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第一部
その4の巻 モンブレン神聖王国のトップ達
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大陸北西部に、この世界でも有数の高さを誇る山脈が連なる山岳地帯がある。年中溶けることのない雪に覆われる地帯も広く、この地に住む人々は主に山羊を飼育したり、僅かながらの平地を耕し生活していた。
その自然厳しい地域を治めるのが、ディーン教を国教とするモンブレン神聖王国である。
今この王国は危機に瀕していた。
この王国は北と西を険しい山脈で閉ざされ、南をエルブレン王国と面し、東を魔族が住む魔の森に面している。
二週間ほど前、この東にある魔の森から突如として二万の魔族の大軍勢が現れたのである。
万難を排し4万の全軍で当たったのだが、自らをハウザーと名乗る魔族の特殊な魔法により本営を奇襲され、主だった将校が打ち取られてしまった。
その中には二人の皇太子や法王、そしてモンブレン王ジルドもいた。
頭を亡くした王国軍は圧倒的な差があったにも関わらず、なすすべもなく蹂躙され敗走した。
この報を王都ミレアで聞いた王女ソフィアは王都の守りを残りの者に任せ、腹心の部下達とわずかな手勢だけで馬を走らせた。
伝承にある魔族を打ち滅ぼすという存在、勇者を召喚するために。
そして、この国の最も北西に位置する場所にある、ディーン教の総本山がある都市、キーシュ。
このキーシュにある大聖堂の地下深くの円卓の間で、いま六人の男女が国の行く末をかける会議を行っていた。
魔族の軍勢が迫って来ている中で……。
「ただの小娘ではないか! 勇者が来るのではなかったのか!」
「落ち着いて下さい、ブッチャ内務卿。姫の御前ですよ」
そう苛立たしげにいいながら、円卓に拳を叩きつけるブッチャ内務卿を、蒼龍騎士団長のクレイはたしなめた。
でっぷり太ったお腹に、ハゲかかった頭、目つきの悪い目の下にクマを作った五十代半ば男はブッチャ内務卿である。
その見るからに悪党面には反し、内政の手腕はもとより知識も豊富で人柄も良く、モンブレン神聖王国には過ぎたる者と各国で噂される人物である。
血を見ると気絶してしまうなど、暴力沙汰になると途端に小心者になってしまうのが玉に瑕ではあるが。
そして、そのブッチャ内務卿を窘めた、青い鎧に身を包んだ銀髪碧眼の美丈夫が、蒼龍騎士団長のクレイである。
貴族出身者で構成される蒼龍騎士団に二十代半ばでついた、若き天才である。
その涼しげな目元や誰にでも優しく接する穏やかな性格もあり、宮廷女性達の人気を一身に集め、宮廷男性人からはモンブレンの天然じごろと呼ばれている。
「それにしても、困りましたなぁ。勇者の剣もぬけない、魔力もない、言葉も話せない。身なりや立ち振舞いから見て、あれはきっと異世界の貴族のお嬢様かなんかですぜい。まあ、いい女なのは確かですけどね。どうなってるんですかねぇ、ダックス司教?」
「で、伝承通りに儀式は進めた! 魔法陣も正しく発動しておった! きっと信仰心の足りぬ不届き者がおったからだ!」
「へーえ、それは俺の事なのかい? 炎龍騎士団長であるこの俺、アルゴル様の事なのかい?」
赤龍騎士団長アルゴルは剃り落した頭に黒い肌、百九十を超える長身を分厚い筋肉で覆った大男である。
孤児院出身で、その剣の腕前だけで三十半ばにして騎士団長にまでなった、まさに武の男であった。
明るく気さくな性格もあり、騎士団内でも良く慕われている。
それと言い合っていたのは、司教服を着た犬のような顔をした男。アルゴルと同じ三十半ばの痩せこけたこの男はダックス司教である。
普段は教会で司教をしているが、それは表の顔で実際は王国の諜報部門の長である。
アルゴルとは犬猿の仲と言われている。
腕を頭の後ろで組み、椅子をグラグラ揺らしながら話すアルゴルと、対面に座るダックス司教の中身の伴わぬ口論は苛烈さをましていっている。
ため息をつきながら、これを止めようとしたクレイだったが、その前に凛とした少女の声が円卓に響いた。
「お止めなさい! 後ろを向く者には明日の太陽は見えません! 今はこれからの事を決める会議ですよ!」
肩下まであるストレートの金髪を、浮き上がらせ立ち上がった美少女は、ソフィア王女だった。
先の戦いで父王や二人の兄を亡くし、いまやモンブレン王族の最後の一人である。
十代半ばの齢のはずだが、その立ち振る舞いからは二十歳を過ぎた大人の貫禄すら見受けられる。
ただ残念なことに、身体付きだけは年相応であったが。
ソフィアがその透き通るような青い瞳で円卓を見渡すと、アルゴルは悪戯が見つかった子供のような、ばつの悪そうな顔を浮かべ、ダックス司教は俯きながら「申し訳ございません」と恐縮した。
その勇ましい姿を見て、この方はだけは必ずお守りせねば、とクレイは改めて決意を胸に秘める。
しかし、今は自分達が死兵となって戦い抜いている間にソフィアを逃がすという事さえも、もはや難しい状況でもある事も分かっていた。
「やはり、こうなっては私が囮になり血路を開き……」
「駄目です! それだけは、駄目です!」
ソフィアの言葉が言い終わらぬ内に、反対の声が上がった。
この声を上げた、二十歳前の赤銅色に短い赤毛の女性は、近衛騎士イザベラである。
イザベラはソフィアより三つ程年上で、幼い頃からの王女付の近衛騎士であった。
イザベラ自身はソフィアを妹のように思っていたが、逆に何かと残念なところがあり、ソフィアには何かと妹のように扱われていた。
「姫様が囮になることなどありません! 我らモンブレン神聖王国の国民全てで戦えば、魔族など恐れるに足りません! ダックス司教、いまこそ聖戦の発動を!」
聖戦とは、モンブレン神聖王国の持つ勇者召喚術と双璧を成す究極魔術である。
この聖戦が発動すれば、全てのディーン教徒には神の祝福が与えられ、その祝福により例え、ただの一般人であろうとも聖騎士に匹敵する力を得る……と云われているだけである。
実はこれが国の対外政策における、壮大なハッタリである事は、モンブレン神聖王国の上層部の人間しか知らない。
この場でいうなら……イザベラだけが知らない。
「ありがとう、イザベラ。でも、私は国を治める王女として、決して国民を犠牲を強いる事は出来ないわ」
ソフィアは、興奮して肌を真っ赤にしたイザベラの肩に手を置いて、優しく座らせ頭を撫でた。
それを気持ちよさそうにしながら、感涙の涙があふれないように目を閉じていたので、イザベラは全員の温かい視線には幸いにも気が付かなかった。
(これがモンブレン神聖王国の現トップ達か)
忍者装束に身をつつんだ猿渡一馬は、この会議を上からつぶさに観察していた。
天井に張り付きながら。
もちろん、ただの人間が天井に張り付けるわけはない。
猿渡一馬は、異世界に召喚された勇者である。
そして、勇者である以前に、彼は忍者であった!
《猿渡流忍術 壁蜘蛛!》
説明しよう!
猿渡流忍術 壁蜘蛛とは、天井の材質に合わせて楔やボルトを打ち込み、それと身体をロープで繋ぎ、あたかも天井に張り付いているように宙吊りになることである。
ロッククライマーも使う、ポピュラーな忍術の一つ。
ちなみに、一馬の忍者装束はロッククライミングで使われるハーネスの機能も追加した特別製である。
猿渡流当主 猿渡厳三の一言
「忍術は技術!」
会議はもう意見が出尽くしたのか、沈黙が支配していた。全員の沈鬱な表情が、会議の結果をものがたっている。
(このタイミングだな。さて、異世界の人間とのファーストコンタクト。気張れよ、俺。綾様を守るんだ!)
息を深く吸い込んだ一馬は、楔からロープを外し、円卓の中央に舞い降りた。
その自然厳しい地域を治めるのが、ディーン教を国教とするモンブレン神聖王国である。
今この王国は危機に瀕していた。
この王国は北と西を険しい山脈で閉ざされ、南をエルブレン王国と面し、東を魔族が住む魔の森に面している。
二週間ほど前、この東にある魔の森から突如として二万の魔族の大軍勢が現れたのである。
万難を排し4万の全軍で当たったのだが、自らをハウザーと名乗る魔族の特殊な魔法により本営を奇襲され、主だった将校が打ち取られてしまった。
その中には二人の皇太子や法王、そしてモンブレン王ジルドもいた。
頭を亡くした王国軍は圧倒的な差があったにも関わらず、なすすべもなく蹂躙され敗走した。
この報を王都ミレアで聞いた王女ソフィアは王都の守りを残りの者に任せ、腹心の部下達とわずかな手勢だけで馬を走らせた。
伝承にある魔族を打ち滅ぼすという存在、勇者を召喚するために。
そして、この国の最も北西に位置する場所にある、ディーン教の総本山がある都市、キーシュ。
このキーシュにある大聖堂の地下深くの円卓の間で、いま六人の男女が国の行く末をかける会議を行っていた。
魔族の軍勢が迫って来ている中で……。
「ただの小娘ではないか! 勇者が来るのではなかったのか!」
「落ち着いて下さい、ブッチャ内務卿。姫の御前ですよ」
そう苛立たしげにいいながら、円卓に拳を叩きつけるブッチャ内務卿を、蒼龍騎士団長のクレイはたしなめた。
でっぷり太ったお腹に、ハゲかかった頭、目つきの悪い目の下にクマを作った五十代半ば男はブッチャ内務卿である。
その見るからに悪党面には反し、内政の手腕はもとより知識も豊富で人柄も良く、モンブレン神聖王国には過ぎたる者と各国で噂される人物である。
血を見ると気絶してしまうなど、暴力沙汰になると途端に小心者になってしまうのが玉に瑕ではあるが。
そして、そのブッチャ内務卿を窘めた、青い鎧に身を包んだ銀髪碧眼の美丈夫が、蒼龍騎士団長のクレイである。
貴族出身者で構成される蒼龍騎士団に二十代半ばでついた、若き天才である。
その涼しげな目元や誰にでも優しく接する穏やかな性格もあり、宮廷女性達の人気を一身に集め、宮廷男性人からはモンブレンの天然じごろと呼ばれている。
「それにしても、困りましたなぁ。勇者の剣もぬけない、魔力もない、言葉も話せない。身なりや立ち振舞いから見て、あれはきっと異世界の貴族のお嬢様かなんかですぜい。まあ、いい女なのは確かですけどね。どうなってるんですかねぇ、ダックス司教?」
「で、伝承通りに儀式は進めた! 魔法陣も正しく発動しておった! きっと信仰心の足りぬ不届き者がおったからだ!」
「へーえ、それは俺の事なのかい? 炎龍騎士団長であるこの俺、アルゴル様の事なのかい?」
赤龍騎士団長アルゴルは剃り落した頭に黒い肌、百九十を超える長身を分厚い筋肉で覆った大男である。
孤児院出身で、その剣の腕前だけで三十半ばにして騎士団長にまでなった、まさに武の男であった。
明るく気さくな性格もあり、騎士団内でも良く慕われている。
それと言い合っていたのは、司教服を着た犬のような顔をした男。アルゴルと同じ三十半ばの痩せこけたこの男はダックス司教である。
普段は教会で司教をしているが、それは表の顔で実際は王国の諜報部門の長である。
アルゴルとは犬猿の仲と言われている。
腕を頭の後ろで組み、椅子をグラグラ揺らしながら話すアルゴルと、対面に座るダックス司教の中身の伴わぬ口論は苛烈さをましていっている。
ため息をつきながら、これを止めようとしたクレイだったが、その前に凛とした少女の声が円卓に響いた。
「お止めなさい! 後ろを向く者には明日の太陽は見えません! 今はこれからの事を決める会議ですよ!」
肩下まであるストレートの金髪を、浮き上がらせ立ち上がった美少女は、ソフィア王女だった。
先の戦いで父王や二人の兄を亡くし、いまやモンブレン王族の最後の一人である。
十代半ばの齢のはずだが、その立ち振る舞いからは二十歳を過ぎた大人の貫禄すら見受けられる。
ただ残念なことに、身体付きだけは年相応であったが。
ソフィアがその透き通るような青い瞳で円卓を見渡すと、アルゴルは悪戯が見つかった子供のような、ばつの悪そうな顔を浮かべ、ダックス司教は俯きながら「申し訳ございません」と恐縮した。
その勇ましい姿を見て、この方はだけは必ずお守りせねば、とクレイは改めて決意を胸に秘める。
しかし、今は自分達が死兵となって戦い抜いている間にソフィアを逃がすという事さえも、もはや難しい状況でもある事も分かっていた。
「やはり、こうなっては私が囮になり血路を開き……」
「駄目です! それだけは、駄目です!」
ソフィアの言葉が言い終わらぬ内に、反対の声が上がった。
この声を上げた、二十歳前の赤銅色に短い赤毛の女性は、近衛騎士イザベラである。
イザベラはソフィアより三つ程年上で、幼い頃からの王女付の近衛騎士であった。
イザベラ自身はソフィアを妹のように思っていたが、逆に何かと残念なところがあり、ソフィアには何かと妹のように扱われていた。
「姫様が囮になることなどありません! 我らモンブレン神聖王国の国民全てで戦えば、魔族など恐れるに足りません! ダックス司教、いまこそ聖戦の発動を!」
聖戦とは、モンブレン神聖王国の持つ勇者召喚術と双璧を成す究極魔術である。
この聖戦が発動すれば、全てのディーン教徒には神の祝福が与えられ、その祝福により例え、ただの一般人であろうとも聖騎士に匹敵する力を得る……と云われているだけである。
実はこれが国の対外政策における、壮大なハッタリである事は、モンブレン神聖王国の上層部の人間しか知らない。
この場でいうなら……イザベラだけが知らない。
「ありがとう、イザベラ。でも、私は国を治める王女として、決して国民を犠牲を強いる事は出来ないわ」
ソフィアは、興奮して肌を真っ赤にしたイザベラの肩に手を置いて、優しく座らせ頭を撫でた。
それを気持ちよさそうにしながら、感涙の涙があふれないように目を閉じていたので、イザベラは全員の温かい視線には幸いにも気が付かなかった。
(これがモンブレン神聖王国の現トップ達か)
忍者装束に身をつつんだ猿渡一馬は、この会議を上からつぶさに観察していた。
天井に張り付きながら。
もちろん、ただの人間が天井に張り付けるわけはない。
猿渡一馬は、異世界に召喚された勇者である。
そして、勇者である以前に、彼は忍者であった!
《猿渡流忍術 壁蜘蛛!》
説明しよう!
猿渡流忍術 壁蜘蛛とは、天井の材質に合わせて楔やボルトを打ち込み、それと身体をロープで繋ぎ、あたかも天井に張り付いているように宙吊りになることである。
ロッククライマーも使う、ポピュラーな忍術の一つ。
ちなみに、一馬の忍者装束はロッククライミングで使われるハーネスの機能も追加した特別製である。
猿渡流当主 猿渡厳三の一言
「忍術は技術!」
会議はもう意見が出尽くしたのか、沈黙が支配していた。全員の沈鬱な表情が、会議の結果をものがたっている。
(このタイミングだな。さて、異世界の人間とのファーストコンタクト。気張れよ、俺。綾様を守るんだ!)
息を深く吸い込んだ一馬は、楔からロープを外し、円卓の中央に舞い降りた。
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