まれた。
俺と部下らが仕掛けた地雷に掛かったようだ、あの地雷は俺の遠隔操作で起爆のオンオフができる仕組みであり、ついでにその地雷は地中でも移動が可能だ、これはまだ人間側には知られていない兵器でもある、本当であればまだ使用は控えたかったがやむをえまい。
「これでも永井昭斗が無事であったとしても重傷は免れないだろう」
しかし念のため、一応所持していた小型銃で煙が上がっている方向に掃射する、何発か撃ったが反応はない。
「もう死んでいるのか?それとも…当たってすらいないのか?」
煙がやみ始め、俺は恐る恐る爆発地に接近していく、くたばってくれることを願ったが、その思いは早くも裏切られた。
「死体が…ない!?」
地雷の威力が強いとは言っても永井の遺体の欠損部位の一つや二つあるはずだ、だが、どこを見渡してもそれらしき物が見当らない。
「奴は確かに爆発に巻き込まれたはずだ、なのに…なぜ?」
それよりもまず、永井を見失ったのが最大のミスだ、すでに真白、綾城の所に向かった可能性もあるが油断はできない。
「一体どこに……」
その瞬間、突如後ろからただならぬ気配を感じ、後ろを振り返る。
後ろには槍で俺の首を斬る寸前にまで来た永井昭斗がいた、俺は咄嗟に首に触れる寸前にあった槍の刃先を躱す。
俺はすぐに後退し、永井昭斗と距離を取る。
「お前…生きてたのか、しぶとい奴だな」
永井が笑みを浮かべながら俺に近づく。
「あの地雷程度で、僕に傷一つ負わせられるとでも思った?」
「なに!?」
馬鹿な、ありえない、いくら永井が化物級の強さを誇ったとしても所詮は人間、地雷をまともに食らえば普通即死だ、仮に運良く即死を免れたとしても重傷は必ず負う、本当に奴は人間なのか、それすらも俺は疑ってしまう。
「なぜだ…なぜお前は無事なんだ!?」
俺の疑問に対し永井は答える。
「んー…僕が普通の人よりちょっと身体が丈夫なのもあるけど、まあ僕の場合、地雷が起爆する瞬間、僕もあえて爆発と同時に吹っ飛んだだけだよ、上手く言えないけどその…どう表現すればいいかな」
永井が首を傾げながら説明する言葉を考えている。
「例えば、僕と爆発で生じた爆風とが一体化したみたいな感じだよ、爆風に耐えるんじゃなくて、僕自身も一緒に吹っ飛ぶ感じ、あと地雷の破片とかも飛んできたから、それも避けながらね」
こいつは言ってることが現実的でなく、嘘を言っているようにしか思えなかった、だが、現にこうして永井が無事であることが事実だ。
「あれ、僕自身無傷かと思ったけど、あちこちちょっと火傷してるね、それに服も焼けて破れちゃってる箇所もあるし、この服動きやすくて結構気に入ってたけどなあ、まあ片山ちゃんに頼めば予備貰えるからいっか」
永井がぺらぺらと語りながら一歩一歩俺に近づいて来る、奴の目はすでに俺を獲物として捉えているかのようであった。
「この程度の火傷なら、戦闘に支障はないね、じゃあさっそくここから本番…始めようか」
内心俺は永井に勝つビジョンが浮かばなかった、こんな人間なのかも疑う化け物を相手にしたくもない、だが俺にも、多少のプライドがあるのだ、奴を倒せなくともせめて再起不能に陥るダメージを与えなくては。
「俺は覚悟を決めた、死ぬ覚悟をな、俺と戦ったことを必ず後悔させてやる」
俺がそう言うと、永井がまたも不気味な笑みを浮かべる。
「ああ…そうそうそれだよ、僕に向けたその殺気、ゾクゾクするよ」
永井は槍の刃先を俺の方に向ける、俺が先に先手を打とうとした次の瞬間、いつの間にか俺の目の前にはすでに永井が間合いに入り込んでいた。
「ねえ、せっかくだから、名前、教えてよ」
振るって来た槍を俺は瞬時に躱す。
「名前?俺はウォルト・ドゥメルー、階級は中将だ」
名を名乗ると、永井は満面の笑顔で俺に言った。
「この僕を存分に楽しませてよ、ウォルトちゃん」
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