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1章 前橋死守編
日本攻略会議
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―旧東京都中央区
今、この第1会議室には私を含み、階級少佐以上の者たちが集まっている。
ここ最近日本の反撃が激しさを増し、領土拡大どころか逆に攻められている状況が続いていた。
日本攻略が滞ってるのも無理もない。
ミナ中佐はまだ来ていないようだった、確認したいことがあると言っていたので、まだその確認が終わっていないのだろう。
そして、この会議室内はなんだかピリピリとした空気が流れていた。
「はあー、なかなかうまくいかないものですねえ…、私の管轄地でも被害に遭いましたよ」
「いやいや、うちもやられましたわ~、人間もなかなかやりますよ」
「それは一部の人間だけですよ、ほんとに人間なんですかね?」
本国の種族たちは冷静そうに雑談をしていたが、内心は焦っているのだろう。
皆がざわざわとした様子を見せるなか、1体のエイリアンが声を上げた。
「静まれ皆の者!そろそろ会議を始める!空いている席に着席しなさい!」
そのエイリアンの一言に会議室内にいる者たちは、すぐさま席についていく。
ちょうどその時、ミナ中佐がここ第1会議室に入ってきたので私はミナ中佐のところに向かい、ミナ中佐の隣に座った。
「間に合ったみたいですね中佐、ところで…その確認したいことって…なんの確認をしていたのですか?」
「んー、まあ…ちょっとね…あとでわかるわ」
ミナ中佐はそう言い、私とミナ中佐はこの会議を取り仕切るエイリアン…エイブラー大将の方に視線を向けた。
「これより、日本攻略会議を始める、その前に…」
会議の開始を宣言したエイブラ―大将は後ろの扉を開け、そこに1体のエイリアンが立っていた。
私を含むそのエイリアンを見た者たち全員が驚き、会議室内がざわついた…ミナ中佐を除いて。
そんななかでも会議を取り仕切るエイリアンは淡々と説明を続ける。
「皆も驚いただろう、アメリカから援軍を連れてちょうど今日ご到着なされた…今回の日本攻略の総司令官かつ総大将を務めていただくことになったジーク・ガーナー大将だ」
私は隣にいた中佐に視線を向けたが、驚いている様子はなかった、まるでジーク大将がこの会議室に来ることを知っていたかのように。
「中佐、もしかしてご存じだったのですか?ジーク大将がここにくることを?」
「そうね、私が確認作業に向かってる時に会ったの」
中佐は会議が始まる前の出来事を説明した。
―20分前
私は一旦バルと別れた後、”日本政府に潜入中の諜報員”に日本の今後の動向を確認しようと向かう途中、曲がり角でジーク・ガーナ―とばったり会った。
「久しぶりだな、ミナよ」
「お…お久しぶりです、先生」
私はジーク・ガーナーと挨拶を交わし、敬礼をする。
「ほう…今は中佐か…、そういえば日本との戦争では苦戦しているようだね」
「はい、実は最近日本が新たに部隊を新設したみたいで、その部隊によって領土を奪還されることが増えました」
「ほう…、その部隊には須藤はいるか?」
「はい、須藤が部隊の筆頭に立っていますが、主にそれぞれの隊員が単独で我々に攻撃を仕掛けています」
「須藤の他にもいるんだな、化け物じみた人間が…」
ジーク・ガーナ―から笑みがこぼれた、まるでその人間と戦うのを楽しみにしているかのように。
「須藤とも久しぶりに戦いたいものだ、もちろん…他の奴らもだ」
「やはり…須藤という人間は強いのですか?」
「ああ…おそらく地球人の中では彼が一番強いだろう…私ともまともに殺り合えたくらいだしな」
ジーク・ガーナ―と話していると、1体のエイリアンがこちらに近づいてきた。
「大将、エイブラー大将が御呼びです」
「そうか…」
ジーク・ガーナ―はそのエイリアンと共にエイブラー大将のところへ向かおうとした。
「では私はここで失礼します」
「ミナ、おそらく日本との戦争、厳しい戦いになる、用心しておけ」
「はい、先生」
ジーク・ガーナーと別れ、私は諜報員から情報を聞きに向かった。
―現在
「これより、日本攻略の作戦を説明する」
本会議を取り仕切るエイブラー大将がこの会議の目的を皆に伝え始めた。
「日本を完全制圧するにはまず、ここ東京に近く、日本にとって重要拠点である前橋を落とす必要がある、そのために我々はある作戦を実行しようと考えている」
今回の作戦内容をヤング中将が説明を始めた。
「前橋を落とすには、まずそこにいる化け物らの戦力を分散する必要がある、特に須藤、あやつがいては前橋の占領が困難だ、奴を前橋から離れさせるためにまず最初に日本の西部と北部から攻撃を仕掛ける」
次にエイブラー大将が説明を始める。
「西部からの攻撃はこの私…エイブラーが指揮する、九州、四国、中国地方に在留する兵と共に日本の管轄地である大阪、京都に攻撃を仕掛ける、すると須藤が大阪、京都にいる自衛隊の援護に向かってくるはずた、大阪か京都どちらかに須藤が現れたことがわかり次第、前橋への大規模な攻撃を開始する」
続いてヤング中将が説明する。
「北部は私が率いる軍と東北在留の兵士と共に新潟を攻撃し、永井をおびき出します、これで前橋にいるのは、神城、加藤、真白のみです」
そしてジーク大将が口を開いた。
「須藤と永井を前橋から離れさせた時、私が率いる軍で前橋を総攻撃するという感じだ、そして、前橋を1ヵ月で落とさねばならない」
ジーク大将の一言に会議室内はざわめいた。
「前橋をひと月でだと!」
「さすがに無理なのでは?」
「でも早くけりをつけた方がいいか」
すると、エイブラー大将が口を開いた。
「残念ながら、前橋をひと月で制圧しなければならない、それ以上かかるとなれば、当分は前橋を落とせないと思った方がいい、その理由を今から説明する、ミナ中佐よ、前へ」
「はい」
ミナ中佐は立ち上がり、壇上へと向かっていく、そして、ミナ中佐は早期決着しなくてはいけない理由を淡々と説明した。
「日本政府に潜入中の諜報員からの情報によりますと、早くて1ヵ月後には我々の脅威となりえる人間が新たに二人釈放されるとのことです」
ミナ中佐の説明に対し、傍聴席から1体のエイリアンが挙手しながら質問してきた。
「その釈放される人間は誰なんだ?」
質問に対し、ミナ中佐が答えた。
「一人は綾城楓という名の女の人間です、過去5年前に旧茨城県水戸市の基地に単独で攻め入り、水戸市在留の兵士らを合計600体を殺害した者です、現在は別件で日本の刑務所に服役しているとのこと、そして、問題なのはもう一人…眼青教から派生したカルト教団の当時教祖だった…明長良介という男です」
その名を出した瞬間、皆がざわつき始めた。
「明長良介ってたしか眼青教の教祖だよな」
「待て待て、あいつたしか日本で死刑判決受けたんじゃなかったっけ?」
「おいこれはまずいぞ!須藤と同等の強さを誇る奴だぞ!奴が釈放されてはたまったもんじゃない!」
会議室内がざわつく中、ヤング中将が皆を静止させる。
「つまりこういうことだ、この二人が釈放される前に前橋を落とさないと今後の日本攻略が難しくなるということだ」
ヤング中将の一言に会議室内は静まる。
たしかに、1ヶ月以内に前橋を落とさなければまたさらに化け物じみた人間が二人加わり、日本攻略が困難になるだろう。
「一刻も早く前橋…そして日本を完全占領し、その先にはびこる中華人民共和国をシベリア在留兵士と共に挟み撃ちにするのだ、日本と中国さえ抑えればもはや地球は我々のもの、以上よりこの作戦を実行しようと思うが…何か異論がある者はいるか?」
エイブラー大将の問いに誰も異論は唱えず、皆この作戦に賛同する頷きをする。
「この作戦の決行は三日後とする!その間に軍備と兵力に備えよ!以上これをもって会議を終了する!」
会議終了の宣言を発すると同時に会議室内にいる者たち全員が立ち上がり、皆拍手喝采をした。
今、この第1会議室には私を含み、階級少佐以上の者たちが集まっている。
ここ最近日本の反撃が激しさを増し、領土拡大どころか逆に攻められている状況が続いていた。
日本攻略が滞ってるのも無理もない。
ミナ中佐はまだ来ていないようだった、確認したいことがあると言っていたので、まだその確認が終わっていないのだろう。
そして、この会議室内はなんだかピリピリとした空気が流れていた。
「はあー、なかなかうまくいかないものですねえ…、私の管轄地でも被害に遭いましたよ」
「いやいや、うちもやられましたわ~、人間もなかなかやりますよ」
「それは一部の人間だけですよ、ほんとに人間なんですかね?」
本国の種族たちは冷静そうに雑談をしていたが、内心は焦っているのだろう。
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「静まれ皆の者!そろそろ会議を始める!空いている席に着席しなさい!」
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ちょうどその時、ミナ中佐がここ第1会議室に入ってきたので私はミナ中佐のところに向かい、ミナ中佐の隣に座った。
「間に合ったみたいですね中佐、ところで…その確認したいことって…なんの確認をしていたのですか?」
「んー、まあ…ちょっとね…あとでわかるわ」
ミナ中佐はそう言い、私とミナ中佐はこの会議を取り仕切るエイリアン…エイブラー大将の方に視線を向けた。
「これより、日本攻略会議を始める、その前に…」
会議の開始を宣言したエイブラ―大将は後ろの扉を開け、そこに1体のエイリアンが立っていた。
私を含むそのエイリアンを見た者たち全員が驚き、会議室内がざわついた…ミナ中佐を除いて。
そんななかでも会議を取り仕切るエイリアンは淡々と説明を続ける。
「皆も驚いただろう、アメリカから援軍を連れてちょうど今日ご到着なされた…今回の日本攻略の総司令官かつ総大将を務めていただくことになったジーク・ガーナー大将だ」
私は隣にいた中佐に視線を向けたが、驚いている様子はなかった、まるでジーク大将がこの会議室に来ることを知っていたかのように。
「中佐、もしかしてご存じだったのですか?ジーク大将がここにくることを?」
「そうね、私が確認作業に向かってる時に会ったの」
中佐は会議が始まる前の出来事を説明した。
―20分前
私は一旦バルと別れた後、”日本政府に潜入中の諜報員”に日本の今後の動向を確認しようと向かう途中、曲がり角でジーク・ガーナ―とばったり会った。
「久しぶりだな、ミナよ」
「お…お久しぶりです、先生」
私はジーク・ガーナーと挨拶を交わし、敬礼をする。
「ほう…今は中佐か…、そういえば日本との戦争では苦戦しているようだね」
「はい、実は最近日本が新たに部隊を新設したみたいで、その部隊によって領土を奪還されることが増えました」
「ほう…、その部隊には須藤はいるか?」
「はい、須藤が部隊の筆頭に立っていますが、主にそれぞれの隊員が単独で我々に攻撃を仕掛けています」
「須藤の他にもいるんだな、化け物じみた人間が…」
ジーク・ガーナ―から笑みがこぼれた、まるでその人間と戦うのを楽しみにしているかのように。
「須藤とも久しぶりに戦いたいものだ、もちろん…他の奴らもだ」
「やはり…須藤という人間は強いのですか?」
「ああ…おそらく地球人の中では彼が一番強いだろう…私ともまともに殺り合えたくらいだしな」
ジーク・ガーナ―と話していると、1体のエイリアンがこちらに近づいてきた。
「大将、エイブラー大将が御呼びです」
「そうか…」
ジーク・ガーナ―はそのエイリアンと共にエイブラー大将のところへ向かおうとした。
「では私はここで失礼します」
「ミナ、おそらく日本との戦争、厳しい戦いになる、用心しておけ」
「はい、先生」
ジーク・ガーナーと別れ、私は諜報員から情報を聞きに向かった。
―現在
「これより、日本攻略の作戦を説明する」
本会議を取り仕切るエイブラー大将がこの会議の目的を皆に伝え始めた。
「日本を完全制圧するにはまず、ここ東京に近く、日本にとって重要拠点である前橋を落とす必要がある、そのために我々はある作戦を実行しようと考えている」
今回の作戦内容をヤング中将が説明を始めた。
「前橋を落とすには、まずそこにいる化け物らの戦力を分散する必要がある、特に須藤、あやつがいては前橋の占領が困難だ、奴を前橋から離れさせるためにまず最初に日本の西部と北部から攻撃を仕掛ける」
次にエイブラー大将が説明を始める。
「西部からの攻撃はこの私…エイブラーが指揮する、九州、四国、中国地方に在留する兵と共に日本の管轄地である大阪、京都に攻撃を仕掛ける、すると須藤が大阪、京都にいる自衛隊の援護に向かってくるはずた、大阪か京都どちらかに須藤が現れたことがわかり次第、前橋への大規模な攻撃を開始する」
続いてヤング中将が説明する。
「北部は私が率いる軍と東北在留の兵士と共に新潟を攻撃し、永井をおびき出します、これで前橋にいるのは、神城、加藤、真白のみです」
そしてジーク大将が口を開いた。
「須藤と永井を前橋から離れさせた時、私が率いる軍で前橋を総攻撃するという感じだ、そして、前橋を1ヵ月で落とさねばならない」
ジーク大将の一言に会議室内はざわめいた。
「前橋をひと月でだと!」
「さすがに無理なのでは?」
「でも早くけりをつけた方がいいか」
すると、エイブラー大将が口を開いた。
「残念ながら、前橋をひと月で制圧しなければならない、それ以上かかるとなれば、当分は前橋を落とせないと思った方がいい、その理由を今から説明する、ミナ中佐よ、前へ」
「はい」
ミナ中佐は立ち上がり、壇上へと向かっていく、そして、ミナ中佐は早期決着しなくてはいけない理由を淡々と説明した。
「日本政府に潜入中の諜報員からの情報によりますと、早くて1ヵ月後には我々の脅威となりえる人間が新たに二人釈放されるとのことです」
ミナ中佐の説明に対し、傍聴席から1体のエイリアンが挙手しながら質問してきた。
「その釈放される人間は誰なんだ?」
質問に対し、ミナ中佐が答えた。
「一人は綾城楓という名の女の人間です、過去5年前に旧茨城県水戸市の基地に単独で攻め入り、水戸市在留の兵士らを合計600体を殺害した者です、現在は別件で日本の刑務所に服役しているとのこと、そして、問題なのはもう一人…眼青教から派生したカルト教団の当時教祖だった…明長良介という男です」
その名を出した瞬間、皆がざわつき始めた。
「明長良介ってたしか眼青教の教祖だよな」
「待て待て、あいつたしか日本で死刑判決受けたんじゃなかったっけ?」
「おいこれはまずいぞ!須藤と同等の強さを誇る奴だぞ!奴が釈放されてはたまったもんじゃない!」
会議室内がざわつく中、ヤング中将が皆を静止させる。
「つまりこういうことだ、この二人が釈放される前に前橋を落とさないと今後の日本攻略が難しくなるということだ」
ヤング中将の一言に会議室内は静まる。
たしかに、1ヶ月以内に前橋を落とさなければまたさらに化け物じみた人間が二人加わり、日本攻略が困難になるだろう。
「一刻も早く前橋…そして日本を完全占領し、その先にはびこる中華人民共和国をシベリア在留兵士と共に挟み撃ちにするのだ、日本と中国さえ抑えればもはや地球は我々のもの、以上よりこの作戦を実行しようと思うが…何か異論がある者はいるか?」
エイブラー大将の問いに誰も異論は唱えず、皆この作戦に賛同する頷きをする。
「この作戦の決行は三日後とする!その間に軍備と兵力に備えよ!以上これをもって会議を終了する!」
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