50 / 86
瀬崎さん~口下手な彼~
12※
しおりを挟む瀬崎さんは鎖骨から耳元へ唇を移動する。
「ベッド、使ってもええか?」
「……はい」
突然私の視界が上に移動し、天井でいっぱいになる。
急いで辺りを見ると彼が靴を脱ぎ、私を軽々と持ち上げて部屋の奥のベッドに連れていっていた。
「瀬崎さんっ! お姫様抱っこしなくても!」
「なんや、腰抜けとったやろ」
言われて私の腰に回された瀬崎さんの腕に支えられていたいつの間にか支えられていたんだと気づく。
腕が全くぶれなかったので体重をかけていたことにすら気づかなかった。
彼はゆっくりと私をベッドの上に下ろす。
丁寧に下ろされた体はいつものマットレスとは違い、雲の上に乗ったように柔らかく感じた。
瀬崎さんはベッドに腰掛ける。
私は起き上がり、横座りになって彼の方に近づく。
彼は私の着ていたニットと中に着ていたキャミソールを一気に脱がす。
黒色のレースのブラジャーにお腹辺りに上がってきていたタイトスカート。
足には薄く肌色が見える黒のタイツを纏っていた。
「綺麗や」
それだけ言うと私に噛みつくようにキスをし、私たちの体はゆっくりとベッドに沈む。
彼の唇が私の首元に寄りる。彼からのキスと吐息が私を甘く蕩けさせる。
「……んっ……あん……」
彼の手が私の乳房に触れる。
ブラジャー越しにゆっくりと揉みしだかれる。
瀬崎さんの見た目からは想像できないような優しい、ソフトな愛撫に身を委ねる。
柔らかく訪れる快感に、眠る前のような――幸せな感覚に陥る。
腰の方に彼の手が行くのがわかって
いつの間にかつぶっていた目を開けると、彼が私のタイツに手をかけていた。
0
お気に入りに追加
46
あなたにおすすめの小説


ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる